■ 記事概要
▼ 各種データ
スキル:
追加サブクラス2(各17スキル)、既存上級8クラスへの追加スキル各8種、
コンボスキルのルール及びコンボスキル38種、ギルドスキルへの追加スキル17種
マジックアイテム:
装備レベル7〜29。武器71種、頭部防具9種、胴部防具6種、盾6種、装身具12種、銃用の弾丸1種、
騎乗生物2種(飛行状態になる騎竜と物理防御力が上がる人工馬)
エネミーデータ:
追加エネミー35種(20〜42レベル)、エネミー特殊能力17種
その他:
追加出自表、境遇表、運命表、サンプルキャラクター5種、シナリオ2種、高レベル用ゲームマスターガイド、他
スキル系の詳細は後述します。
■ 追加上級サポートクラス
上級サポートクラスとは、10レベル以上のキャラクターがサポートクラスとして使用できるクラスです。
使用可能レベル制限を除いて、扱いは他のサポートクラスと同じです。尚、自動取得スキルはありません。
ドラグーン
● 戦闘力が大幅アップ!戦士も魔術師もよっといで
クラス修正値:筋力・知力・精神+1
HP・MP上昇値:HP/MP共に+2
攻撃力に防御力、回避力上昇の他、武器に属性付与をするスキルなど数多くの補助系スキルを持つクラス。
マイナーアクションで使用するスキルが多いのが特徴で、ウォーロードの《ファストセット》、ソーサラーの《ランニングセット》との
相性が最高クラスに良いです。
知力で器用の代わりに命中判定する《バトルブレイン》があり、効果対象が武器攻撃全般ですので、
《ボウマスタリー》《ダブルショット》を取るだけで今日から弓使いに転身できます。
MP消費も激しいことから、個人的にはソーサラーとの相性が良いように思えます。
以下、特に便利だと思えるスキルのみピックアップします。
◆マルチダメージ強化系
▼ エンハンスブレス
効果:マイナーで使用、武器に取得時に選択した属性を付与。1シーン持続。
備考:幾つかのスキルの使用前提スキル。またドラグーンは属性が鍵なので、このスキル自体も重要です。
▼ チェンジファング
効果:マイナーで使用、あらゆるダメージに+[SL×3]。1シーン持続。クリンナップにMP8消費。
備考:幾つかのスキルの使用前提スキル。わりとMPがバカになりません。魔術師向け?
▼ エレメンタルパワー
効果:取得時に指定した属性ダメージに+[SL×3]する。パッシヴ。
前提:《チェンジファング》使用中のみ使用可能。
備考:チェンジファングと併せて考えれば、最高でダメージ+30。インフレ気味?
▼ ドラゴンバスター
効果:「竜、妖魔、魔族」に対する命中判定に+1D6し、さらに与えるダメージに+[SL×3]する。パッシヴ。
備考:妖魔・魔族は敵としての出現頻度が高い(公式シナリオでは特に)ので、命中+1Dのために1レベルだけ取得しておくと便利です。
◆魔術攻撃強化系
▼ アーティラリィマジック
効果:マイナーで使用、続く魔術ダメージに+[装備した武器の攻撃力]する。
前提:装備している武器の射程内でのみ有効。《エンハンスブレス》使用中のみ使用可能。
備考:その武器を持つことさえ出来ればダメージアップの不思議スキル。イメージとしては武器と魔術の一人同時攻撃?
