エンディング
アヤカシ:新星へ還る
◆解説
アルドラの自室。今回の件の報告をする。
◆描写1(ナノマシンを止めた)
事の顛末を聞き終えた彼女は、満足そうにうなずく。
「私の友人も貴方に感謝しているそうです。彼らを代表してお礼を言わせていただくわ」
「ありがとう、『アヤカシ』。貴方に頼んで正解でした」
言葉とは裏腹に、彼女はどこか退屈そうな表情をしていた。
◆描写(ナノマシンを止められなかった)
事の顛末を聞き終えた彼女は、溜息と共に言葉をつむいだ。
「結局、ジャドゥは目的を果たしたという事ね・・・」
「これから、少し騒がしくなるかもしれません。その時はまた、貴方にお願いすることになるでしょう」
「今は良い夢を、『アヤカシ』」
そう言った彼女はしかし、ほんの一瞬。妖艶な笑みを浮かべたように見えた。
◆結末
結果にふさわしい演出をすること。
クグツ:企業暇無し
◆解説
今回の件を、早川美沙に報告する。
◆描写1(城島が死んだ)
「報告は受けています。彼は社内の機密を外部に漏らし、また市民に危害を加える意思がありました」
「貴方の行動に問題はないわ。・・・気を落とさないでね」
◆描写2(城島を説得した、失脚させた)
「お疲れ様でした。彼が独断で取った行動に関しては、いずれ査問が行われるでしょう」
「彼は優秀な技術者です。悪いようにはならないはずよ」
「貴方に任せて正解だったわ」
◆結末
「では、次の任務です。本社のバイオ部門で多額の使途不明金が発覚した問題ですが・・・」
処理課の辞書に、休暇の二文字は無いらしい。
マヤカシ:依代の未来
◆解説
今回の事件の後、依代となった少女の結末。
◆描写(ナノマシンを止めた)
彼女は元の生活に戻っていった・・・かに見えた。
「弟子入りさせてくださいっ」
「素質はあるって、ちゃんと適正検査で言われたんです」
「また、同じようなことがあっても・・・今度は自分の力でなんとかしたいの」
「だから、お願いっ」
◆描写(ナノマシンを止められなかった)
ナノマシンの影響で、彼女の両親は互いに殺し合った。身寄りのなくなった依子が『マヤカシ』を
尋ねてくる。
「帰る場所・・・なくなっちゃった」
「『マヤカシ』さん・・・私、どうしよう」
「お願い、一緒に居て」
◆結末
どうするかは『マヤカシ』次第である。答えを聞き、ふさわしい演出をすること。
バサラ:星都の囚人
◆解説
御門忍に、今回の件を報告する。
◆描写(ナノマシンを止めた)
御門忍がバサラをねぎらう。
「ありがとうございました。依頼主の妖精からも、感謝の言葉を伝えられています」
「・・・ところで。これから、何か別の予定がありますか?」
「実は、ある『人形の一族』の方からお願いされている件があるのです」
◆描写(ナノマシンを止められなかった)
御門忍は頭を下げる。
「大変な騒ぎに巻き込んでしまいました。深くお詫びいたします」
「我々はこれから、混乱を収めるために動かねばなりません」
「お手伝いいただけますか?・・・もちろん、可能な限りのお礼はします」
◆結末
『バサラ』が答えたところで、シーン終了。
カブト:救われた街
◆解説
クロトクリンとの別れ。時間はクライマックス直後にさかのぼる。
◆描写1(クロトクリンが《守護神》により死亡)
クロトクリンの体から薄い輝きが広がって行き、ST☆R全体を包み込む。結界で街を覆ったのだ。
そして、魂を失った少女の体は倒れた。
◆描写2(ナノマシンを止めた)
「ジャドゥは倒れた今、私は帰らなければなりません。妖精たちの代表として、やるべき事があります」
「『カブト』様、それに皆さん。あなた達と出会えた事、私、忘れません」
「いつかまた、お会いしましょう。その時は・・・私の姿をお見せできると思います」
◆描写3(ナノマシンを止められなかった)
「今ここで、私に出来ることはありません」
「妖精界に戻り、仲間の協力を呼びかけます。この街に生きる人々を助ける為に」
◆結末1(クロトクリンが《守護神》により死亡)
少女の、消え入りそうなかすかな声が聞こえる。
「・・・よかった、間に合いました」
「半人前の私でも、みなさんを守ることが出来ました」
「『カブト』様の・・・いえ、皆様のおかげです」
栗色の髪をした少女が、微笑んだのが見えた・・・そんな気がした。
◆結末2(クロトクリンが生きている)
「しばしのお別れです。ヒトと世界とアヤカシが、共に歩けるその日まで」
「その時までには、一人前の妖精になりますから」
栗色の髪の少女が『カブト』の元へトラブルを持ち込むのは、もう少し先の・・・
これとはまた、別の物語である。
(了)
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