『アリアンロッドRPG 2E』シリーズ質疑応答 2011年12月26日版  この質疑応答は、プレイを円滑に進めるために、コピーしたり、それを無償で配布したりすることを許可します。ただし、ファイル名や内容を変更することを一切禁じます。「無償の配布」には、ホームページなどに掲載することも含まれます。  なお、質疑応答による回答は正誤表のような正式の修正ではなく、また版によって変化することがあります。質疑応答の回答を導入するかどうかは、ゴールデンルールにしたがってGMに決定権があります。各プレイヤーがGMの判断にしたがってください。 (C)FarEast Amusement Research Co.,Ltd. (C)FujimiShobo ※文中に「『R1』P89」「『R2』P27」などと書かれていた場合、それぞれ『ルールブック@』『ルールブックA』の該当するページを参照することを示しています。また、この質疑応答を参照する前に、『R2』P190〜P193のトラブルシューティングも読んでおいてください。 ■『アリアンロッドRPG』をプレイされていた方へ  『アリアンロッドRPG 2E(以降、AR2E)』で大きく変更されたルールをまとめておきますので、参考にしてください。ただし、ここで列挙したもの以外にも、細かいルールの変更はありますので注意してください。 ・キャラクター作成時のスキルの取得方法の変更 ・キャラクター成長時のスキルの取得、クラスチェンジ、フェイトの上昇の方法の変更 ・ダイスの振り直しが発生した場合、フェイトによって増加させたダイスはそのまま有効 ・ムーブアクションの追加。およびそれに伴うアクションの変更 ・エンゲージから離脱した時に、別のエンゲージに突入することが可能 ・バッドステータスの変更 ・「他人をかばう」から「カバー」に名称変更 ・「とどめを刺す」から「とどめの一撃」へ名称変更 ・「不意打ち」から「奇襲攻撃」へ名称変更 ・アイテムを取得するスキルで得たアイテムは、プリプレイごとに取得することができ、シナリオ終了時に失なわれる ・スキルのCLの制限廃止 ・ギルドスキルからギルドサポートへ名称変更 ・成長点の計算項目の変更 ・セッション終了時にギルドへ成長点を提供しても、プレイヤーの成長点は減少しない ・《ファインドトラップ》を取得していなくても、トラップ探知は可能。ただし、《ファインドトラップ》を取得していない場合、トラップ探知の判定に失敗すると、トラップが作動する ・エネミー特殊能力からエネミースキルへ名称変更 ・コンティニュ型のトラップの効果の適用は接触時 >>NEW ・上級クラスへのクラスチェンジはキャラクターレベル10以上から可能で、そのタイミングで上級クラスのスキルも取得可能。 ・上級サポートクラスは称号クラスに名称を変更し、メインクラス、サポートクラスとは別のクラスとして取得するように変更。また、称号クラスの取得はキャラクターレベル15以上から可能で、そのタイミングで称号クラスのスキルも取得可能。 >> ■キャラクターの作成/成長 Q:キャラクター作成時にメインクラスとサポートクラスが同じ場合、フェイトが1点増えますが、クラスチェンジによってメインクラスとサポートクラスが同じになった場合もフェイトが増えますか? A:増えません。キャラクター作成時のみフェイトが増えます。 Q:一般スキルの上限である[累計でキャラクターレベル+1]レベル分には、ライパスで取得した分も含まれますか? A:含まれます。 >>NEW Q:キャラクター作成時にスキルを取得することによって、能力基本値が13を超えることはできますか? A:できます。能力基本値を13よりも大きくすることができないのは、ボーナスポイントの割り振りの時のみです。 >> ■戦闘 Q:呪歌をカバーすることはできますか? A:できません。呪歌は攻撃に含まれません。 Q:トラップの対象となったキャラクターをカバーすることはできますか? A:カバーは攻撃を受けたキャラクターに対する行動ですが、ダメージを与えるトラップであれば、GMがシナリオの内容や状況などによって、カバーを認めてもよいでしょう。 Q:キャラクター以外(オブジェクトなど)をカバーすることはできますか? A:カバーは攻撃を受けたキャラクターに対する行動ですが、GMはシナリオの内容や状況などによって、オブジェクトへのカバーを認めてもよいでしょう。 >>NEW Q:『ルールブック@』の「未来の英雄へB」で、剣の冒険者くんが山賊よりも早く行動しているのですが。 A:申しわけございません。製品版では、データ調整の結果、山賊の【行動値】が変更となっております。 >> ■バッドステータス Q:複数のキャラクターから同じバッドステータスを与えられた場合、どれが有効になりますか? A:まず、強度が設定されているバッドステータスについては、強度の高いものが有効となります。たとえば毒(1)の効果を受けたあとに、毒(2)の効果を受けた場合は、毒(2)の方が有効となります。これはノックバックも同様です。それ以外のバッドステータスについては、最初に受けたバッドステータスを有効とします。 ■その他のルール Q:[イリュージョン][フールイリュージョン]の効果を受け、別のエネミーの姿となっているエネミーにエネミー識別を行なった場合、どのように処理したらよいですか? A:上記のトラップなどの効果で別にエネミーに姿を変えている場合、元のエネミーではなく、化けている姿のエネミーとしてエネミー識別を行なってください。たとえば、ゴブリンがトラップの効果でドラゴンに化けていた場合、ゴブリンではなくドラゴンのデータを使用してエネミー識別を行ないます。 Q:《擬態》でオブジェクトに化けているエネミーにエネミー識別を行なえますか? A:《擬態》の効果が解除されるまで、エネミー識別の対象にできません。 Q:《ステッドファスト》や《抵抗性:スリップ》を取得しているキャラクターが騎乗状態の時にスリップを受けた場合、騎乗状態は解除されますか? A:解除されません。《ステッドファスト》や《抵抗性:スリップ》はスリップを受けないスキルだからです。 Q:騎乗状態の時にスリップを受け、《インデュア》や《バッドステータス無効》で回復した場合、騎乗状態は解除されますか? A:《インデュア》《バッドステータス無効》はバッドステータスを回復するスキルのため、騎乗状態の時にスリップを受けると騎乗状態が解除され、それによる貫通ダメージを受けてしまいます。ただし、《インデュア》や《バッドステータス無効》を使用すれば、移動できなくなるというスリップのペナルティは受けずに済みます。 >>NEW Q:ものすごい距離が離れていたとしても(たとえば1000m)、跳躍の判定でクリティカルしてしまうと、飛べてしまうのですが。 A:1000mのように跳躍することが不自然な距離の場合、GMは跳躍の判定を認める必要はありません。どのくらいまでの距離の跳躍を許可するかは、そのPCの【移動力】を上限とするとよいでしょう。 Q:移動中に跳躍を行なう場合、どのように処理すればよいですか? A:移動の中に跳躍も含まれていると考えてください。したがって、移動の開始位置から終了位置の間に跳躍を行なう穴などが完全に含まれていれば、移動の開始前に跳躍の判定を行ない、これに成功すれば穴などを飛び越えて、目的の場所まで移動を行なうことができます(失敗した場合は、その穴などに落ちてしまうことになります。穴が広い場合は、その穴の真ん中に落下したことにするとよいでしょう)。移動の終了位置がちょうど穴などになっていた場合、跳躍を行なうことはできないとするとよいでしょう。 Q:聞き耳の判定に成功した先に、複数の種類のエネミーが存在した場合、エネミー識別はどのように処理すればよいでしょうか? A:たとえば、聞き耳をした先のエリアにA、B、Cの3種類のエネミーが存在したとします。GMは3種類のエネミーがいることだけを告げ、それぞれのエネミーについて1回ずつエネミー識別を行なわせてください。この時、GMはエネミーの外見や特徴などから推測して、PCが聞いた音(ガチャガチャと金属鎧の音、カサカサと歩く音など)のプレイヤーに告げて、エネミー識別を行なう際の参考(フェイトを使用するなど)にさせてもよいでしょう。また、PCの置かれた状況や環境などによって、GMはエネミー識別ができない(あるいは1回しか行なえない)、エネミー識別の判定のダイスが−1Dされるなどしてもかまいません。 Q:FS判定で、進行判定や支援判定以外を行なうことは可能ですか? A:GMが許可した場合、進行判定や支援判定以外の行動をとってもよいでしょう。 