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トーキョーN◎VA The Detonation









■概要
 リメイク版"カウンターグロウ"を除けばほぼ1年ぶりに、新作サプリメント"アウターエッジ"が燦然登場。

 今回の見所は、ブランチと全身義体。過去収録済みのものに対して、ルール変更と再定義がされました。ブランチは大半に何らかの修正、全身義体 も既存のものに対するバージョンアップや変更、新規追加され、義体59・特殊義体14種をベースに、義体オプション188種が掲載。
 また、ワークス装備と追加アウトフィットがGF誌掲載分を含め収録。ワークス装備11カテゴリ75種、アウトフィットが武器45種・防具18種・サイバーウェア30種・ 生体装備8種・トロン19種・ヴィークル39種・住居9種・その他72種と大量掲載されており、特に装備関連は既存のバージョンアップ(上位互換)を多数含めた内容となっています。
 他、シナリオ2本と敵用ゲストデータ8種、トループデータ2種が掲載されています。


■ブランチ
 基本的なルール運用は旧来と同じですが、2つ目以降のブランチは一律30点が必要に変更されました(取得にGM許可が必要である点、 非推奨てある点などは変わりません)。 また、トラブルシューティングが付記されています。
 以下、各スタイルごとのブランチの変更点を見ていきます。


●カブキ
 特に強化されているのは最大の欠点が消えた〈ルナティック〉、使用回数が2回も増えた〈ロックンローラー〉。 また、〈アーティスト〉も上昇値が+2され、1レベルでの取得が有効になりました(他の同系統ブランチも同様)。

▼変更点
 〈アーティスト〉:達成値上昇がLV+2に強化
 〈クラウン〉:1カット1回の制限追加
 〈コレクター〉:効果が「〈社会〉〈売買〉に用いるカードをAとして扱う・カット進行中は使用不可」に変更、回数制限LV+1回に増加
 〈ラッキースター〉:使用回数がLV+1回に増加
 〈ルナティック〉:使用タイミングが「対象がカードを出した直後」に変更、「理性を判定に使用できない」の欠点削除
 〈ロックンローラー〉:使用回数がLV+2回に増加


●バサラ
 〈アンチ・サイ〉の効果が一新、奥義前提の豪華仕様に。また、〈エンチャンター〉は 重複使用こそできなくなりましたが、他者支援にも使えるようになりました。

▼変更点
 〈アンチ・サイ〉:効果が「あらゆるメジャーアクションのリアクションに《呪破》を使用可・達成値+4」に変更
 〈エレメンタラー〉:使用回数がLV+1回に増加
 〈エンチャンター〉:対象が自身から単体・単独の判定に変更、「効果に+LV」が追加、重複使用時の記述削除
 〈ホーリーオーダー〉:効果が障壁の効果2倍(出したカードx2点軽減)に変更、1アクトレベル回の制限追加
 〈リーパー〉:タイミングがマイナーに変更、妨害可・リアクション前に使用しても対象から除外されない旨の記述追加


●タタラ
 〈テッキー〉が強化され、装備取得がリーズナブルになりました。また、 〈ドクター〉による治療で直後に動けるようになりカット進行中の有用性が上昇しています。 一方、〈プロフェッサー〉は回数制限がついて弱体化しました。

▼変更点
 〈インテリジェンス〉:タイミングが〈究極鑑定〉の直前に変更(※エラッタの適用)
 〈テッキー〉:タイミング:マイナーに変更、10+レベル×10→レベル×20に強化
 〈ドクター〉:タイミング:マイナーに変更、「目標値はダメージチャートの数字・治療後そのシーンから行動可能」の記述追加(※エラッタの適用から変更あり)
 〈ブラックスミス〉:効果が「ダメージにカードの数字+5追加使に強化、使用回数がLV+1回に増加
 〈プロフェッサー〉:タイミングが〈教授〉の直前に変更、1アクト1回の制限追加
 〈リジェネレイター〉:タイミングがマイナーに変更


