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トーキョーN◎VA The AXLERATION CROSS THE LINE



最終更新2014.07.17

※■スタイル技能(装備、その他/ひとまず完了)(7/17)
※■スタイル技能(アップデート、装備まとめ)(7/13)
※■スタイル技能(カゲムシャ〜アヤカシ)(7/10)
※■スタイル技能(アラシ)(7/9)
※■スタイル技能(クロガネ)(7/8)
※■スタイル技能(ヒルコ)(7/7)
※■スタイル技能(イヌ〜ニューロ)(7/6)
※■スタイル技能(ハイランダー〜トーキー)(7/4)
※■スタイル技能(カゲ〜カブトワリ)(7/3)
※■スタイル技能(エグゼク〜クグツ)(7/2)
※■スタイル技能(カリスマ〜クロマク)(7/1)
※■追加ルールまとめ、■スタイル技能(カブキ〜カブト)(6/29)



「ジ・アザーサイド」に続くサプリメント第二弾。
待望のオーサカM◎●Nを始めとするメガプレックスガイドに加え、
「フォーカスシステム」「SPS」といった新システムが追加。
また各スタイル毎に8つ(チャクラ&クロガネは17!)のスタイル技能、
アウトフィットやシナリオに追加チャート等々も掲載されており、盛り沢山の内容となっています。


例によってデータ面中心のレビュー。
誤読や解釈の誤りがあった場合は適宜修正させていただきますのであしからず。

間違ってるとこあったら突っ込みお願いします m(_ _)m


  ■追加ルールまとめ
  ■カブキ
  ■バサラ
  ■タタラ
  ■ミストレス
  ■カブト
  ■カリスマ
  ■マネキン
  ■カゼ
  ■フェイト
  ■クロマク
  ■エグゼク
  ■カタナ
  ■クグツ
  ■カゲ
  ■チャクラ
  ■レッガー
  ■カブトワリ
  ■ハイランダー
  ■マヤカシ
  ■トーキー
  ■イヌ
  ■ニューロ
  ■ヒルコ
  ■クロガネ
  ■アラシ
  ■カゲムシャ
  ■アヤカシ
  ■アップデート
  ■装備まとめ
  ■装備詳細
  ■その他の掲載情報
  ■追加ルールまとめ

▼ フォーカスシステム
・複数回の判定により段階的に状況を進行させていく、全員参加型の判定システム。
 カーチェイスによる逃走劇やハッキングと物理潜入による要人奪還といったシチュエーションの解決に用いる。
 FS判定の進行は戦闘同様、カット進行で行う。通常の戦闘と並行して行う事も可能。
 進行判定(状況を進行させる1回の判定)に参加できるキャラクターは状況に応じてRLが決定する。
 進行判定に参加できないキャラクターは、スタイル技能などの使用のほか、支援判定を行うことができる。

・状況に応じて指定された技能での進行判定に成功すると「進行値」を獲得する。進行値は[達成値/10]+進行修正。
 進行修正は基本的に1。チェイスならヴィークルのSF、ハッキングならタップのサイクル(「サ:」の値)。
 ※一部スタイル技能とすべてのタップのデータが再定義されている。詳しくは後述。
 獲得した進行値の合計が「完了値」に到達すれば、FS判定に勝利したことになる。

・進行値の合計が一定値に達すると状況が変化し、進行判定の技能や目標値が変更になる(これを「イベント」と呼ぶ)。
 複数のイベントが同時に発生した場合、最後に発生したイベントを適用する。

・イニシアチブプロセスにARを消費して「支援判定」を行う事ができる。
 判定の目標値は進行判定と同じ。成功すれば対象が次に行う進行値に+1。
 判定に用いる技能は状況に応じてRLが使用可否を決定する。コネ・都市社会・進行判定と同一の技能は常に許可が推奨。
 また交渉による応援や知覚による警戒、戦闘と平行するなら戦闘系技能が通りやすい。

・神業についてはRL判断となる。使用すればSF判定で勝利となる事が推奨されている。

▼ SPS
・Shared(共有)PS。プレイヤー全員における共通目標。
 アクト中にRLから提示された条件を満たせば、報酬として最大5経験点を獲得できる。
 1経験点のSPSが5つでもいいし、5経験点のSPSが1つでもいい。
 例として、FS判定や戦闘の勝利、NPCの生存や打倒などが挙げられている。

▼ サンクチュアリ
・ホワイトより上のセキュリティランク。登場判定は企業か社交界で12。
・登場判定修正が0未満のアウトフィットを装備している場合、登場判定が失敗する。
 チームで判定せずに登場した場合、登場判定修正0未満の装備は持っていないことになる。
 ※〈†戦術〉のルールも変更。修正0未満の装備は1人あたりLV個まで。
・神業による持ち込みは状況次第でRL判断。迷うなら「対象のキャスト1人の装備すべて」。

▼ バッドステータス:電子妨害
・電子妨害(15)のように強度が存在する。対象のキャラクターは強度以下の全アウトフィットの使用が妨害される。
 マイナーアクションで解除できる。

・すべてのアウトフィットは「解説」にある効果の使用の宣言ができない。
 武器やヴィークルはそれを用いた判定が失敗。SFなどに依存するスタイル技能も使用できない。
 ソフトウェア・サイコアプリはすべての効果を失い、常時効果があるものも無力化される。
 全身義体は生身を用いた判定は失敗、防御効果を失い、全判定が−10。

・防具は効果を失わず、特殊効果が使えない事を除けばペナルティもない。
 また、既に使用済みのサイバーウェアや常時効果のあるサイバーウェアなど、一部の装備も影響を受けない。


  ■スタイル技能
 各スタイルごとにスタイル技能が8つ追加。うち秘技が2つ、奥技が1つ。チャクラとクロガネだけは17のスタイル技能が追加されており、チャクラのみ秘技が4つあります。

 特筆すべきは「神業変更技能」。使用を宣言すると神業の効果を変更できます。バサラ、カブト、カゼ、フェイト、クロマク、エグゼク、カタナ、クグツ、チャクラ、レッガー、マヤカシ、トーキー、イヌ、ニューロ、アラシ、カゲムシャに追加されており、特にフェイト、クグツ、トーキーなどのようにシナリオ上の用途が無い場合がある神業が救済された形となりました。何故か秘技でも奥技でも無いため、取得の敷居が低いのも魅力です。
 経験点獲得条件は元から変更の無いもの、変更先に依存するもの、それ以外と様々です。

 ※尚、推奨スタイルの神業を変化させたり、変更後の神業が推奨スタイルのそれに似ている事を理由に推奨スタイルを無視するといった行動は控える事、また「ゲストは神業変更技能を取得/使用すべきではない」ことが明記されています。
スタイル  技能名   変更内容

