第6回 毒の価値
・スタイルチェンジまでやったんですが。
R:今日は俺が特別に状態異常の一つ、[毒]についてを語ってやろう。
A:はーい。
R:と言うのはだな。最近毒手を再現したくて〈核酸毒〉使う為にスタイル変えたんだよ。
A:ふむふむ。
R:ところが、この前やったゲーム中に効果が出ることが無かった。
A:カット進行が無かったんですか?もしくは敵に攻撃が当たらなかったとか。
R:いや、カット自体は3カットまで行ったし、ちゃんと攻撃も当たってたよ。
A:では何故??
R:1カット目終了時はRLが毒の効果適用を忘れていてな。「時間を遡って効果再適用はし
ない」の原則により、無視された。まー、2カット目の自分の手番まで忘れていた俺も
悪いんだが。
A:でも、2カット目の終わりでは適用の機会がありましたよね?
R:2カット目終わりの段階で敵ゲストが残り1人でな。毒の適用前に即死神業が乱れ飛び
終わってしまった。
A:なるほど。それは仕方がないですね。
R:まあ、ここまでの話だと毒が強い弱い以前の問題に見えると思うが。
・毒は使えない?
R:結論から話すとだな、毒はゴミだ。使えん。
A:いきなりそんな事いわれましても。大体さっきの話だって毒の性能以前の問題だったと
思うんですけど・・・
R:ふ、読みが足りないな。では欠点その1だ。「忘れられやすい」
A:・・・なるほど。毒の効果発動タイミングの関係ですね。でも、毒を与えた本人が覚え
ていれば良いのではないのですか?
R:そうでもない。RLに忘れられてるとだな、演出無視のおざなりなデータのみの処理をさ
れてしまう可能性が極めて高くなるのだ。この辺も影響して欠点その2に続くぞ。欠点
その2、「かっこわるい」
A:・・・致命的ですね。
R:よしんばRLとPLがそれらしく演出したとして、PLが悪役に見えてしまう。毒で苦しんだ
挙句足腰立たなくなってるゲストを集団暴行だぞ。絵的に最悪。
A:毒手なんて使ってる時点で悪役確定じゃないですか。
R:おかげで毒なんぞで半端に苦しめるくらいならと殺し神業が使われるわけだ。それも
自分以外のキャストにな。
A:先刻の話はソレが原因ですか・・・。
R:うむ。そして最後にして最悪、3つ目の欠点。「対策が容易」
A:そうですか?治療には1アクション使わなければ治らないように見えるんですが。
R:しかし、サイバーウェアかドラッグ一つを使えば治療されてしまうのだ。所詮はマイナー
アクションを1回使わせるに過ぎない。スリーアクションのうちたかが1回だ。仮に毒対策
をしていなかったとして、見切り系特技が2〜3レベルもあればかなりの高確率で毒ダメー
ジはほぼ無力化されるしな。
A:あんまり高レベルの〈核酸毒〉を持つと、逆にRLが渋い顔をし兼ねませんしね。
R:と言うわけで、毒はあまりお勧めできる代物では無い。せいぜいキャストを苦しめるのに
ゲストが使うことがある、程度に留めて置くのが無難ではなかろうか。
・「使えない。以上」ではあんまりなので
A:では、毒自体は無用の長物なのでしょうか?
R:そうでもない。中途半端にキャストをいたぶるにはもってこいだ。それから、データ的な
効果を見限り、フレーバーとして活用する手がある。
A:たとえば?
R:即死神業の演出とかで。「動くと死ぬぞ」
A:動かなくても死にますけどね。
R:「お前はもう、死んでいる」
A:それ絶対毒違う。
R:「振り向くな」
A:極一部の特撮好きかよい子のみんなにしかわからない挙句毒じゃないです。
R:ぶっちゃけ毒なんて使わなくても、神業演出だから言った者勝ちなんだが。
A:もしかして毒、嫌いになってません?
非常に難しい問題だが、
我らがN◎VAはそんな困難で強力な問題に対しては
各自RLが努力するしかないわけで。
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誰か、有益な使い方教えてください。
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