●ミストレス
 元が強力なせいか、一部が微調整された以外はほぼ変化なしです。

▼変更点
 〈オーナー〉:シーンごとの使用回数の制限削除、アクトごとの使用回数がLV+1回に増加
 〈クイーン〉:使用回数がLV+1回に増加
 〈マドンナ〉:攻撃の達成値-4→-3に強化


●カブト
 カブト1枚キャストに人気の〈ソルジャー〉が更に強化されました。他にも幾つか変更が見られますが、一長一短の変更が入ったものが多いです。

▼変更点
 〈ウォール〉:タイミングがリアクションの直前に変更、[受け]の効果が神業以外で無効化されない旨の記述追加
 〈クローザー〉:回数制限が3回→レベル回に変更
 〈ジャック〉:使用回数がLV+1回に増加
 〈タンク〉:最大レベル8の制限追加
 〈ソルジャー〉:「取得済みの場合レベル+1」の効果が追加、使用回数がLV×2回に増加
 〈ボディガード〉:達成値上昇がLV×2→LV×3に強化、使用回数LV回→3回に変更


●カリスマ
 〈リーダー〉の対象が狭まったものの、達成値上昇が固定値になり、元から使用回数も多いため1レベル推奨ブランチに大抜擢。 2つ目のブランチと考えても、元が取れるスペックです。

▼変更点
 〈キング〉:使用回数がLV+1回に増加
 〈クレリック〉:タイミングが判定の直後、対象が単体の判定1つに狭まり、達成値低下が−LV×2→−5に変更。1シーン1回の制限削除、使用回数がLV+2回に増加
 〈スター〉:タイミングがマイナーに、効果に「〈名声〉の対象ををシーン(選択)に変更」が追加、1シーン1回・戦闘中使用不可の制限追加
 〈デプログラマー〉:「目標値はダメージチャートの数字・治療後そのシーンから行動可能」の記述追加、使用回数がLV+1回に増加
 〈ビショップ〉:射程:近→超遠に変更
 〈リーダー〉:対象が単体に狭まり、達成値上昇がLV+1→+4に変更


●マネキン
 大きな変更はなく、使用回数が1回増えるなどの微調整のみです(とはいえ1回増えるだけで1レベル取得の価値が大幅向上しますが)。

▼変更点
 〈アイドル〉:効果が+LV→+LV+1に強化、タイミング等の記述変更(実質変化なし)
 〈ウィッチ〉:1カット1回の制限追加
 〈サロメ〉:使用回数がLV+1回に増加
 〈ドンファン〉:タイミング等の記述変更(実質変化なし)
 〈ビューティ〉:達成値低下が−LV×2→−4に変更
 〈ポイズン〉:1カット1回の制限追加


●カゼ
 〈ホットローダー〉がダメージ追加制限回数制限がなくなり、レベル依存の上限こそついたものの格段に使いやすくなりました。 一方、〈パイレーツ〉は航空機も可になったものの使用回数制限が追加。波に揺られてリサーチ作戦が取れなくなっています。

▼変更点
 〈クーリエ〉:タイミングが「ダメージ適用の直前」に変更
 〈ハイウェイマジシャン〉:「いつでも使用可能」の記述追加(※エラッタの適用)、1シーン1回の制限追記
 〈パイレーツ〉:対象に「小分類:航空機」が追加、達成値上昇が+LV+2に強化、1アクト3回の制限追加
 〈ホットローダー〉:タイミングが常時に変更(回数制限削除)、ダメージ追加上限LV×5の制限追加
 〈ライダー〉:使用回数がLV+1回に増加


●フェイト
 〈クライムファイター〉がリアクション時プロット増加の効果に変更。他のものにも微調整が入っています。

▼変更点
 〈アームチェア〉:1アクト3回までの制限追加(※エラッタの適用)
 〈クライムファイター〉:タイミングが「〈警報〉でのリアクション成功時」に、効果が「即座にプロット1枚追加」に変更、1カットに1回の制限追加
 〈ゲームプレイヤー〉:1アクトLV+1回までの制限追加(※エラッタの適用から強化)
 〈ボギー〉:使用タイミングがメジャー→解説参照(いつでも)に強化
 〈ワイズマン〉:タイミングがマイナーに変更、「1回のメインプロセスに1回まで」の制限追加