バサラ   具現者   《不可知》《電脳神》《守護神》など、元力により異なる       増幅者   《霧散》 カブト   不屈なる者 自身がコネを持つ対象が《不可知》を使用 カゼ    疾駆者   《不可知》、自身のヴィークル破壊 フェイト  勇気ある者 自身がコネを持つ対象に《ファイト!》 クロマク  代理人   《難攻不落》《とどめの一撃》《制裁》《電脳神》、10報酬点消費。ゲスト運用(TOS-P37)時は無効 エグゼク  専門部署  呼び出したトループのスタイルの神業(壊滅時は不可) カタナ   剣鬼    エンゲージする任意のトループ&エキストラを戦闘不能 クグツ   忠義者   《黄泉還り》 チャクラ  決闘者   《死の舞踏》、ただし相手がカブト・カタナ・カゲ・チャクラ・カブトワリの場合のみ レッガー  復讐者   自身が受けたダメージを神業ダメージとして相手にも与える マヤカシ  殉教者   どんな願いも1つだけ叶うが、自身が[完全死亡]する トーキー  記録者   自身がコネを持つ対象に《プリーズ!》 イヌ    防衛者   対象へのダメージ1つを打ち消し、互いに同意すればシーンから退場も可能 ニューロ  砕魂者   《神の御言葉》、ウェット不可 アラシ   戦争屋   《不可触》、ただし対象は自身 カゲムシャ 潜伏者   《霧散》


▼カブキ 
 山札ダメージ祭り開催中。決めろデコピン一撃30ダメージ!

●スタイル技能
 〈挑発〉と組み合わせ、対象を自身1人に変更させる〈挑発U〉がなかなか便利。開幕の範囲攻撃潰しに是非。〈空蝉〉系との相性も抜群です。
 今回追加の〈ステージライト〉(〈†オンステージ〉効果中に使用、自我との対決に勝利すれば[憎悪]を与える)とも相性が良さそうなんですが、AR消費を賄えない限り併用は難しそう。
セットアップの〈†オンステージ〉でARが0になり、〈挑発〉でもAR消費が要求されるためです。

 また、〈コネ〉取得技能の〈トップスター〉も追加。コネはFS判定の関係で需要が高まったため、いいタイミングでの追加といえます。

 その他、防具未装備状態なら肉体・精神ダメージを[ファッションの装備数]+1点軽減(最大LV+1まで/上限5)する〈ファッションリーダー〉、スタイル技能による達成値減少効果を1シーンにLV+1回(上限SL)無視する〈プリズムスター〉が追加。何れもやや微妙なところですが、後者はお守り代わりに1レベルあってもいいかも。


●秘技
 組み合わせた任意の攻撃のダメージカードを山札2枚分にする〈†ミラクルヒット〉が目を引きます。能力値ダメージ追加と同程度の効果が期待できるため、ピンポイントダメージを考えない場合に有効。何より運任せなところは非常にカブキらしいといえます。

 また、山札判定での絵札(ファンブル)をAに変える〈†番狂わせ〉が追加。スート変更不可・1シーン1回・1アクトにレベル回と制限が多いため、山札判定を多用するなら、といったところ。


●奥技
 メジャーで使用・芸術と組み合わせて自我と対決、中距離までの範囲(選択)に酩酊(大)を与える〈※天地開闢〉が追加。1シーン1回・1アクトにレベル回の制限はありますが、普通に〈†熱狂〉と組み合うあたり非常に強烈といえます。



▼ バサラ
 神業変更を2つ獲得したバサラ。
 元力が相対的に弱体化した挙句神業が弱いままという不遇を克服した今、かつての人気を取り戻せるか。

●スタイル技能
 やはり目を引くのは前述の神業変更技能〈具現者〉〈増幅者〉。〈増幅者〉は《霧散》(経験点取得条件もそちらに依存)ですが、〈具現者〉の元力ごとに効果が異なります(経験点取得条件は変更なし)。
元力		変更内容

光学 《不可知》 電磁 《電脳神》 火炎 《とどめの一撃》 疾風 《とどめの一撃》 水雲 《黄泉還り》 大地 《難攻不落》 重力 《守護神》 器物 《死の舞踏》 生物 《黄泉還り》 虚無 《チャイ》 時間 《守護神》

 また、変わったところでアヤカシのスタイルレベルを検知する〈審判〉が追加。〈人化〉による制御値上昇を無視する上に「対決:なし」のため、容易に正体を看破できます。

 他、元力共通のデータをP+4+元力LV・受2の白兵武器に変更する〈元力武装〉、組み合わせた物理攻撃でパリーの受け値をLVx2(上限LV4)無視する〈粉砕〉が追加されています。


●秘技
 組み合わせた肉体ダメージに【理性】を追加する〈念動力〉が追加。1カット1回の制限はありますが、問題になることは少ないでしょう。

 また、新元力として、対象が判定を行った際に使用、達成値に+LVx2(上限LV3)する〈元力J:時間〉が追加されています。タタラなどと異なりAR消費を解消できないのがネック。


●奥技
 1アクトにLV回(上限3)、組み合わせた物理攻撃によるダメージに対し「タイミング:ダメージ適用の直前」やダメージチャート内容を変更するスタイル技能を無効化する〈※分解消去〉が追加。見切り系や〈異形化〉を無力化できます。
※〈獣の一族〉の再生や〈死者の一族〉の無効化には通じませんが・・・。



▼ タタラ
 爆破、改造、サポート、癒し。無限の可能性がタタラにはある。
 でも電子妨害だけは勘弁な!(RL視点)

●スタイル技能
 特筆すべきは組み合わせた物理攻撃でダメージが抜ければ[電子妨害(15)]を与える〈ハイボルテージ〉。ニューロのそれと異なり対象こそ「単体※」ですが、ダメージと平行して嫌がらせができるのが強力です。

 また、バッドステータス対策として、制作と組み合わせ[電子妨害][故障][捕縛]をすべて解除する〈オーバーホール〉(1アクトLV回使用可能)、〈スーパードクター〉と組み合わせLV個のバッドステータスを回復する〈スーパードクターU〉が追加。新規追加の電子妨害も含め、食らってしまうと相当しんどいものが多いため、選択肢としてはアリといえます。

 他にも、〈パーソナルバリア〉〈†爆破工作〉の効果値に+LV(上限3)する〈出力向上〉が追加。双方を主軸に使うキャストなら取得する価値はあるでしょう。

 他、プレアクトに選択した武器の攻撃達成値に+LV(上限SL)する〈カスタマイズ〉があります。


●秘技
 与える[電子妨害]の強度に+LV(上限3)する〈†テクノマンサー〉が追加。前述の〈ハイボルテージ〉に組み合わせると殆どのアウトフィットが射程圏内に入ります。尤もガチで対策された場合はどうせ届かないので、あまりつぎ込みすぎるのは考え物かも。

 また、1アクト1回、アクト終了までSFを+1、または射程を1段階延長(遠まで)できる〈†魔改造〉が追加。特にSFは他で代用が効かないため、FS判定やスタイル技能で有効活用できるならアリかもしれません。