◆武器攻撃強化系
▼ ドラゴンファクター
効果:《フレイムロード》他3種が武器攻撃にも適用できるようになる。パッシヴ。
備考:《アーティラリィマジック》とは逆に、こちらは武器攻撃強化系です。
▼ レジェンド
効果:プリプレイ時に使用、選択した武器の攻撃力に+[SL×2]。その武器は自分専用になる。
備考:《フルスィング》と併用すればさらに強力です。
◆防御・回避系
▼ チェンジスケイル
効果:マイナーで使用、物理・魔法防御力に+[SL×3]。1シーン持続。クリンナップにMP8消費。
備考:チェンジファング同様、幾つかのスキルの使用前提スキル。MPがガリガリ減るので、やはり魔術師向けでしょうか。
▼ スピリットリンク
効果:HPダメージを受けた際、HPの代わりにMPを消費する。
前提:《チェンジスケイル》使用中のみ使用可能。
備考:命名マナシールド。MPが消費される代わりに「HPダメージは0となる」ので、バッドステータス対策にも活用できます。
▼ イモータルブラッド
効果:即座に戦闘不能を回復する。フェイト3点消費。1シナリオ1回のみ。
備考:言うなればガーディアンの下位ですが、状況次第では面白い使い方が出来るかも。
▼ グラスホップ
効果:マイナーで使用、回避に+1D6する。1シーン持続。
備考:回避系待望の+1Dスキル。回避系キャラは是非とも抑えておきましょう。
◆その他便利系
▼ バトルブレイン
効果:命中判定を器用ではなく知力で行う。パッシヴ。
備考:魔術師が「今日から武器攻撃系」になれる素敵スキル。ドラグーンが魔術師向きに見える要素のひとつです。
▼ エイルフォーム
効果:マイナーで使用、飛行状態になり、あらゆる命中判定に+[SL+1]。1シーン持続。
前提:《エンハンスブレス》使用中のみ使用可能。
備考:ニンジャの《スタントフライング》の強化版、といったところ。1レベル取得が基本でしょうか。
■ 上級クラス追加スキル
以下、上級クラスに追加されたスキルです。各クラスごとに8個ずつの追加ですが、特に目立つものをピックアップしていきます。
ウォーロード
● 両手武器ウォーロードにも遂にメリットが!
▼ ストラグルスラッシュ
効果:メジャーで使用、白兵攻撃を2回行う。1回目が命中しなければ2回目の攻撃は行えず、また2回目の攻撃はダメージに+[SL+2]D6する。
前提:「装備部位:両手」の武器でのみ使用可能。
備考:《クロススラッシュ》の変形版。ウォーロードの攻撃を回避するような敵が珍しい環境では《クロススラッシュ》の上位といえます。
▼ バーストスラッシュ
効果:武器攻撃の命中判定でクリティカルした場合、物理・魔法防御力を0としてダメージを算出。パッシヴ。
前提:「装備部位:両手」の武器でのみ使用可能。
備考:元々クリティカルが発生しやすいウォーロード。ダメージ種別を選ばない点も含め、非常に強力です。
▼ バトルコンプリート
効果:命中判定の直後に使用し、判定を振り直す。1ラウンドに1回使用可能。
備考:MPがかかりますが、クリティカル率が上がります。前述の《バーストスラッシュ》との相性は言うに及ばず、
《ストライクバック》や《ディフェンスライン》にも活用できます。
▼ メルトダウン
効果:メジャーアクションで使用、対象に武器攻撃を行い、この攻撃に対する対象のリアクションの判定ダイスを2個減少させ、さらに
ダメージが1点でも通れば「放心」を与える。
備考:「回避判定の〜」ではなく「リアクションの判定の〜」がポイント。《ストライクバック》や《ディフェンスライン》対策として、
非常に有効なスキルです。PCデータ型の敵を相手にするおとが多い環境では特に活躍するはずです。
ナイト
● ダメージと防御力がさらに強化! (・・・命中は?)