●クロマク
 全ブランチに変更が入りました。〈イモータル〉にレベル上限が入ったものの大幅強化。 〈ゲームマスター〉は1アクト1回の制限が入ったものの、1レベル時点でも1シーン中味方全員の判定+3と非常にリーズナブルです。

▼変更点
 〈イモータル〉:効果が「神業以外の効果でバッドステータスを受けない&ダメージをLV点軽減」に変更、最大LV8の制限追加
 〈キングメイカ−〉:タイミングが判定の直前に変更
 〈ゲームマスター〉:達成値上昇がLV+2に強化、使用回数が1アクト1回までに変更
 〈御前〉:ダメージ上昇が+LV+2に強化
 〈テイマー〉:1カットに1回の制限追加
 〈ビッグ・ボス〉:達成値上昇がLV+2に強化
 〈フィクサー〉:「舞台裏判定」の前提削除、効果が「〈社会:ストリート〉の達成値+10・カット進行中は使用不可」に変更
 〈ロード〉:達成値低下が−LV×2→−4に変更


●エグゼク
 〈グランドマスター〉が強化されお手軽達成値上昇ブランチに。うなれ〈社会:企業〉パンチ。 また、〈ホワイトナイト〉が大幅強化され非常に使い勝手のいいダメージ調整スキルになりました。 防御に使うならレベルを上げて効率化を図りたいところですが、レベルを上げすぎず敵に使用してのダメージ調整という手段も有効です。

▼変更点
 〈インサイダー〉:「舞台裏判定」の前提削除、効果が「〈社会:企業〉の達成値+10・カット進行中は使用不可」に変更
 〈グランドマスター〉:達成値上昇がLV+2に強化
 〈コンダクター〉:使用回数が1アクト[レベル]回に減少
 〈パープルズ〉:使用回数が1アクト3回に変更
 〈プレジデント〉:報酬点の使用上限がLV×2→LV×3に強化
 〈ホワイトナイト〉:射程が「なし」に変更、ダメージ種別の限定解除、ダメージ軽減量が報酬点+LVに強化、使用回数の制限が削除


●カタナ
 不殺による気絶の治療が困難になり、 〈獣の一族〉や治療系ブランチへの対策に有効になりました。

▼変更点
 〈アヴェンジャー〉:対象を修羅→自身に変更(※エラッタの適用/元々唯の誤植)
 〈イン・ダークネス〉:前アクト報酬点引継ぎ時は無効の記述追加
 〈キラー〉:使用タイミングがダメージの算出→判定の直前に変更
 〈グラディエイター〉:達成値上昇が+LV×2に強化
 〈不殺〉:与えた気絶が「シーンが変わるまで神業以外できない」に強化
 〈シュラ〉:使用回数がLV+1回に増加


●クグツ
 〈さらりまん〉が強化されお手軽達成値上昇ブランチに。上司と一緒に〈社会:企業〉パンチ。 また義体データ更新に伴い(?)〈メカナイゼーション〉も大幅変更されています。

▼変更点
 〈さらりまん〉:達成値上昇がLV+2に強化
 〈ブーステッド〉:使用回数がLV+2回に増加
 〈メカナイゼーション〉:「義体を装備している間、すべての物理攻撃のダメージと防御値に+LV×2・故障/破壊されると無効」に変更
 〈ベリジェラント〉:使用回数がLV+1回に増加


●カゲ
 〈アサシン〉の効果が大幅変更、リサーチ含め全達成値上昇に有用なブランチになりました。 また、〈ニンジャ〉に回数制限がつき大幅弱体化です。これは元が強すぎたので仕方ないといったところ。 他にも〈グリムリーパー〉がダメージ吸収装備対策に変更されています。

▼変更点
 〈アサシン〉:効果が「ドラッグ使用中、全判定の達成値と物理&精神攻撃ダメージに+LV」に変更
 〈グリムリーパー〉:タイミングがマイナーに、効果が「直後に〈死点撃ち〉で与えたダメージを軽減・吸収できない」に変更、1カット1回の制限追加
 〈シャドウ〉:使用回数がLV+1回に増加
 〈スカウト〉:効果に「ダメージチャートで受ける〈知覚〉ペナルティを無視」が追記
 〈スペシャルフォース〉:前提条件「プロットを持たない状態」が削除、1カット1回の制限追加
 〈ニンジャ〉:1アクト3回までの制限追加
 〈フェイカー〉:使用回数がLV+1回に増加