●奥技
 〈改造〉〈改造U〉〈†魔改造〉の使用回数を+LV(上限SL)する〈※メイジン〉が追加。すべてを改造に賭けた貴方に。



▼ ミストレス
 歌によるサポートに加えリアル癒し系技能も獲得。
 サポート系最強の座を堅持しつつ、攻防共に増強されています。

●スタイル技能
 ミストレスにしては珍しく攻撃的なのが、1シーン1回、単独で自我と対決し勝利すれば成功した制御判定を失敗にする〈愛の抱擁〉。AR消費もないため、スタン攻撃で即死コンボに非常に有用です。

 また、メジャーで交渉と組み合わせ、対象が次に受ける肉体ダメージをLVx2(上限LV4)軽減する〈エール〉が追加。後述の〈†励ましの歌〉と組み合わせると非常に効果的といえます。

 その他、ダメージ軽減技能の効果値に常に+LV(上限3)する〈心の芯〉、メジャーで交渉と組み合わせ、仮死・完全死亡でない肉体ダメージを目標値に、判定に成功すれば治癒する〈日だまりの歌〉が追加されています。

●秘技
 1アクトLV回(上限4)、組み合わせた判定の対象を範囲(選択)にする〈†励ましの歌〉が追加。効果に同意するキャラクターのみが対象ですが、前述の〈エール〉を始めサポート系のスタイル技能を範囲に適用できる点は非常に強力といえます。これに組み合わせて使用し、対象が手札1枚を破棄&補充する〈励ましの歌U〉もあります。

 また、ARを消費して自身以外の攻撃のダメージに【感情】を追加する〈†戦女神〉が追加されています。


●奥技
 1カット1回まで、自身を対象とする、リアクション不可を含むあらゆる判定にリアクションする〈※黄金の精神〉が追加。単独使用ですが達成値+LVx3(上限LV4)のため、ゲスト向けの奥技といえます。



▼ カブト
 防御一辺倒スタイル、さらなる弱点を克服へ。
 無効化の無効化は、ちょっとコストが重かった。

●スタイル技能
 自身がコネを持つキャラクターに《不可知》を使用させる神業変更技能〈不屈なる者〉が追加。確実に使う為にはコネ取得技能と絡めなければならないのがネック。但し、そもそもの話《難攻不落》そのものを使い損ねる事もそう無いため、無理に使うことを考えなくてもいい気がします。余裕があれば1レベル、といったところ。 

 追加された中でとにかく強力なのが、ダメージ軽減技能の効果値に+LV+2(上限LV3)する〈常在戦場〉。カバーリング系なら1レベルだけでも振っておくといいでしょう。

 1カット1回、単独で判定し自身が封鎖したエンゲージ内にいる対象の判定の達成値を−2する〈圧力封鎖〉も地味ながら強力。抵抗されない&AR消費しないという点が評価できます。〈仁王立ち〉での封鎖が可能ならばあって損することは無いでしょう。1レベルでも持っておけばカード回しにもなって便利です。

 また、1アクトLV回(上限3)リアクション時にマイナーアクションを1回行える〈騎士の備え〉は、マイナーアクション増加のスタイル技能を使用できない制限がありますが、システムの都合上マイナーアクションがほぼ行使できないリアクション系キャストにとっては非常に有難い技能といえます。

 他、リアクションの際、1レベルで酩酊(小)、3レベルで酩酊(大)を無視できる〈シェイクオフ〉があります。


●秘技
 1シーンにLV(上限4)回、〈最後の砦〉に組み合わせ、判定に使用したカードの数字だけダメージ軽減を行う〈†最後の砦U〉が追加。「ダメージ軽減技能」ではないという点が光りますが、回数制限がシビアなため多用はできません。

 また、1カットLV(上限3)回、パリーでの受け値に+【肉体】する〈†不破の盾〉が追加。一撃の火力がインフレ気味なため、パリー系のカブトならば是非とも欲しくなるところ。

●奥技
 1アクトLV回(上限4)、使用を宣言すればダメージ軽減技能を無力化する効果を無視できる〈※フラッシュガード〉が追加。待望の効果とはいえ、秘技ですらないスタイル技能の対策が奥技&回数制限というのは若干理不尽な感もあります・・・。



▼ カリスマ
 精神攻撃のみならず、味方の支援も忘れない僕らのカリスマ。
 言葉の力でダメージ軽減!

●スタイル技能
 1カット1回、単独で判定・制御値を目標に、自身を対象に含まない精神攻撃の達成値を−LV(上限5)する〈徹底抗弁〉が便利。用途は限定されるもののARを消費しないため、1レベル取得でのカードまわしにも活用できます。

 組み合わせた判定の結果やそのダメージにより発生した制御判定の制御値を−LV+1(上限LV4)する〈ネゴシエート〉もアウトフィットの自動成功こそ防げないものの、用途が広く便利といえます。

 また、交渉と組み合わせメジャーで使用・対象が次に行う「ダメージを与えないメジャーアクション」の達成値に+LV+1(上限LV4)する〈エンカレッジ〉はFS判定やリサーチで活用でき、秘技でない達成値上昇技能としては優秀といえますが、「事前に使っておく」という性質上使い勝手がやや厳しい面も。

 他、交渉と組み合わせ、対象が[支配]や〈消去〉など、精神に干渉する技能や装備の効果を受けているか判別する〈精神鑑定〉、トループを呼び出す技能に組み合わせ、人数に+LVx2(上限LV5)する〈求心力〉が追加されています。


●秘技
 1カット1回、対象が受ける肉体ダメージを[判定に使用したカード]だけ軽減する〈†不滅の情熱〉が強力。この系統には珍しくARを消費せず、自他共に行使可能なため、非常に使い勝手がいいと言えます。

 組み合わせた精神攻撃のダメージが抜ければ[恐慌]を与える〈†弾丸の論撃〉も便利、ではあるのですが。
  怨霊機銃?知らない子ですね・・・


●奥技
 精神攻撃に組み合わせ、ダメージが抜ければ対象のARを−1し、かつダメージを治癒するまではAR増加(または2以上へ変更)する技能・装備の効果を無効にする〈※ダブルバインド〉が追加。〈†空蝉〉フィーバーによるカゲ蔓延にお悩みの貴方へ。



▼ マネキン
 コネ方面のサポート技能が目を引くマネキン。
 うまく相手の顔を立てれば、ヒロインへの道も見えてくる。

●スタイル技能
 メジャーで行う芸術判定の達成値に常時+LV+1(上限3)する〈ステージガール〉が便利。芸術は消費経験点が5で済む上に+1の補正があるため、低経験点キャストにおすすめです。