▼ ヘヴィアタック
効果:マイナーで使用、続く攻撃のダメージに+[使用した武器の重量]する。
前提:「両手剣、斧、槍」の武器でのみ使用可能。
備考:要するにナイト版《ブルヒット》。今後は《ブレイクスラッシュ》との使い分けが基本になりそうです。
▼ フロンタルアサルト
効果:ダメージの直前に使用。1シーンに1回だけ、白兵攻撃のダメージに+5D6する。
備考:プチ・《ヴォルテクスアタック》とでも言うべきスキル。ダンジョンなど、細かい戦闘が複数あるシナリオでの価値が高いです。
▼ パーフェクトシールド
効果:装備した盾の防御力に+[SL×2]する。パッシヴ。
備考:《ハイパーシールド》があれば魔法防御力も上昇します。
▼ インプラグナブル
効果:物理・魔法防御力に常に+[SL×3]する。パッシヴ。
前提:《フォートレス》が5レベルなら取得できる。
備考:ここまでくると、防御無視以外でまともにダメージが通らなくなってきます。逆に防御無視が効果的過ぎて怖いとも言えるのですが・・・
プリースト
● より攻撃的にパワーアップ
▼ トランセンド
効果:自分以外が判定を行った直後に使用し、達成値に+2する。1回の判定に1回、1シーンに[SL+1]回まで使用できる。
備考:回避など、目標値の判っている判定全般の成功率が上がるスキル。バランスの取れたシナリオ等での活躍頻度が上がります。
▼ ポストヘイスト
効果:《ヘイスト》を使用する際に宣言し、《ヘイスト》の対象を範囲(選択)にする。
備考:《ヘイスト》が格段に強化されるスキル。パラディンの《ゴースロー》と対を成しています。
▼ シーリィ
効果:自分以外が命中判定でクリティカルした時に使用。そのダメージロールに+[SL+1]D6する。
備考:クリティカル時に発動させられるプチ・《ディスコード》。回数制限も無く、強力です。
▼ ラース
効果:《ヴィジテイション》を使用したダメージロールにさらに[SL×2]し、また対象の種別に関わらず効果を適用できる。
前提:《ヴィジテイション》が5レベルなら取得できる。
備考:元々強力な《ヴィジテイション》が種別を選ばなくなり、さらに強化。1レベルで止めるのも手です。《シーリィ》と併せると凄いことに・・・。
パラディン
● 撲殺天使降臨
▼ クラッシュインパクト
効果:「打撃」の武器で攻撃を行う際に使用し、ダメージに+[SL×3]する。
前提:「打撃」の武器でのみ使用可能。
備考:微妙に冷遇されてる感もあるアコライト標準装備に日の目があたりました。
▼ ゴースロー
効果:《スロー》を使用する際に宣言し、《スロー》の対象を範囲(選択)にする。
備考:《スロー》が強化されるスキル。プリーストの《ポストヘイスト》と対を成しています。
▼ ホーリーフィールド
効果:セットアップに使用し、物理・魔法防御力に常に+[SL×3]する。1シーン持続。
備考:ナイトに次ぐ防御力を誇るパラディンにも防御面の強化が。タイミングもセットアップなので使い勝手は良いです。
▼ ヴァニシュパワー
効果:自分が与えるあらゆるダメージに+[SL×4]する。パッシヴ。
前提:《エクソシズム》が5レベルなら取得できる。
備考:種別がなんであれダメージが上がるようになるスキル。元々《エクソシズム》は対象の出現頻度が高いのですが、
5レベルにする価値がさらに上がりました。
ウィザード
● 合成魔術爆誕
▼ インクリーズデバイス
効果:セットアップに使用、そのラウンドに自分が行う魔術判定に対するリアクションの判定ダイスを1個減少させる。
備考:リアクション対策スキル。セットアップに使えるため、他のものと併用できます。
▼ デュアルエフェクト