Q:リビルドでゲッシュを変更することはできますか? A:GMが許可すれば、変更してもかまわないでしょう。ただし、ゲッシュは「なにかに誓いを立てる」というキャラクターの個性です。ゲッシュを捨てて、新たなゲッシュを取得することについては、なにか理由を考えるべきでしょう。 >> ■スキル ●スキル全般 Q:武器攻撃に効果を及ぼすスキルは、白兵攻撃、射撃攻撃の両方に使用することができますか? A:できます。たとえば、ウォーリアの《バッシュ》は白兵攻撃と射撃攻撃の両方に使用することができます。ただし、白兵攻撃や射撃攻撃に限定されている場合、それぞれの攻撃にしか使用できません。 >>UPDATE Q:「エンゲージしていないキャラクターに白兵攻撃可能な武器」を装備している場合、その武器を使用してエンゲージしていないエネミーに「射程:至近」のスキルを使用できますか? A:できません。「射程:至近」のスキルは、エンゲージしているキャラクターのみを対象として選択することができます。たとえば、武器の射程が20mだとしても、スキルの対象にできるのはエンゲージしているキャラクターのみとなります。 >> Q:スキルAと同時に使用するスキルBを使用した時、スキルAを《インタラプト》などで打ち消された場合、スキルBも打ち消されたことになり、スキルBのコストを消費する必要がありますか? また、使用回数に制限があった場合、使用したことになりますか? A:スキルBと同時に使用するスキルAが打ち消されたため、スキルBを使用することはできなくなります。したがって、スキルBは使用しなかったことにしてかまいません。この場合、スキルBのコストを消費する必要はありませんし、また、使用回数があるスキルの場合、使用した回数を増やす必要もありません。 >>NEW Q:「タイミング:効果参照」となっていて、「効果」の中で同じタイミングで使用するスキル(《フィッシング》と《ハンティング》など)を、同時に使用することはできますか? A:できます。 Q:「タイミング:《(スキル名)》」となっていて、同じスキル名が指定されてスキルを(《カバームーブ》と《アラウンドカバー》など)、同時に使用することはできますか? A:できません。 Q:《アンビデクスタリティ》や《ツインウェポン》などで、右手に装備した武器が物理ダメージ、左手に装備した武器が魔法ダメージを与えるような場合、武器攻撃で与えるダメージの種類はどうなりますか? A:武器攻撃を行なうPCのプレイヤー(NPCの時はGM)が、武器攻撃を行なう時に、与えることのできるダメージの種類の中から選択してください。質問の場合は、物理ダメージと魔法ダメージのどちらかを選択することになります。 Q:シーン終了まで効果が持続するスキルで、効果を終了させる方法が明記されていないスキルの効果を途中で打ち消すことはできますか? A:自分が使用したスキルであれば、自身のフリーアクションを使用して、効果を打ち消すことができるとしてください。 >> ●ウォーリア Q:スリップを受けているキャラクターを《セイブアタック》で、エンゲージから離脱させることが可能ですか? A:できません。スリップを受けている間は、戦闘移動、全力移動、離脱を行なうことはできません。 >>NEW ●メイジ Q:《マテリアルコンポーネント》で使用する宝石を購入することは可能ですか? A:GMが許可すれば可能とします。価格はエネミーのドロップ品に書かれている金額を2倍にしてください。 >> ●シーフ Q:《ワイドアタック》などの複数の対象を攻撃した時に《スティール》を使用した場合、それらすべてのエネミーに対してドロップ品決定ロールが可能ですか? A:可能です。攻撃したエネミーごとにドロップ品決定ロールを行なってください。 >>NEW Q:《アンビデクスタリティ》の効果は、右手に「種別:短剣」、左手に「種別:短剣/鞭」のように、右手と左手に装備している武器の種別がすべて一致していなくても適用可能ですか? A:可能です。《アンビデクスタリティ》は、「種別」に「短剣」が含まれていれば効果を発揮することができます。 >> ●アルケミスト Q:《アルケミカルサークル》の効果は、ハンドグレネードに適用できますか? A:できません。