 また、メジャーで交渉と組み合わせ自我と対決・勝利すれば[憎悪]を与える〈キャットシーフ〉が追加。〈空蝉〉狙いの反撃系キャストやカブトと好相性です。

 新たなコネ系技能としては、1アクト1回、メジャーで宣言し同意した対象のコネを1レベルで取得する〈運命の曲がり角〉が追加されています。判定ナシ&1レベルで済む点はメリットですが、〈一期一会〉がある事を考えると無理に取らなくてもいいような。
 他のコネ絡みの技能としては、1シーンLV(上限SL)回「自身がコネを取得している対象」が対決に勝利すればカード1枚破棄&補充ができる〈アディクション〉が追加。宣言のみで使用可能な点が強みです。

 その他、〈パトロン〉4レベル取得が前提、〈パトロン〉で得る報酬点に+【感情】する〈花魁〉が追加。得られる報酬点はそれなりですが、4レベル前提はちと厳しいか。


●秘技
 1カット1回・1アクト3回まで、単独で判定し「自身がコネを取得している対象」が行う判定の達成値に+LVx2(上限LV4)する〈†ハートプレジャー〉が非常に強力。回数制限こそ厳し目ですが、AR消費がないため、達成値上昇サポート技能の中では優秀といえます。

 また、メジャーで自我と組み合わせ自我と対決・対象が行うリアクションに−LVx2(上限LV4)〈†ポイズンスマイル〉が追加。ダメージを与える行動とは組み合わず、マイナーで解除もできるため、こちらは効果としては今ひとつといったところ。


●奥技
 メジャーで交渉と組み合わせ自我と対決・勝利すれば対象に嘘を1つ、本心として信じこませる〈※アクトリス〉が追加。演出やシナリオネタ方面で色々と活用できそうな奥技です。


▼ カゼ
 FS判定の導入で、乗り手ならではの立ち位置を獲得したカゼ。
 追加の技能は同乗者を前提とするものも。相棒と共に、戦場を駆け抜けろ!

●スタイル技能
 神業変更技能として、《脱出》を《不可知》に変更&搭乗ヴィークルが破壊される〈疾駆者〉が追加。回避にも使えるようになったとはいえ自身限定のため、使い損ねるくらいなら・・・ということでしょうか。カゼ的にペナルティが重いので、あくまで最後の手段といったところ。

 使えるところでは、〈ロケットスタート〉と組み合わせ、同乗者にも効果を適用する〈スリップストリーム〉が強力。双方1LVで十分なのもポイントです。

 また、ヴィークル搭乗中にメジャーで使用・近距離の対象に狼狽を与える〈スローダスト〉(1シーン1回までだが自身か搭乗者が使い捨て装備を使用するたび1回分まで回復)もなかなか便利。同乗者と共に移動する性質上、相手の移動を阻害する[狼狽]をうまく使えば一方的な試合展開も。

 風変わりなのが、組み合わせた攻撃にリアクションされた際に判定の札を破棄・出し直す〈オーバーテイク〉。「ダメージを与える行動に組み合わせできない」欠点を持つため、ハマれば非常に強力ではあるものの、カゼでの使い所はやや厳しいそう。

 他、1カット1回まで〈ダイレクトロール〉に組み合わせ「達成値を減少させる技能」にリアクションする〈アクロバット〉があります。


●秘技
 〈ロケットスタート〉と組み合わせ、移動を行う〈ロケットスタートU〉が追加。同乗者と共に先陣を切って一気に崩すような戦術が狙えます。戦術の〈スリップストリーム〉や〈スローダスト〉とも併用すれば効果抜群。

 また、組み合わせたドッジで勝利すればシーン中の判定+1(LV+1回累積・上限LV4)する〈†エアトリック〉が追加。判定の種別を問わない事もあって強力には見えますが、エンジンかかるまでの時間を考えるとやや使い難い点も。


●奥技
 1アクト1回、自身が受けた肉体ダメージを目標値に操縦で判定・成功すればダメージを打ち消す〈※アトモスフィア〉が追加。イザというときの保険としては十分に強力な奥技です。



▼ フェイト
 ダメージ軽減に軽減強化を獲得し、攻防リサーチと全く隙がなくなったフェイト。
 神業変更も強力とあって、いよいよブーム到来の予感・・・!

●スタイル技能
 神業変更技能〈勇気ある者〉が追加。〈真実〉の効果が、コネを持った相手への〈ファイト!〉に変わります。殆どの場合有効活用できるため、2枚目以降のスタイルに躊躇なくフェイトを選べるようになったのは大きいといえるでしょう。
 但し、〈真実〉を出し惜しみすると経験則上ロクなことがないため、◎フェイトなキャストなら取得しないほうが安全かも。

 特筆すべきは、カード1枚の肉体ダメージ軽減技能〈タフネス〉。カバーリング系の〈†信念の盾〉唯一の泣き所も克服され、フェイト単体でいけるようになってしまいました。  同じく軽減技能系として、ダメージ軽減技能の効果値に+LV+1(上限LV3)する〈探偵覚悟〉が追加されています。

 攻撃面では、組み合わせた射撃のダメージに+LV+2(上限LV4)し、スタン攻撃を行う〈急所外し〉が追加。〈護身術〉には僅かに劣りますが、白兵一択だったイメージの幅が広がりそうです。

 また、1アクト1回、社会:ストリートの途上判定に組み合わせ、そのシーン中行うカット進行以外の判定に+LV+1(上限LV4)する〈ホームストリート〉が追加。シーンプレイヤーでは使えず、FS/戦闘にも活用できない&回数制限も厳しいため、こちらは少々微妙なところ。演出的には好みなのですが・・・。


●秘技
 1アクト1回、メジャーで宣言し、アクト中1つの能力値&制御値に+LV+1(上限LV3)する〈†覚悟の灯〉が追加。能力値を有効活用できるスタイルなら十分アリといえます。カット進行中や舞台裏では使用できないため、ご利用は計画的に。

 また、1アクトLV(上限4)回、コネを除く一般技能として単独で使用・達成値に+3する〈†イレギュラーズ〉が追加。特に複数の判定が要求されるFS判定では非常に便利といえるでしょう。


●奥技
 1アクトLV(上限1)回、組み合わせた任意の判定で手札2枚を合計できる〈※ジャイアントキル〉が追加。同じスートの札2枚を揃える必要があるため、使うなら「切り札」の切りどころになりそう。



▼ クロマク
 一に散財、二に散財。追加技能のほぼすべてが報酬点を要求しますが、
 金さえどうにかなるならば、お世辞抜きで最強クラス。

●スタイル技能
 神業変更技能は、10報酬点と引き換えに《腹心》の効果を《難攻不落》《とどめの一撃》《制裁》《電脳神》何れかに変更できる〈代理人〉。要は万能なんですが、キャストが使うには報酬点がちと重いか。

 神業変更が報酬点を要求するこの状況で、追加技能はほとんどが散財技能です。
 中でもプレアクトにLVx2(上限LV3)までの報酬点を消費、その住居にいる限り自身と任意のキャラクターが常時[消費した報酬点]/2の達成値ボーナスを受ける〈一国一城〉が強力。車椅子探偵の他、自慢の住居で仲間と共に迎え撃つ演出にもってこいです。