効果:マイナーで使用、直後に行う魔術に対するリアクション判定は2回行い、両方とも成功しなければ回避したことにならない。
備考:《カーススペル》同様、マイイナーアクションで行うリアクション対策スキル。確率的な話をすれば《カーススペル》の方が上な気もします。
▼ ミッドナイトサン
効果:自分が行う<光>か<闇>の魔術ダメージに+[SL]D6する。パッシヴ。
備考:<光>と<闇>の強化スキル。後述の合成魔術を強化できます。
▼ ルインストーム
効果:メジャーアクションで使用。対象に<闇>と<風>二つの属性を持つ[12D6+SL×5]の魔法ダメージを与える。また、対象は1点でもダメージを受けると「重圧」となる。普通の魔術と違い、[射程:30m]。
前提:《シャドウスフィア》か《テンペスト》が5レベルなら取得できる。
備考:二つの属性を持つ魔術。<光>か<地>属性なら弱点属性となり、逆に<闇>か<風>属性相手では同属性となります。・・・が、
最大の特徴は30mの射程を持つこと。敵の魔術の範囲外から攻撃できるのは、大きな利点になるはずです。
《ミッドナイトサン》と《ウィンドセイバー》の効果を両方受けることができます。同様に<火>と<地>、<水>と<光>の属性を持つ魔術があります。
ソーサラー
● 可能性など与えない
▼ ニゲイト
効果:対象がクリティカルした際に使用。そのクリティカルを打ち消す。達成値は通常通り計算すること。[射程:30m]。
備考:まず当たるような(あるいはクリティカルの)命中に対して、クリティカル回避された場合などに活用できます。
▼ ファインアート
効果:マイナーアクションで使用。直後に使用する魔術に対する回避判定が行えない。1シナリオに[SL]回まで使用可能。
前提:《ファストドロウ》が5レベルなら取得できる。
備考:環境次第では非常に強力な、リアクションを行わせないスキル。属性変更など、どうしても避けて欲しくない場合などに使用すると良いでしょう。
▼ オールウェポン
効果:マイナーで使用、直後に使用する《●●ウェポン》(4種)の対象を、シーンにいる任意のキャラクターから複数選択できる。
備考:敵に使用する場合も含め、戦術の幅が広がる魔術。《ファストドロウ》を持たないキャラクターにとっては使用価値が上がります。
▼ デモンズウェブ
効果:何らかの手段で自分が与えた転倒は、マイナー+メジャー両方を消費しなければ回復しない。パッシヴ。
備考:転倒効果がかなりいやらしくなるスキル。GMに対策されなければ高い効果を期待できます。
エクスプローラー
● 命中・回避・ダメージと満遍なく強化
▼ アフターイメージ
効果:メジャーアクションで使用、そのシーン中に行う武器攻撃の命中判定、及び回避判定に+1D6する。
前提:《バタフライダンス》を取得しているなら取得できる。
備考:実質、命中・回避に+1Dするスキル。エクスプローラー必携です。
▼ ゴーストアタック
効果:メジャーアクションで使用、白兵攻撃を行う。対象は回避ではなく【感知】判定を行わなければならない。さらに、ダメージに+[SL×2]する。
備考:回避キャラ対策スキル。《ストライクバック》や《ディフェンスライン》は使われてしまうのが寂しいところ。
▼ ジャグリングアタック
効果:「格闘、短剣」以外の白兵攻撃のダメージに+[SL]D6する。このとき、「格闘、短剣」以外のSL個の武器を所持していなければならない。
備考:妙な欠点がありますが、ウィップ(重量:1)を5本ほど持っていれば済む話だったりします。
▼ アクセルヒット
効果:白兵攻撃のダメージに+[SL×4]する。