ハンドグレネードは錬金術判定ではなく、射撃攻撃で攻撃する武器です。 Q:《ウェポンクリエイト》を複数回使用して、武器を複数作ることはできますか? A:できません。ただし、作成した武器を失なったり、破壊されたりすれば、再び作成することが可能です。 >>NEW Q:《シンセサイゼーション》を使用した場合、マイナーアクションでポーションを2個使用し、メジャーアクションで《ポーションピッチ》によってさらにポーションを2個使用することはできますか? A:できます。ポーションを使用するタイミングで2個ずつ使用可能です。 >> ●ガンスリンガー Q:「種別:魔導銃」は射撃攻撃が可能な武器なので、《ラストリゾート》で白兵攻撃を行なった時、《スナイピング》の効果を適用することはできますか? A:できません。同様に《ラストリゾート》を使用して白兵攻撃を行なっている時は、「射撃攻撃が可能な武器を使用した〜」という記述のスキルも適用できないものとしてください。 >>NEW ●サムライ Q:《ソニックブーム》などエンゲージの外から行なわれた白兵攻撃に対して、ナイフなどの投射可能な武器による《ストライクバック》を使用することはできますか? また、《ストライクバック》に使用した武器はどうなりますか? A:できます。また、《ストライクバック》に使用した武器は、投射による攻撃を行なった時と同様の処理とします。 ●バード Q:《アカンパニー》の効果はいつまで持続しますか? A:ダンサーのスキルの効果時間が終了するまでです。 >> ●モンク Q:バッドステータスを受けていない対象へ、《コンバットスロー》や《インベナム》によってバッドステータスを与えた場合、そのダメージロールに《アディショナルブロウ》の効果を適用できますか? A:できません。《アディショナルブロウ》は、バッドステータスを受けている対象への攻撃を行なった時のみ適用されます。 Q:《ハリケーンブロウ》によって、スリップを受けているキャラクターを移動させることはできますか? A:できます。《ハリケーンブロウ》によって発生する移動は、戦闘移動、全力移動、離脱ではありません。 >>NEW ●レンジャー Q:投射可能な武器で白兵攻撃を行なった場合、《イーグルアイ》や《シャドウショット》などの「射撃攻撃が可能な武器を使用した命中判定の達成値に〜」と記述されているスキルの効果を適用できますか? A:できません。 ●ウォーロード Q:《ツインウェポン》の効果にある『「種別」は両方を備え〜』とは具体的にどういう意味ですか? A:たとえば右手にキャリバー、左手に虎徹を装備した場合、「種別:魔導銃/刀」となるという意味です。 Q:《ツインウェポン》を取得しているキャラクターが永氷柱とグラビトンハンマーを装備していた場合、武器攻撃のダメージは〈水〉と〈地〉の両方の属性を持つことになりますか? A:なります。 Q:ハンドグレネードを右手と左手にそれぞれ装備し、《ツインウェポン》の効果を受けている時に《ディフェンスライン》を使用することはできますか? A:できません。ハンドグレネードの命中修正や攻撃力などのデータは、投射で攻撃する時のみ効果があるものとして扱ってください。 ●ナイト Q:《ホースバトラー》による攻撃は、直前に行なったメジャーアクションと同じメインプロセスに含まれますか? A:含まれます。 ●スカウト Q:「投射」を行なうことができる武器で、その射程内の対象に《インターフィアレンス》を使用することは可能ですか? また、《インターフィアレンス》に使用した武器はどうなりますか? A:できます。《インターフィアレンス》に使用した武器は、投射による攻撃を行なった時の処理と同様とします。 Q:《ウィップアロー》《チェンジショット》の効果を受けている時、その射程内の対象に《インターフィアレンス》を使用することはできますか? A:できます。 Q:《ラストリゾート》を取得していない状態で、キャリバーを使用して至近の対象に《インターフィアレンス》を使用することはできますか? A:できます。 ●テイマー Q:《マニピュレイト》により攻撃を行なわせる場合、対象が取得している攻撃と同時に使用するスキル、命中判定の直前に使用するスキル、ダメージロールの直前に使用するスキルなども使用させることはできますか? A:できません。