 対象が判定時に単独で使用・3報酬点を支払い、達成値に+3する〈レッドカーペット〉もAR消費がなく強力。1アクトLV(上限3)回まで使用可能です。

 また、報酬点3点を支払い単独で判定・アクト中信用判定に+LV+1(上限LV3)する〈慈善事業〉があります。〈帝王の意地〉〈帝王の気概〉で防御を固めるなら効果抜群です。

 他、1アクトLV(上限3)回まで、組み合わせた判定で追加の舞台裏判定(情報収集か対象が自身のスタイル技能のみ)を行う〈権謀術数〉が追加されています。
  〈†ブラックマーケット〉で荒稼ぎしてゲッハッハゲッハッハ


●秘技
 秘技は何れも散財系です。
 特に、セットアップに範囲(選択/対象の数だけ報酬点消費)に使用、自我と対決し成功すれば[狼狽]と報酬点1点をを与える〈†悪徳の金貨〉が非常に強力。相手の出鼻を挫くことができます。
 何より食らった相手のアイデンティティがピンチ。演出次第では神業を誘発できるレベルです。

 また、組み合わせた物理/精神攻撃でダメージを与えた際にLVx2までの報酬点を消費、[蛇毒(消費報酬点)]を与える〈†猛毒の金貨〉(対象は単体※)があります。


●奥技
 奥技に至るまで散財系。
 使用時に10報酬点消費し、アドレスを知っている対象に社会:ストリートと組み合わせメジャーで使用、成功すれば以降対象に与える肉体ダメージにLVx4(上限LV3)する〈※処刑リスト〉が追加。使用されれば回避方法もなく、非常に強力です。報酬点の関係で1〜2人が限度のため、キャスト相手に使う場合は慎重に。



▼ エグゼク
 クロマクに負けず劣らず、報酬点をバラまいてくスタイル。
 金というならこっちが本家!

●スタイル技能
 神業変更技能は自身が所有するトループのスタイルの神業に変更する〈専門部署〉。トループが全滅すると使用不能になるのがネック。

 これに伴い、1アクト1回、組み合わせたトループ召喚技能で壊滅したトループを1つ再召喚できる〈再招集〉が追加されています。

 また、クロマクに対抗してか、こちらも散財技能が追加。
 便利なのが、社会:企業と組み合わせ5報酬点を消費、以降アクト中に対象が行う一般技能1つの達成値に+1する〈グループサポート〉。1アクトに3回の制限はあるもの、1レベルで済むことを考えれば十分に有用です。後述の秘技で強化もアリ。

 同じく散財系として、社会:企業と組み合わせ搭乗判定に使用、3点の報酬点と引き換えにシーン中肉体ダメージをLV+1(上限LV5)軽減する〈送迎車〉があります。送迎用リムジンで乗り付ける、という演出のオマケつき。
  ※むしろそっちがメイン?

 一方、報酬点獲得系として〈予算獲得〉での報酬点に+LVx2(上限LV3)する〈追加予算〉が追加。これらの散財系技能を支えます。


●秘技
 秘技は何れも散財系。
 1つは〈グループサポート〉による達成値上昇にさらに+LV(上限3)する〈†グループサポートU〉。消費報酬点がさらに2点かかりますが、LV次第では見合うだけの効果があるといえます。

 もう1つは、アドレスを知っている任意の対象がクライマックスフェイズで行う判定に+LV(上限3)する〈†非合法セクション〉。消費経験点や人数次第ではこちらのほうが使えることも。


●奥技
 奥技もやはり散財系。
 任意の判定に組み合わせ、LV×3(上限2)の報酬点を消費・その分達成値を上げる〈※プレジデント〉が追加になっています。流石に散財速度も尋常ではありませんが、得られる効果も見合うだけの価値があります。



▼ カタナ
 白兵系代表スタイルのはずが、なんだかパっとしない感のあるカタナ。
 神業変更の余波もあり、この先生き残ることができるか。

●スタイル技能
 神業変更技能は《死の舞踏》でエンゲージした任意のトループとエキストラを戦闘不能にする〈剣鬼〉。カット進行開始早々に複数のトループを蹴散らすのが主な使い方ですが、エキストラを戦闘不能にする部分はパニックに陥った群衆や暴徒鎮圧など意外な使い道もありそうです。

 1シーンに1回、組み合わせた白兵攻撃ダメージに+LVx3(上限LV3)する〈壱の太刀〉が追加。ネックとなる回数制限は、1シーン1回・1シナリオLV(上限4)回、メインプロセス直後に単独で使用する〈納刀術〉で1回分回復できます。
 仮に前者3LV-後者1LVとして、1シナリオ2回のダメージ+9に40経験点。秘技枠を使わない事を考えると、十分な性能といえそうです。

 また、白兵でのリアクションに組み合わせ、〈居合い〉をリアクションに適用する〈落ち葉切り〉が追加。〈リフレクション〉の有用性が増加しました。
 宣言で1アクトLV(上限3)回エンゲージを封鎖・離脱者に白兵でリアクションできる〈剣圧〉も合わせて考慮に入れてもよさそうです。


●秘技
 エンゲージが封鎖状態のみ使用可能・組み合わせたダメージに+【生命】する〈†鬼神剣〉が追加。〈†粉砕剣〉より扱いやすそうに見えますが、〈剣圧〉や"グラビティエリア"を使いきると使い物にならないというのはちと厳しいか。

 また、1アクトに1回、組み合わせた白兵攻撃の判定カードをエースに変える〈†瞬きの剣〉が追加。切り札として1レベル取得はアリですが、取得前提がスタイルレベル2と厳しいため、日の目を見るのは難しいかも。


●奥技
 奥技は組み合わせた白兵攻撃のダメージ適用遅延を無効にする〈※餓狼剣〉。ぶっちゃけ奥技なんだから、もう一声が欲しかった。



▼ クグツ
 フェイト同様に神業の脆弱さから、ペルソナ以外は敬遠されがちだったクグツ。
 ここから先が本領発揮?