●チャクラ
 一番人気の常時達成値上昇ブランチ〈アスリート〉が仕様変更。正直いらない子に成り果てたので 達成値が欲しいなら大人しく〈カンフーマスター〉に乗り換えましょう。
 一方、〈デュエリスト〉が射程に関する制限を受けたものの範囲攻撃対策に使用できるように変更。 また〈ソードマスター〉が大幅パワーアップし、常時使用可能&達成値も上がるようになりました。

▼変更点
 〈アスリート〉:「自身の〈運動〉判定時に使用された達成値をマイナスする特技やブランチ打ち消し・1アクトレベル回・最大レベル4」に変更
 〈ソードマスター〉:タイミングが常時に変更(回数制限削除)、生身以外の〈白兵〉達成値+LVの効果が追加
 〈デュエリスト〉:「前提として攻撃者の射程内であること・複数対象攻撃の場合自身のみに変更」に仕様変更
 〈ヒーラー〉:タイミング:マイナーに変更、目標値15に変更、「治療後そのシーンから行動可能」の記述追加、使用回数がLV回に減少
 〈ベンケイ〉:「購入レートが50以下の装備をLV×2個取得」に変更
 〈モンク〉:達成値上昇がLV+2に強化


●レッガー
 差分値追加系の組み合わせ制限が緩和された他、弱めの回数制限ブランチが1回増えた以外 大きな変更はありません。

▼変更点
 〈ギャングスター〉:組み合わせ上限がLV+1→LV×2に強化
 〈トリックスター〉:組み合わせ上限がLV+1→LV×2に強化
 〈ゴッドファーザー〉:使用回数がLV+1回に増加
 〈ハイエナ〉:使用回数がLV+1回に増加


●カブトワリ
 〈スナイパー〉の仕様が大きく変更された他は、大きな変更はありません。相変わらず〈トリガーハッピー〉が強力。

▼変更点
 〈カヴァーマン〉:達成値上昇が+LV×2→+3に変更
 〈スナイパー〉:〈狙撃態勢〉に成功した直後に射撃を1回行える効果に変更、使用回数がLV+1回に増加
 〈トリガーハッピー〉:射程:超遠の制限追加(エラッタの適用)
 〈マーセナリィ〉:使用回数がLV+1回に増加
 〈クールバレット〉:最大レベル4の制限追加


●ハイランダー
 〈エトランゼ〉の達成値が固定値になり、1レベル取得価値が大幅上昇。他、据え置き以外は強化されています。

▼変更点
 〈アヴァター〉:「取得済みの場合LV+4」の記述追加
 〈エトランゼ〉:達成値上昇が+2に変更
 〈エクスターミネーター〉:「他の差分値系効果の適用禁止」が削除
 〈日本人〉:達成値上昇がLV+2に強化


●マヤカシ
 〈シャーマン〉の効果が大幅変更(〈アヴァター〉と同系の効果)された以外、一部が若干強化。地味ながら 〈プリースト〉も使いやすくなっています。

▼変更点
 〈エスパー〉:達成値上昇がLV+2に強化
 〈シャーマン〉:「奥義と〈分身〉以外の技能4LVで取得(or取得済み技能LVに+4)」に効果変更、使用回数がLV+1回に増加
 〈プリースト〉:魔剣になる対象が生身→装備ひとつに変更
 〈ウォーロック〉:使用回数がLV+1回に増加