前提:《クイックムーブ》が5レベルなら取得できる。
備考:純粋にダメージ強化スキル。取得前提の《クイックムーブ》5レベルはやや厳しいかも知れませんが・・・。
スカウト
● 防御スキルが一つもない・・・
▼ アデンダム
効果:イニシアチブプロセスに使用し、即座にメインプロセスを得る。未行動で使用しても行動済みにならず、また行動済みでも使用できる。
備考:《エンカレッジ》と併用して3連続攻撃を叩き込めます。《限界突破》中などに使えば効果絶大。
▼ ストレイトショット
効果:射撃攻撃の命中判定に+1D6する。パッシヴ。
▼ フラッシュショット
効果:マイナーで使用、続く射撃攻撃に対して対象は回避判定を行えない。
備考:回避キャラ対策スキル。《リフレクション》《ディフェンスライン》は回避判定ではないので使われてしまいますが・・・。
▼ スナイピング
効果:射撃攻撃のダメージに+[SL]D6する。パッシヴ。
前提:《マークスマン》が5レベルなら取得できる。
備考:ダメージ強化スキル。取得前提の《マークスマン》は射撃をメインにするならどうせ5レベルにするので前提としてはかなりゆるい気がします。
■ コンボスキル
新規にルールに導入された、全く新しいスキルです。
コンボスキルは「格闘、短剣、長剣、両手剣、刀、鞭、斧、打撃、槍、弓、銃、魔導銃、錬金術、呪歌、盾」
用のコンボスキルが2種類ずつ、魔術用のコンボスキルが8種類あります。これらは全て[SL]制です。武器(+盾)用のコンボスキルは誰でも取得することが可能ですが、
「錬金術、呪歌、魔術」用のコンボスキルはメインクラスかサポートクラスがそれに関連するクラスでなければ取得できません。また、
武器(+盾)用のコンボスキルを使用する際は、それに分類される装備を使用(盾ならば装備)している必要があります。
コンボスキルには「効果」「発生コンボ」「コンボ効果」が設定されています。
コンボスキルが命中すると、その対象に「効果」の欄にある効果(武器攻撃や魔術攻撃など)を与え、さらに「発生コンボ」に設定されている
属性(<火><水><風><地><光><闇>)の「コンボ」を発生させます。
この「コンボ」はそのタイミング(行動値)の間、持続します。
このとき、同じ行動値のキャラクターが同じ対象にコンボスキルを使用し、かつ「コンボ効果」に設定されている属性が
既に発生している「コンボ」の属性と同じであった場合、「効果」に加え「コンボ効果」の効果(命中の上昇やダメージ追加、バッドステータス付与や
2回攻撃など)が発揮されます。
また、同じ対象に別のコンボスキルが命中すると、既に発生している「コンボ」は消滅し、新たに「発生コンボ」の属性の「コンボ」が発生します。(尚、「発生コンボ」と「コンボ効果」の属性は異なります。)
「コンボ」はその行動値のキャラクターがいなくなると消滅しますが、未行動のキャラクターは「コンボ」発生中にコンボスキルを使用する場合に限り、
フェイト1点を消費することでそのタイミングでメインプロセスを得ることができます。
コンボスキルは取得する際、パーティ内での相談が必須なスキルです。実際の効果や効率といったデータ部分よりも、
「パーティメンバー内でコミュニケーションをとるための道具」という面にこそ、コンボスキルの真価があるのかも知れません。
● それぞれのコンボスキルについて
では、種別ごとのコンボスキルの「コンボ効果」を見て行きます。
スキル名の後ろの(●/◎)には(発生コンボ属性/コンボ効果属性)をあらわしています。
コンボ効果属性がスキルなら、状況次第で使い分けが効く為、それを見越して取得すると良いでしょう。