《マニピュレイト》で行なわせることができるのは、メジャーアクションで行なえる行動(「タイミング:メジャーアクション」のスキルなど)のみです。 >> >>UPDATE ●エネミースキル Q:《スキルマスター》や《スーパーマスター》で、《ボルテクスアタック》や《リゼントメント》のようにメインクラスが限定されるスキルも取得、使用できますか? A:できます。《スキルマスター》や《スーパーマスター》は、エネミーが使用するスキル、使用しないスキルをGMが自由に選択できます。また、取得するための前提となっているスキル、メインクラスなど、取得や使用に関する制限も無視してかまいません。シナリオ、PCのデータに合わせて使用するスキルを選択するようにしてください。 >> ■アイテム Q:素手で攻撃する時、《アームズマスタリー:格闘》など「種別:格闘」の武器に効果のあるスキルは使用できないのでしょうか? A:使用できます。素手は武器ではありませんが、素手で攻撃する時は「種別:格闘」の武器を使用しているものとして扱ってください。武器としてのデータは『R1』P153を参照してください。 Q:チェインダガーのように種別がふたつある武器は、使用する時に種別を選択するのですか? A:選択する必要はありません。たとえばチェインダガーであれば「種別:鞭/短剣」となっていますが、これはどちらの武器の特性も持っているということになります。したがって、「種別:鞭」のみ効果があるスキル、「種別:短剣」のみ効果がスキルのどちらも使用することができます。 >>NEW Q:「種別:盾」のアイテムを左手と右手の両方に装備することはできますか? A:できます。ただし、両手に武器を装備している時と同様(『ルールブックA』P190)、どちらかの盾の効果しか適用することはできません(《シールドスラム》などのスキルも同様です)。また、処理が煩雑になりますので、『ルールブックA』P190に書かれているとおり、GMは盾をふたつ装備することができないとしてもかまいません。 Q:バスタードソードの「種別」と「装備部位」の切り替えはフリーアクションで行なうのですか? A:そうです。したがって、右手にバスタードソード、左手に盾を装備している時に、バスタードソードを「装備部位:両」に変更したい場合は、ムーブアクション(またはマイナーアクション)で盾を手放し、フリーアクションで「種別:両手剣」「装備部位:両」に変更することになります。 Q:刀の右近左近などは、ふたつ装備してもメインとして使用している方しか「攻撃力:+21」にならないのですか? A:そうです。もし、右手と左手の両方の刀の攻撃力を変更したい場合は、ウォーロードの《ツインウェポン》などを取得する必要があります。 Q:アイテムの「破壊」と「使用不可」の違いについて教えてください。 A:破壊はアイテムそのものがなくなります。したがって、装備している武器が破壊された場合、装備は解除され、武器自体も消滅します。一方、「使用不可」は装備している状態は継続されますが、その武器を使用することができない状態を示します。 Q:《ツインウェポン》の効果により、キャリバーの他にもうひとつ武器を装備している状態で、《エクシードショット》を使用します。この直後に《テンポラリリペア》を使用した場合、キャリバーともうひとつの武器の両方とも使用可能になりますか? A:なります。《エクシードショット》は装備している武器を「使用不可」にするだけであり、「破壊」するわけではありません。したがって、右手と左手には武器を装備したままとなり、依然として《ツインウェポン》の効果を受け続けることになるからです。 Q:ドレスブックを使用すると、防具の「物理防御力」や「魔法防御力」は0になりますか? A:なりません。「物理防御力」などのデータは、現在装備している防具のものを適用してください。演出的には、防具や衣装などを変更するものではなく、幻影などで見た目を変化させるためのアイテムとして扱ってください(したがって、触れればばれてしまうでしょう)。GMが許可すれば、別の方法を考えてもかまいません。 >> ■ギルドサポート Q:《力の泉》で選択したスキルをギルドメンバーの他のキャラクターが取得していた場合、そのキャラクターが選択したスキルを使用してもコストは1/2になりますか? A:なりません。