●トーキー
 〈アクティヴィスト〉が社会戦以外にも適用可能になった他、1〜2レベルなら〈ハックスター〉の使い勝手がよくなりました。

▼変更点
 〈アクティヴィスト〉:効果対象が社会攻撃から「トーキーの特技を組み合わせた攻撃」に変更、使用回数がLV+1回に増加
 〈インタビュア〉:制御判定が2回→自動失敗になり、神業以外の無効化不可に強化
 〈ジャーナリスト〉:「奥義以外の技能4LVで取得(or取得済み技能LVに+4)」に効果変更、使用回数がLV+1回に増加
 〈ディレクター〉:達成値上昇が+LV×2→+4に変更
 〈デスペラード〉:タイミングがダメージ適用の直前に変更
 〈ハックスター〉:使用回数がLV→3回に変更


●イヌ
 〈レンタコップ〉の効果値が増えた反面、2レベル以上の使用回数が低下。他、一部が回数増加しています。

▼変更点
 〈ガードドッグ〉:使用回数がLV+2回に増加
 〈ジャスティカー〉:使用回数がLV+1回に増加
 〈レンタコップ〉:達成値上昇が+2→+LV+2に強化、使用回数がLV×2回→LV+2回に減少


●ニューロ
 〈クラッカー〉と〈ソウルスティーラー〉の効果が大幅変更。また、〈義体使い〉の1レベル時点のコストパフォーマンスがさらに高まっています。

▼変更点
 〈義体使い〉:達成値上昇が+LV+2に強化
 〈クラッカー〉:タイミングがセットアップに、効果が「即座に〈クラッシュ〉を使用(プロットは消費)」に変更
 〈ソウルスティーラー〉:タイミングがマイナーに、効果が「〈パワーサージ〉によるダメージを軽減:吸収不可」に変更、1カット1回の制限追加
 〈パペットマスター〉:達成値上昇が+LV×2に強化


●ヒルコ
 〈ニューロマンサー〉が若干変更された以外は、大きな変更はありません。

▼変更点
 〈ニューロマンサー〉:タイミングが常時(使用回数制限削除)に、「生身による物理攻撃でウェブ&アストラルゴーストを攻撃可能、生身の攻撃力+LV×2」に変更
 〈マシンチャイルド〉:「オプションスロットがLV×2」→「オプション数がLV個まで」に変更(義体データ仕様変更に伴うもの)
 〈レシピエント〉:使用回数が3回に変更


●アラシ
 〈アクセラレーター〉が大幅変更。個人的には使いやすくなったと思います。また、低レベル〈ド−ルマスター〉の効率が上昇し、 常時ウォーカー状態に拍車がかかっています。

▼変更点
 〈アイアンメイデン〉:義体ルールの変更に伴い仕様変更、常時〈操縦〉判定に+LVの効果が追加
 〈アクセラレーター〉:効果が「マイナーで〈オーヴァーレブ〉を手札から判定」に変更、1アクトLV回の制限追加
 〈アンブレイカブル〉:「防御力が神業以外では無効化されない」に記述変更
 〈ガンナー〉:使用回数がLV+1回に増加
 〈ド−ルマスター〉:達成値上昇が+LV+2に強化
 〈ライオット〉:1カット1回の制限追加


●カゲムシャ
 〈シミュラクラム〉〈スナッチャー〉が若干強化された以外は、目だった変化はありません。

▼変更点
 〈シミュラクラム〉:使用回数がLV+1回に増加
 〈スナッチャー〉:特技→技能に変更(=一般技能でも可)
 〈スペクター〉:最大レベル8の制限追加
 〈ホロウ〉:最大レベル8の制限追加


●アヤカシ
 かなり微妙だった〈エンシェント〉が仕様変更(強化)。また、〈ペナンス〉の適用幅が広がっています。 また〈レジェンド〉が携帯判定不要になり、クライマックスで泣く事はなくなりました。

▼変更点
 〈エンシェント〉:効果が「アヤカシの特技に用いたカードをAにする」に変更
 〈キンスレイヤー〉:同調行動時のルール追加(相棒に効果適用)
 〈デイライトウォーカー〉:硬化時間が1シーン→1カットに短縮
 〈ペナンス〉:ダメージの限定が解除され、神業以外での軽減・吸収不可(打ち消し&治療は可)の記述追加
 〈レジェンド〉:携帯判定不要に変更