尚、武器の「効果」はその武器を使用した武器攻撃を行い、錬金術なら[SL+1]D6の物理ダメージを、
魔術なら[SL+1]D6の各属性(最後の2つは無属性)の魔法ダメージを与えます。呪歌は、呪歌が命中したら「コンボ」を発生させるだけです。
また、コンボスキルはすべて「対象:単体※」となっており、
これは《マジックブラスト》等で範囲に拡大したり、対象を増やすことができません。
▼ 格闘
命中に+[SL]し、命中した対象を<闇>属性にする《シャドウブロウ》(闇/風)と、
ダメージに+[SL+1]D6し、<地>属性の魔法ダメージになる《ロッククラッシュ》(地/風)。
どちらも甲乙つけがたいと言ったところ。他のPCとの連携が鍵です。
▼ 短剣
ダメージに+[SL×3]し、<光>属性の魔法ダメージかつダメージが抜ければマヒを与える《シャイニングスラッシュ》(光/地)と、
ダメージに+[SL]D6し、<闇>属性の魔法ダメージの攻撃を2回行う《ダーククロス》(闇/風)。
一回でも当たれば次のコンボに繋げる分も含め、後者の方が強力です。
▼ 長剣
命中に+[SL]し、命中した対象を<水>属性にする《ホワイトアウト》(水/闇)と、
ダメージに+[SL+1]D6し、<光>属性の魔法ダメージになる《シャインブレイド》(光/闇)。
格闘と同じ構成です。武器系はこの構成が多いです。
▼ 両手剣
命中に+[SL]し、命中した対象を<地>属性にする《アースラヴェイジ》(地/水)と、
ダメージに+[SL+1]D6し、<火>属性の魔法ダメージになる《フレイムバースト》(火/水)。
こちらも格闘と同構成。。
▼ 刀
ダメージに+[SL×3]し、<光>属性の魔法ダメージかつダメージが抜ければ対象をエンゲージから離脱させ5m移動させる《アースブレイク》(地/水)と、
ダメージに+[SL×3]し、<火>属性の魔法ダメージかつ与えたダメージだけ自分のHPを回復する《ブレイズドレイン》(火/光)。
どちらも他では真似できない特性を持っており、非常に面白い、かつ強力な構成となっています。
▼ 鞭
ダメージに+[SL×3]し、<闇>属性の魔法ダメージかつダメージが抜ければ重圧を与える《シャドウプレッシャー》(地/水)と、
ダメージに+[SL×3]し、<水>属性の魔法ダメージかつダメージが抜ければ対象をエンゲージに引き寄せる《スピニングツイスト》(水/闇)。
刀同様、他では真似できない後者が面白いスキルです。
(※前者の発生コンボは<闇>のような気もします)
▼ 斧
ダメージに+[SL+1]D6し、<闇>属性の魔法ダメージになる《ブラックハウリング》(闇/光)と、
命中に+[SL]し、命中した対象を<火>属性にする《ローリングファイア》(火/光)。
武器系の基本構成です。
▼ 打撃
ダメージに+[SL+1]D6し、<水>属性の魔法ダメージになる《タイダルウェイブ》(水/火)と、
命中に+[SL]し、命中した対象を<風>属性にする《ハリケーンブラスト》(風/火)。
武器系の基本構成です。
▼ 槍
ダメージに+[SL+1]D6し、<水>属性の魔法ダメージを与え、また対象とエンゲージしている任意の対象全員に3点のHPダメージを与える《スプラッシュスピア》(水/闇)と、
<火>属性の魔法ダメージかつ対象が「放心」していればダメージに+[SL+2]D6する《ミラージュピアッシング》(火/光)。
どちらかといえば前者が強力。
▼ 弓
<風>属性の魔法ダメージかつ対象が飛行状態ならダメージに+[SL+2]D6する《トルネードアロー》(風/火)と、
<闇>属性の魔法ダメージかつ対象が「毒」を受けていればダメージに+[SL+2]D6し、対象とエンゲージしている任意の対象全員に毒を与える《ヴェナムブラスト》(風/闇)。
