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トーキョーN◎VA-D SSS特別編 Vol.4 Man Plus 〜 人間以上 〜

Scenario2 "世界の中心で愛を叫んだけもの(Alternative Courses)"


D版SSS「特別編」第四弾、後編。

「ヒルコと来れば、なんたらライダー!つまり俺の出番だな!」

真の主人公・カゼが堂々参戦!!
(※誤植です)



 ■諸注意
 前編からの続きシナリオ。話自体にそれほど強い繋がりがあるわけではないが、キャスト同士の繋がりやゲストとの関係から 前編で使用したキャストと同じメンバーでプレイしたほうが良い。

 シナリオはある一定ポイントを過ぎると、そこから先の展開はキャストに任せられ、 またシナリオ中複数のゲストがそれぞれの思惑を持って立ち回るという、 今までのSSSには無い形式のシナリオとなっている。そのため、RLのアドリブ能力は勿論のこと、PLにも「キャストに自発的に行動させる能力」が要求される。
 情報量なども多いため、RLは事前にシナリオをよく読み、またゲストの行動指針等を頭に叩き込んだ上でプレイに臨むと良いだろう。

 ■キャスト
 キャストは前編と同じキャストが推奨されている。また、前編と違いN◎VAが舞台になる。前編の話でM○●Nに残るような選択をキャストがした場合、必要ならPLと 相談の上で適宜理由を考え、N◎VAに来ていることにすること。

 必要な防御神業は「2〜3個以上」。P15ハシラの記述にある通り、展開次第で必要な数が異なる。

◆ハンドアウト
PC@ ヒルコ:N◎VAに潜むミュータント。
 オープニング部分が丸々書かれただけのハンドアウト。ぶっつけ本番でもなんとでもなる。
 前編でも書いたが、キャストへの追加設定(P15のハシラにのみ記述あり)とキャストの設定が矛盾したことにならないか注意すること。無論、キャスト自身の設定がそのまま活かせるならばその方が良い。
 尚、ハンドアウト通りにキャスト自身が「異形」である必要はない。(自身がヒルコであるという情報が知られてしまった、とすれば問題ない。)

PCA トーキー:フリーのジャーナリスト。
 前編同様、燃えるジャーナリズム魂で動き回る立ち位置。PC@(ヒルコ)やPCB(タタラ)と異なり、客観的な視点からシナリオに参加する事になる。
 つまることろ、乗り遅れるといつもの立ち位置(PCCかD)になってしまう可能性が高いと言うことだ。 そのため、やはり自発的に動けるキャスト(PL)が望ましいだろう。

PCB タタラ:ヒルコを研究する科学者。
 前編のような巻き込まれ型ではなく、自発的に行動を開始する立ち位置となる。必要に応じてPLと相談しておいたほうが良いだろう。
 ちなみにキャスト中唯一、前編と同じコネを持つ。

PCC ニューロ:フリーランスのハッカー。
 「PCDのカタナと共に、凶暴化したヒルコ達のリーダーを確保する」依頼をN◎VA軍の将校から受ける。 一応、依頼を受けることが前提になっているため、PLには事前にハンドアウトを提示しておくこと。 前編に引き続き、PCDのキャストとコンビを組む。

PCD カタナ:フリーランスの荒事屋。
 前編に引き続き、PCCと組んで依頼を受ける。PCCとは若干ハンドアウトの内容が異なるものの、実質的な内容は全く一緒。

 ■シナリオ

◆オープニング
 トーキーのオープニングは、神業によりどのような効果が発生したのかをP18ハシラ最上段の記述に基づきPL(あるいはキャスト)に伝えること。

 ニューロ&カタナのオープニングでは、「確保」の定義が説明されていない。質問があった場合は、生け捕るように指示を出すと良いだろう。

 ヒルコのオープニングは、台詞のやり取りは長くならないように注意し、スムーズにリサーチに移ったほうが良い。


◆リサーチ
 イベント「●審判の時」の後に、キャスト達の行動指針が決定するとリサーチフェイズ終了となる。RLはキャスト自身の決断のために 必要となる情報を忘れずに提示し、またキャストがゲストへの接触を臨むなら、P22ハシラの情報を参照に、可能な限り会話などを行わせるようにすること。

 イベント「●ニューロ&カタナ:新種」では、キャストの側から強引に戦闘を仕掛ける可能性も十分に考えられる。押し問答になる前に、スムーズに進め退場まで手早く流してしまったほうが良い。

 また、イベント「●淘汰の戦い」にて、退場を妨害されたときの処理はP19ハシラの一番下を参照。

 P22の「■シナリオの分岐」以下にあるように、ゲストはそれぞれ独自の考えに基づき行動する。キャストからの接触が無い場合、折を見て何らかの形でゲストから接触を 行わせ、キャスト側にその行動理念を(会話の中で)伝えるようにすること。
 尚、タタラのコネの人物の背景情報は、P27に記載されている。必ず何らかの手段で(リサーチでも会話でも良いので、最低でもタタラのキャストには)伝わるようにした方が良い。
 また、ヒルコのコネの人物の行動の理由はP22以外にも、P15及びP20のハシラ(共に下から2段目)、P22のハシラ一番上などに記載されている。こちらも必要ならばゲストの口から直接語らせても良いだろう。


◆クライマックス
 キャスト達の選択や行動・PLの希望から、クライマックスの演出を決定すること。ここから先の演出はRL自らがその場で演出する必要がある。
 キャストの選択の中には「静観し、勝ち残ったほうを殲滅」といった選択を取る場合もあるだろう。その場合、そういった最終結論を出す前に片方の陣営を 接触させ、キャストに回答を迫るような形を取ると良い。それでも動かない場合は、P24右の上から二つ目の記述を参照に処理するのが良いと思われる。

 また、キャスト同士の対立も大いにあり得る。P24ハシラには随分とユルいことが書いてあるが(特に最後の1行!)、RLは様子を見、PL同士のケンカに発展しそうなら仲裁し、 また必要ならゲストに、その意志に基づき介入させると良い。


◆エンディング
 エンディングは基本的にP25の3つか、P24右の「●両軍を〜〜」の何れかになると考えられる。事前に状況に応じた演出を考えておいた方が良い。(全てのケースから外れる可能性もあるが・・・その時はアドリブでやるしかない。)
 また、《暴露》の効果についてはP25ハシラを参照のこと。


◆その他
 設定情報が多いのに加え、ゲストも状況次第で自発的に動くため、RLは通常のSSSよりやることが多い。 特に設定情報は散文的に配置されているため、事前にシナリオ全体に目を通し、ハシラの情報などを見落としてしまわないよう注意が必要だ。
 また、こういったシナリオでは会話が長くグダグダになることが多い。「時間切れ」などにならないよう注意すること。


 ■誤植
・データ関連
 P23最上段のゲスト:武器のダメージ種別「殴」→「爆」
 P23下から2段目のゲスト:生命の制御値「8」→「9」
 P23最下段のゲスト:能力値「6/5/4/7」→「8/3/6/4」(元は合計22なので何処かに+1?)
              制御値「13/12/11/13」→「15/12/13/8」(元は合計49なので何処かに+1?)
              武器の「電制:18」→「電制:−」

・重箱の隅
 P16ハンドアウト内、「推奨スタイル:カゼ」→「ヒルコ」


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