●スタイル技能
 神業変更は《完全偽装》を《黄泉還り》にする〈忠義者〉。フェイト同様神業がネックだっただけに、非常に有用といえそうです。例によって◎クグツで呼ばれた場合はRLに確認を取ったほうがいいかも。

 単純に使えるのが、クリンナップに単独で使用、1シーン1回、バッドステータスを+LV(上限4)個回復する〈リペアボディ〉。今回バッドステータスが結構シビアなため、イザというとき頼りになります。

 1カット1回、電脳を組み合わせた判定に対し使用・達成値を−LV(上限3)する〈セキュリティブレイク〉はうまくハマればなかなか便利。とはいえ活躍の確約はないため、アクト次第と言えそうです。

 他、セットアップに使用、購入レート10以下の使い捨て装備3つを入手する〈支給品〉が追加。1アクトLV(上限3)回、シーン終了時に失われるといった欠点もありますが、それ以前に10以下の使い捨てのみというのは・・・。

 また、マイナーで使用、メインプロセスに与えるダメージに+1(LV回/上限4まで重複)する〈過剰励起〉が追加。これだけではパっとしませんが、後述の秘技につながります。


●秘技
 組み合わせて与える肉体ダメージに+[〈過剰励起〉の使用回数]x3する〈†バルクフィスト〉が威力の面で強力。秘技そのものは1レベルでいいのがメリットです。とはいえ使いこなすには〈過剰励起〉に加え〈マルチワーク〉のレベルも必要となるため、相応にコストはかかります。

 また、エグゼクの奥技以外を取得(LV上限−1/最低1)する〈†上級特権〉が追加。クグツも〈†圧力〉で資金獲得が可能なため、散財技能とも好相性です。

●奥技
 1アクト1回、〈実験体〉と組み合わせ効果を「全能力値に+〈実験体〉LV」する〈※業物〉が追加。1レベルで問題ない点はキャストにとって嬉しい配慮。尚、FAQにて〈実験体〉そのものはカット進行中以外は使えなくなった事にはご注意を。
  ※厳密にはセットアップ技能全般です。公式FAQ参照。



▼ カゲ
 TNXではトップクラスの人気を誇る、遠近問わずの戦闘スタイル。
 目玉はお手軽手札回しに範囲回避上昇、そしてニンジュツ!

●スタイル技能
 個人的に一押しなのが、組み合わせた攻撃のメインプロセス終了時、手札1枚を破棄&補充する〈殺しの美技〉。攻撃→ダメージと大きめのカードを消耗した直後というケースが多いため、地味ながら非常に便利といえます。

 また、バッドステータス関連として、1アクトにLV(上限3)回、マイナーで宣言し、取得時に指定した[衰弱]以外のバッドステータスを受けている対象に行う物理攻撃の対決を「不可」にする〈必殺絶技〉と、1カット1回バッドステータスを受けている対象の達成値を−3する〈戒めの鎖〉が追加。他のキャストの能力とも相談すると扱いやすくなります。

 面白いのは、バサラの元力をカゲの秘技として取得可能(上限LVは−1)になる〈忍術〉。ネタ的な側面も強いですが、アウトフィットの恩恵を受けられるのが一番のメリットといえそうです。
  カゲの秘技が強力なため、選択肢には上がり難そうですが、ニンジャなら取らざるをえない。ワザマエ!

 他、〈薬師走り〉使用時、追加でLV(上限3)個のメジャーで使用するドラッグを使用する〈薬師走りU〉が追加されています。


●秘技
 とにかく強烈なのが、セットアップに使用・至近の範囲(選択)の対象がカット中行うドッジの達成値に+LV+2(上限LV4)する〈†霧隠れ〉。自分限定・1レベルで考えても効果は十分ですが、レベルを上げる+他キャストが歩調を合わせればすごい事になりそうです。

 また、組み合わせた投擲攻撃に差分値を追加する〈†死の長き手〉が追加。今回は規定回数までなら投擲しても失われない武器も追加されており、〈胡蝶〉ナシでもイケるようになっています。

●奥技
 奥技はセットアッププロセスに使用、中距離・範囲(選択)のトループに対し自我と対決、勝利すればトループが壊滅する〈※朧月〉。先手を打てる挙句にARを消費しないのもポイント。取得の価値は高いといえます。活躍範囲が〈剣鬼〉とかぶりますが、射程の関係でこっちのほうが使いやすい気も。
  まあ奥技ですし。



▼ チャクラ
 ウェット専用の技能が多いためか、追加技能は他の倍以上。
 震脚と練気を鍛え上げ、狙え追加ダメージ32発!

●スタイル技能
 神業変更は《黄泉還り》を《死の舞踏》に変更する〈決闘者〉。カブト・カタナ・カゲ・チャクラ・カブトワリの戦闘系5スタイル所有者にしか通じないという欠点はあるものの、誰も引っかからないことはまず無いでしょう。
  カタナは泣いていい。

 上限突破系として、〈拳法〉の「上限レベル」に+LV(上限3)する〈拳法U〉(同〈手刀U〉)が追加。〈手刀U〉はウェットなら"生身"が技能や装備では[故障]しなくなります。
  むしろ生身が故障するという驚愕の事実。そりゃそうか・・・

 同様に「ウェットの場合の副次効果」があるのが、クリンナップに自身に使用、バッドステータス1つを解除する〈生命の泉〉。ウェットはLV(上限4)個を解除できます。バッドステータスは厄介なものが多いため、保険に1レベル持っておくだけでも価値はあります。

 ウェット専用のものは5つ。
 プレアクトに"生身"の攻・受に常時LVx2(上限LV3)する〈鋼の肉体〉は素手受けするなら非常に便利。〈手刀〉と異なり組み合わせ不要なのもポイントです。
 また、1メインプロセスあたりの〈練気〉の使用回数を1+LV(上限SL)に変更する〈練気U〉はSLが高いほど効果的。〈震脚〉と組み合わせるとちょっとおもしろいことになります。〈決闘者〉のお陰でSL2(以上)を狙いやすくなっているのもポイントです。
 防御面では、1アクトLV(上限4)回、〈鉄身〉と組み合わせ使用回数消費を抑える〈鉄身U〉が追加。「使用回数を消費しない」とある部分が、「1カット1回」を制限ごと無視できるか否かで評価が分かれそうです。
 他にも、自我の達成値に常時+LV(上限3)する〈鋼の心〉、1アクトLV回(上限SL)、ムーブアクションで使用・2段階移動する〈爆速〉が追加。後者はチェイス時は進行値+1の効果もあります。

 他、ウェットと関係ないところでは自我と組み合わせたリアクションで受ける精神ダメージをLV+3(上限LV5)軽減する〈気炎万丈〉。+3修正の効果が大きいため、余裕があれば保険で1レベル入れておくといい場合も。ウェットなら特に推奨です。

 また、白兵攻撃と組み合わせ、自身が[捕縛]を与えた対象への肉体ダメージに+LV+2(上限4)する〈崩し技〉があります。


●秘技
 ウェット専用の秘技は2つ。
 1つは1シーン1回・ダメージ適用直前に単独で使用・ダメージを【生命】点軽減する〈†牙の門〉。名前で「おっ」と思う人がいそうなこの技能、[ダメージ軽減技能]ではありません。イザというときの保険に1レベル。
 もう1つは、SL2以上が取得条件・1アクトに1回・組み合わせた白兵攻撃の判定カードをエースに変える〈†心技一体〉。カタナの〈†瞬きの剣〉と比較して制約(ウェット)がある分、神業変更技能の関係でSL2にし易いのが利点でしょうか。

 ウェットが関わらないところでは、組み合わせた"生身"での白兵攻撃でダメージが抜ければ対象に[電子妨害(20)]を与える〈†雷電〉が強力。大概の装備がダメになります。
  タタラやニューロ以上に電子妨害が強力という。