どちらも特殊なコンボスキルです。
▼ 銃
命中に+[SL]し、ダメージに+[SL+1]D6かつ<光>属性の魔法ダメージになる《シャイニングショット》(光/地)と、
ダメージに+[SL×3]し、<風>属性の魔法ダメージかつダメージが抜ければ毒を与える《スネイクバイト》(風/火)。
どちらも使いやすいスキルです。
▼ 魔導銃
ダメージに+[SL+1]D6し、<風>属性の魔法ダメージになる《ウィンドブラスト》(風/地)と、
命中に+[SL]し、命中した対象を<光>属性にする《スターライトブリット》(光/地)。
武器系の基本構成です。
▼ 錬金術
ダメージに+[SL×3]し、<火>属性の魔法ダメージかつ対象を1ラウンド飛行状態にする《バーニングゲイザー》(火/光)[射程:20m]と、
<水>属性の魔法ダメージかつ対象が「転倒」していればダメージに+[SL+2]D6する《スプラッシュウェイブ》(水/闇)[射程:至近]。
前者は一部のコンボスキルやトラップと組み合わせると、面白いことになりそうです。
▼ 呪歌
[SL+4]D6の<風>属性の魔法ダメージを与え、エンタングル同様に移動不可の効果を与える《マジックフルート》(風/火)[射程:20m]と、
[SL+4]D6の<光>属性の魔法ダメージを与え、ダメージが抜ければ放心を与える《カーニバル》(光/地)[射程:20m]。
性能的にはどちらもそこそこの効果です。
▼ 盾
ダメージに+[SL+1]D6し、<地>属性の魔法ダメージになる《シールドブーメラン》(地/水)[射程:20m]と、
ダメージに+[SL×3]し、<闇>属性の魔法ダメージかつ命中時に転倒させる《シールドラッシュ》(闇/風)[射程:至近]。
盾はマスタリーが無いため、命中の達成値がネックになります。やや苦しいか。
尚、盾はコンボスキル使用時に限り命中±0、威力:(盾の防御力)の武器として扱われます。
▼ 魔術
命中に+[SL]し、命中した対象を<地>属性にする《アーススパイク》(地/水)[射程:20m]、
命中に+[SL]し、命中した対象を<火>属性にする《ファイアピラー》(火/光)[射程:20m]、
命中に+[SL]し、命中した対象を<風>属性にする《エアリアルブレイド》(風/火)[射程:20m]、
命中に+[SL]し、命中した対象を<水>属性にする《ウォーターボール》(水/闇)[射程:20m]、
命中に+[SL]し、回避判定のダイスを1個減らす《セレスチャルシャワー》(光/地)[射程:20m]、
ダメージに+[SL×3]する《シャドウファング》(闇/風)[射程:20m]、
ダメージに+[SL]D6し、物理ダメージになる《マジックストライク》(−/ALL)[射程:20m]、
ダメージに+[SL]D6し、HPダメージになる《ソウルドレイン》(−/風)[射程:20m]。
それぞれに使い道があり、特に最後の2つはコンボが発生しませんが、独特の効果を持っています。
■ 追加ライフパス
新規にライフパス(出自、境遇、運命)が追加され、キャラクターメイキングでの選択肢の幅がかなり広がりました。
出自の中にはキョーレツなモノが幾つか混ざっているため、使用にはGMの許可が必要です。
以下、出自(特徴)の中でも特筆すべきものをピックアップします。
▼ 柔軟な体質(特徴:伸縮腕)
出自:腕がゴムのように伸びる。
特徴:エンゲージしていなくとも、5m以内の対象に白兵攻撃が行える。
欠点:周りから奇異な目で見られる。
備考:パッシヴで隣接スクウェアに白兵攻撃できると言う、夢の能力。欠点なんて気にしない!