■全身義体
 全身義体のデータ・ルール両面が一新。従来のデータがすべて再定義(一部はバージョンアップという形で名称変更)されています。

 まず、ルール面。全身義体を扱う前提としてブレインパック(脳殻)の装備が必要となり、また義体を扱う形態として、脳殻を直接義体に搭載する"パックインストール"、 義体を遠隔操作する"ゴーストライド"の2種類の形態が用意されました。
 何れの形態でも義体の着脱が可能となっており、必要に応じて義体を選ぶような運用ができるようになりました(攻殻機動隊っぽく扱えるようになりました)。
 また、新規に義体専用のダメージチャートが追加。肉体戦ダメージとはまた違った効果・演出が入るようになっています。

 データ面もオプション運用などを含め刷新されています。旧来のオプションスロット方式は完全に廃止され、義体にっては個数制限されるようになりました。 また、幾つかのオプションが義体にプリインストール(セット販売)されるようになっています。
 義体の種類も安価なプライベート用を始めとして選択肢が大幅に増えた他、ジェイムスン型、ウォーカー型、"ゴーストライド"専用の小型タイプ(人形型・G型)など 多数取り揃えられています。オプションについても従来のものに加え、〈魔翼〉や〈紙一重〉、〈鋭刃〉などの特技を前提とするような特殊なものが 大量追加。多種多様な義体の作成が可能となっています。

 遊びの幅は間違いなく、大幅に広がったといえるでしょう。 余談ですが、MI掲載の広域攻撃装備〈トライバレル〉は使い捨て武器になりました。


■ワークス
 "下水王国""白き狼""新星帝都大学""セフィロト・ソフトウェア""ネヴァーランド""バーグラーレコード""ACE""CHIHAYA""CME""MID""フリーランス"が掲載。 GF誌収録版からデータ更新されているものもあるため、使用には注意が必要です。


■アウトフィット
 装備の使用可能時期として、新たに"OE"が追加。時間設定がTNDから5年後となっており、それにあわせて新たな装備開発が進んでいます。
 クリスタル・ウォールの後継・C.W.Elite(受8・受けの達成値+4・カブト専用)やP10の後継P11(殴+7・近・射撃判定+1)、上天元刀(斬+9の天元刀)をはじめ、スリーアクション08(購10/2・隠14になったスリーアクション)、 ビーストマインドD(ダメージ修正が+4になったビーストマインド)、Logos-R(購4/1になってしまったロゴス)といった各種人気装備の、物によっては完全上位互換となる後継装備が多数掲載されているため、 各ルールの適用・時代の進行と共にリビルドするといいのではないでしょうか。
 また、《右腕》を任意の神業の効果に変更する"右腕の力"、常時アストラルゴーストになるライフパス"幽体"といったユニークなものも追加されています。


■アウターエッジ
 5年後のN◎VAの舞台背景について、ケント・ブルース失踪やアーシェラ・ドニV世の死去と新たな聖母ミューの登場、三合会の内紛といったイベントの他、AI生命体やヒルコの位置付け、ニューロエイジにおけるエンタテイメント情報などが 掲載されています。また、N◎VA最大の観光地にして歓楽街、アサクサ六区(ロック)とロック・ストリートが紹介されています。
 さらに、5年を得て尚健在のゲストの面々の現状が掲載。データ付随のパーソナリティーズにはレティクル座人のあの御方をはじめ、頭にロングホーン装着して浮遊要塞から絶滅要塞に進化したゴズマさん、 眼鏡委員長21歳といった顔ぶれが並んでいます。


■Born to Kill
 強弱2種のデータ(1人除く)を持つゲスト8名と、強めに調整された8レベルトループ2種が掲載。 大ダメージをたたき出すカタナトループ"イワサキ機構部隊"と速攻フルオートを見舞ってくる"鳴雷部隊"は 何れもトループでありながら結構なスペックを誇っており、データ弄って流用もし易いため便利です。


■アドヴェンチャー
 「Artificial Romance」と「永遠の詩-The Song Remains The Same-」が掲載。 連続した2本のアクトになっています。クグツが主役!


公式リンク:
FEAR公式ページ】より、トーキョーN◎VA The Detonation サプリメント『アウターエッジ』商品詳細


2011.12.17
三元の間