 また、組み合わせた"生身"の攻撃の射程を近、技能が射撃のスタイル技能と組み合わせが可能となる〈†指弾〉が追加。〈ガンフー〉の真逆といった感じです。カブトワリを混ぜてのドリームコンボに。

 他、組み合わせた白兵攻撃を範囲(選択)にする〈†震山衝〉があります。射程が「※至近」、〈震脚〉効果中と制限が多い点でカタナの〈†旋風撃〉より若干劣ります。


●奥技
 [重圧]を受けた際に宣言・指定した能力値のものに変更し、その[重圧]を受けている間判定の達成値に+LVx3(上限LV3)する奥技〈※絶一門〉が追加。バッドステータスはカット進行終了時に回復する(TNX-P142)ため、アクト中使えるわけではない点にご注意。



▼ レッガー
 イカサマに急所攻撃と攻撃性能の評価が高いレッガー。
 (ある意味)殺し神業に加えダメージ軽減技能も獲得し、いよいよ開花の時が来た?

●スタイル技能
 受けたダメージを与えた対象にも与える〈復讐者〉が追加。ダメージ種別を問わない点が強みです。概ね即死系神業ですが、断末魔の神業や敵に狙われない等、場合によっては使えないのは勿論ですが、何より◎レッガーとして呼ばれている場合は慎重に。オチでNPCが救えない、《制裁》ダメージ打ち消し忘れた!なんてことも起こりかねません。

 便利なのが、組み合わせた物理ダメージが抜ければ、自身に対して[萎縮]を与える〈悪の花道〉。前のめり気味なキャストには持ってこいです。

 また、1メインプロセスに1回、1アクトLV(上限SL)回まで、マイナーで宣言しメインプロセス終了まで手札を5枚にする〈ファイブカード〉も地味に優秀。回数制限はネックですが、特に攻撃時は手札が悪化しやすいため、最後にクズ札を破棄できるのがポイントです。
  おやジョンソン。

 また、ダメージ軽減技能の効果に+LV(上限3)する〈用心棒〉が追加。決して弱くはないもの、カブト(2+LV)やフェイト(1+LV)に比べると若干見劣りします。


●秘技
 報酬点獲得技能として、1アクトLV(上限3)回まで単独で使用・5報酬点を得る〈†シノギ〉が追加。今回追加された〈闇市〉でさらにLV+2(上限LV3)を獲得できます。

 また、1カット1回肉体・精神ダメージを[カードの数字+3]軽減するダメージ軽減技能〈†度胸試し〉が追加。何故かタイミングがメジャーですが、誤植かと思われます。


●奥技
 1アクトLV回(上限3)、心理と組み合わせた精神ダメージで20以上を与えた際に、"約束"(他言不可能・可能な限り遵守)を与える〈※悪魔の契約〉が追加。治療には21以上の自我判定か、治癒が必要です。シナリオのネタ向けですが、カット進行中に使うとそれなりにカオスになる気が。



▼ カブトワリ
 射撃戦闘スタイルのため、比較的ライバルの少ないカブトワリ。
 追加は火力上昇系が中心。エラッタで失った火力を取り戻せるか。

●スタイル技能
 ダメージ追加系として、近〜超遠までの距離を指定、その距離の対象に与える射撃攻撃のダメージに+LV+3(上限LV5)する〈キルゾーン〉が追加。距離こそ制限されるものの、ダメージ上昇量が大きく強力です。
 フルオート射撃でない攻撃のダメージに+LV+2(上限LV4)する〈セキュアショット〉も追加されています。

 また、射撃攻撃でダメージを与えない代わりに、そのカット中の範囲(選択)の対象のリアクションを−LV(上限5)する〈ゾーンファイア〉が追加。攻撃系一切をかなぐり捨て、コレ1本に絞るならアリな選択肢。またトループ級に取得させるのにも向いています。

 変わったところでは、メインプロセス終了直後に単独で使用、1シーンにLVx2回(上限LV4)まで、準備中の射撃武器すべての弾倉を交換する〈フラッシュリロード〉が追加。地味に1レベル取得での手札回しに活用できます。

 他、射撃攻撃の達成値+1&銃をサイバーウェアとして扱い、電制に+LV(上限5)する〈ニューロリンク〉があります。純粋に達成値+1のため、とりあえず1レベル取得しても問題なさそうです。


●秘技
 1カット1回、組み合わせた※単体への射撃攻撃のダメージに+【外界】する〈†雷の矢〉が追加。従来の能力値ダメージ上昇系ですが、カタナ等と異なり欠点こそありませんが、対象が「※単体」な点に注意です。

 また、1アクトに1回、組み合わせた射撃攻撃の判定カードをエースに変える〈†ブルズアイ〉が追加。他と同様取得制限がSL2以上、カタナと同じ理由で出番は少ない気がします。

●奥技
 奥技は1アクトLV回(上限SL)、組み合わせた射撃攻撃のリアクション&ダメージ軽減を不可にする〈※致命の魔弾〉。殆どの場合、一撃一神業or即死になりそうです。



▼ ハイランダー
 攻・防・リサーチ・万能神業と、わりと無敵なヒロイン系スタイル。
 追加分の強力な精神軽減にバッドステータス無効化で、ボスキャラ感も半端ない。

●〈†トランス〉関連
 戦闘人格へスイッチする秘技〈†トランス〉が追加。これに付随するスタイル技能3つ追加されています。
 ネタ的には面白そうなのですが、全体的にスペックは控え目です。
  「自分自身は非戦闘系」キャラを維持したまま戦闘可能になるのが一番のポイントかも。

 〈†トランス〉自体の性能は、1アクト1回セットアップで使用し、指定の一般技能のレベル+2・その技能判定に+LV(上限4)。これ自体は1レベルでもいいでしょう。
  〈早変わり〉とも組み合う親切設計。

 関連技能は、組み合わせた白兵/射撃攻撃のダメージに+LVx2(上限LV4)する〈隠された殺意〉。〈†トランス〉していない場合は+LVに効果が落ちます。
 同様に心理に組み合わせる精神ダメージ版〈スリーピングゴースト〉があります。こちらはウェットには効果がありません。

 また、1アクト1回、射撃に組み合わせ武器データを攻:X+10、射:近〜遠に変更する〈軌道兵器〉があります。〈†トランス〉していない場合は達成値−[10−LVx2(上限LV5)]。今回は対レーザー防具の充実により"フェイタルゲイズ"だけには頼れなくなったため、威力自体は悪くありません。必殺技用に1レベル、といったところでしょうか。