▼ 特別な血統(特徴:不思議な技)
出自:いわくのある家系の出である。
特徴:自分のサポートクラス以外のクラスのスキルを一つ取得する。このスキルは他のスキル同様レベルアップすることが可能。
欠点:家の秘密を人に教えてはならない。
備考:最強特徴と謳われた「始祖の紋章」「人工生命」を超える素敵特徴。序盤、どうしても取得しておきたいスキルを転職せずに取得できるため、非常に便利です。
▼ 滅んだ民族の血(特徴:先祖伝来の技)
出自:過去に滅んだ民族の血が流れている。
特徴:自分のメインクラス以外のクラスのスキルを一つ取得する。このスキルは他のスキル同様レベルアップすることが可能。
欠点:自分の民族に秘密があり、そのため何者かに追われている。
備考:「不思議な技」同様、最高クラスの便利特徴です。
▼ 残されたもの(特徴:遺産の所持)
出自:親、もしくは師匠などから受け継いだマジックアイテムを所持している。
特徴:10レベル以上のマジックアイテムを持っている。
欠点:特徴で得たマジックアイテムは売却できない。
備考:通常、まず購入できないような(あるいは購入不可の)装備を入手できる特徴。10レベル以降のプレイを見込めるなら、「ケセドの杖」あたりが超オススメです。
■ 追加マジックアイテム
最高30レベルまでの高レベル向けマジックアイテム各種が多数追加。目玉は武器のダメージが相手のレベルと同じという変則的な13レベル格闘武器「天秤の拳」や、
騎乗用の飛行型ドラゴン「騎竜」などでしょうか。他にも特徴的な装備が多数追加されており、これはこれで今回の目玉と言えそうです。
■ 追加ギルドスキル
ギルドスキルにも様々なギルドスキルが追加されています。以下、レベル別に簡易情報のみ記述します。
▼1レベル
・1シナリオ3回まで任意のアイテムをギルドハウスに転送できる《ギルドハウス》
・最大HPを+[LV×5]する《クアハウス》
・最大MPを+[LV×5]する《サルーン》
・特定の種族に対する命中判定に+1D6する《宿敵》
▼2レベル
・自動取得スキルのCLを1高いものとして使う《アリーナ》
・特定の属性に対する魔法防御力に+[LV×5]する《ガーデン》
・メジャーで使用し、1シナリオに1回だけ任意のキャラクター全員に任意のバッドステータス一つを与える《神々の戒め》
▼3レベル
・メジャーで使用し、1シナリオに1回だけメンバー全員のHPとMPを10D6回復する《命の泉》
・ドロップの内容を1段階上下にずらすことができる《手探り》
・メンバーが受ける《ヒール》の効果に+2D6する《テンプル》
・セットアップに使用し、シーンにいる全員が1ラウンドの間物理・魔法防御力が0になる《背水の陣》
・装備品やアイテム以外のドロップ品の売却価格を20%向上させる《バイヤー》
・メンバー全員の魔術判定以外の知力判定に+1D6する《ライブラリー》
▼4レベル
・封印された自動取得スキルをフェイトを消費せずに封印解除できる《クローゼット》
▼5レベル
・セットアップに使用し、1シナリオに1回だけ、メンバー全員で行動(順番は任意・行動後は行動済み)する《疾風怒濤》
・セットアップに使用し、1シナリオに1回だけ、メンバー全員の行う指定された属性ダメージに+3D6する《精霊王の導き》
▼15レベル(!)
・セットアップに使用し、1シナリオに1回だけ、シーン中に死亡したメンバー全員を蘇らせかつHPも最大値まで回復(但し死んでいるメンバーのみで、使用後は全員行動済み)する《魂の再臨》
■ 追加エネミースキル
人間に負けじとエネミースキルも強力なものが追加。《援護》や《司令塔》など、他者の支援に繋がるスキルや、《完全耐性》《武器耐性》など
特定のダメージを無効にするスキルの存在が大きいです。
個人的には、今まで悩みのタネだった邪神系《フェイス》の追加が嬉しい限り。
■ 追加エネミー
20〜42レベルまでの、高レベル帯のエネミーが多数追加。内訳はアンデッド4、精霊4、魔獣4、妖魔3、魔族3、霊獣3、竜3、機械3、人造生物2、妖精2、巨人2、動物1、人間1。
上級ルールで遊んでいるとすぐにネタ切れになってしまうため、オリジナルエネミーの素体と言う意味でもエネミーデータは多数あると有難いです。