自分が選択したスキルを自分が使用した時のみ、コストが1/2になります。 ■ゲッシュ >>NEW Q:《女王への誓い》の恩恵で指定するスキルとして、上級クラス、称号クラス、地域クラスなどを取得、使用することはできますか? A:GMが許可すれば取得、使用してもかまいません。ただし、上級クラスや称号クラスのスキルを取得できないようなキャラクターレベルの時に、それらのスキルを使用できることは、セッションに参加しているPCごとの強さのバランスを崩す可能性があります。したがって、恩恵で指定するスキルは、現在のキャラクターレベルの範疇で取得可能なスキルとすることを推奨します(上級クラスのスキルであれば10レベル以上、称号クラスであれば15レベル以上)。 Q:《女王への誓い》の恩恵で指定するスキルとして、取得や使用に前提条件があるスキルも取得、使用することはできますか? A:GMが許可すれば取得、使用してもかまいません。 Q:《戦意の誓い》は、対象となるエネミーにバッドステータスの[逆上]を与えるのですか? それとも[逆上]の効果のみを与えるのですか? A:[逆上]の効果のみを与えます。対象はバッドステータスの[逆上]を受けているわけではありません。したがって、《抵抗性:逆上》や《バッドステータス無効》などで防ぐことはできません。また、《アディショナルブロウ》などのバッドステータスを受けている対象に有効なスキルも効果は発揮しません。もし、これらのスキルの効果を発揮させたい場合は、別途バッドステータスの[逆上]を与える必要があります。 >> Q:《忠誠の誓い》で「種別:短剣」を選択した時にチェインダガーを使用すると天罰を受けますか? A:受けません。 Q:《不屈の誓い》を取得している時、自分のいるエンゲージから離脱したエネミーを追うために移動しても天罰を受けるのでしょうか? A:受けません。天罰を受けるのはエネミーとエンゲージしている状態から、みずから移動した場合です。エネミーが移動してしまったり、みずからの意思を無視して他者によって移動させられたりした場合は、天罰を受けません。 ■トラップ Q:コンティニュ型のトラップとの接触は、エンゲージとどう違うのですか? A:接触とは、主にコンティニュ型のトラップの範囲内にキャラクターが存在していることを意味しています。コンティニュ型のトラップは、エンゲージよりも広い範囲に設置することが可能です。たとえば、ひとつの部屋すべて(エリア全体)にコンティニュ型のトラップを設置することもできます。もし、エンゲージとして処理すると部屋全体がひとつのエンゲージということになってしまいます。そのため、コンティニュ型はエンゲージとは違う概念で表わす必要があるわけです。 >>NEW Q:[ハザード]や[冷たい雨]などのトラップが「カスタマイズ:○」になっているのは、判定に使用する能力値が変更できるためですか? A:そうです。ただし、この場合はトラップレベルは変更する必要はありません。 Q:ラウンド進行中に[ダブルトリガー]の掛かっているトラップを解除する場合、一回のメジャーアクションで二回判定を行なうことができますか? A:一回のメジャーアクションでは、一回のトラップ解除しか行なうことはできません。したがって、メジャーアクションを二回使用する必要があります。 Q:トラップカスタマイズ表に書いてある以外に、トラップのカスタマイズを行ないたいのですが。 A:基本的には掲載されているトラップデータを参考にして、オリジナルのトラップを作成することをお勧めします。一応、既存のトラップを利用する場合のカスタマイズの例を以下に示しますので、参考にしてください。 データの変更 レベルの情報 効果内のHPロスの変更          HPロス5点ごとに、トラップレベル+3 効果内のMPロスの変更          MPロス5点ごとに、トラップレベル+3 効果内の達成値減少の変更         達成値−1ごとに、トラップレベル+2 効果内の判定のダイス数減少の変更     ダイス数−1Dごとに、トラップレベル+3 効果内のバッドステータスの効果強度の変更 効果強度+1ごとに、トラップレベル+3 ■エネミー Q:モブエネミーはスキルなどの効果で、カバーを行なうことはできますか? A:できます。 >>