●他のスタイル技能
 他の技能としては、精神ダメージを常時LVx2(上限LV5)点軽減する〈天使のヴェール〉が追加。精神ダメージ肩代わりが捗りそうです。

 また、装備の電制に+LV+1(上限LV3)する〈マインドロック〉が追加。電子妨害対策に有用です。RLがネタに使えるフレーバーのオマケつき。


●他の秘技
 1シーン1回まで、セットアップで使用し範囲(選択)に電子妨害(14+LV/上限LV3)を与える〈†天の鳥籠〉が追加。素のCSが高ければ、"閃鋼"などを無力化できるのが強みです。
  RL処理が高負荷になるのがネックですが。

●奥技
 取得時にLV+1(上限LV3)個のバッドステータスを指定・常時無効化する〈※汚れなき者〉が追加。自身のスタイル技能の効果は無視できませんが、1レベルで2個、最大4個とキャスト・ゲスト共に有用といえます。



▼ マヤカシ
 待望の自己犠牲系神業効果、ついに復活。
 《天罰》の下位互換?・・・否、大切なのはそこじゃない。

●スタイル技能
 神業変更技能は《守護神》の効果を「どんな願いでも1つ叶う(要RL許可)/使用後自分が[完全死亡]」に変更する〈殉教者〉。元の効果と合わせ、概ね昔の《守護神》の効果に戻りました。

 個人的に好みなのが〈過去視〉。得られる情報はRL任せになりますが、その場所で起きた物事や会話内容を知ることが可能になります。
  情報収集だけでは味気ないので、たまにそういうノリでやりたくなる時ががが

 また、1アクトLV回(上限SL)、〈調和〉と組み合わせ、イニシアチブでの使用を可能にする〈静音〉が追加。残念ながら他の技能は組み込めませんが、厄介なバッドステータスが増えている昨今、手番なしでの回復はかなり有用といえそうです。

 その他、1アクトLV(上限3)回・移動による通過の妨害や封鎖を受けない〈星歩〉、メジャーで自我と組み合わせ・自我との対決に勝利すれば酩酊(小)を与える〈呪詛〉があります。後者は判定失敗時、逆に自分が酩酊(小)を受けるのがネック。


●秘技
 秘技として、1シーン1回、セットアップに単独使用・対象(単体※)がその後に行う判定に+LVx2(上限LV4)する〈†未来予知〉が追加。効果を受けるタイミングを任意で選べはするものの、カット終了前に使わなければならない上、対象が1人に絞られるなど欠点も多く、通常シーンでも活用できないため活躍どころは難しそう。FS判定シーンとクライマックスが別枠の場合なら、活躍のしようはありそうです。
  ※セットアップ技能は原則として戦闘以外では使えません。公式FAQ参照。

 組み合わせた単体※に与える白兵/射撃ダメージに+【理性】する〈†思惟剣〉。能力値分のダメージ上昇系として普通に強力ではありますが、そもそもマヤカシが肉体攻撃に向かないので使い方は限定されそう。

●奥技
 秘技は1アクトLV(上限SL)回、組み合わせた〈†消沈〉のAR消費を抑える〈※高速催眠〉。確かに強くはあるものの、奥技でこれはちと厳しいか。



▼ トーキー
 待てども復活しない〈脱がせの鬼〉
 だが、それを上回る能力が姿をあらわしたのだった・・・

●スタイル技能
 神業変更技能は《暴露》の効果を自身がコネを持つ対象限定の《プリーズ!》に変更する〈記録者〉。フェイト同様、使えないということはまずないと思いますが、◎トーキーで呼ばれた場合は忘れたほうがいいでしょう。

 追加された中で目立つのが、カット進行時以外に交渉と組み合わせ自我と対決・勝利すれば「シーン内で解決できる頼み事」を「対象ができる限り(かつRLの許す範囲で)」叶えてくれる〈ゴリ押し〉。リサーチにもネタにも使えそうな夢の能力ですが、過度なゴリ押しは禁物です。
  あと星都条例に引っかかると脱いでくれません。多分

 また、1アクト1回、社会:メディアと組み合わせ5報酬点を獲得する〈アドバタイズ〉がお手軽で強力。1レベルで済むお手軽感が売りです。

 他にも、1シーンにLV(上限4)回、社会:メディアと組み合わせセットアップで自我と対決・自身or同意のとれた任意対象に対する[憎悪]を与える〈偏向報道〉が便利。防御系キャストに攻撃を誘導しやすくなります。
  個人的には使用時の演出を頑張りたいところ。

 他、1シーンにLV(上限4)回、社会ダメージを軽減する〈海賊放送〉があります。


●秘技
 秘技として、1アクトLV回(上限4)、ダメージを与えないメジャーと組み合わせ、対象を範囲(選択/同意した者のみ)にする〈†ワイドステージ〉が追加。支援系限定とはいえ、夢が広がりそうです。

 また、1カット1回・対象にAR消費無しで行動させる〈†キューサイン〉が追加。要は1カット1回制限の〈†盾の乙女〉ですが、リサーチに重きを置きたいトーキーとしては非常に有難いところではないでしょうか。


●奥技
 1アクト1回、芸術:アレンジと組み合わせ目標値20で判定・成功すれば対象(単体※)が次に行う判定の達成値+LVx3&リアクション不可にする〈※スポットライト〉が追加。演出込みで面白い技能ではあるものの、回数制限が厳しく、奥技にしては抑え目といったところ。



▼ イヌ
 多くのスタイル技能が他スタイルより劣るのが基本だったイヌ。
 防御系の神業変更に扱いやすい攻撃系の追加、扱い難かった技能の補填など、全体的に強化が見られます。

●スタイル技能
 神業変更技能は《制裁》を1人分のダメージ打ち消しに変更する〈防衛者〉。同意を得れば退場させることもできるため、実質的には他人に使わせる《霧散》といったところです。
  とはいえ《制裁》は面白い使い方も色々あるので、アクト中模索するのを基本としたほうがいいような気もします。


 「登場判定修正値が0の武器」に限定されたスタイル技能が3つあります。〈携帯許可〉とご一緒に是非。
 1つはプレアクトに武器1つの攻/受/電制に+LVx2(上限LV3)を割り振る〈愛用の武器〉。攻・受そのものに影響する上、LVあたりの効果値が大きく攻防共に価値が高いといえます。
 また、組み合わせて与えた肉体ダメージを軽減できない〈制圧の一撃〉、物理攻撃の達成値に常時+LV(上限3)する〈大立ち回り〉があり、イヌ単体でもそれなりに立ち回れるようになっています。

 また、1アクトLV(上限3)回、マイナーで宣言・〈†ハンター〉のスタイルを変更する〈ハンターU〉が追加。取得時の決定ということで扱い難かった〈†ハンター〉ですが、ようやく使い物になるようになりました。


●秘技
 電脳と組み合わせ、メジャーで電脳と対決・勝利すると[重圧]を与える〈†デジタルケイジ〉が追加。ウェットには通じませんが、ダメージの有無や攻撃の種別とは無関係なのが強みと言えます。

 また、〈強制執行〉の使用回数を増加する〈†マイティドッグ〉が追加されています。


●奥技
 奥技は1カット1回、1アクトLV+1(上限SL)だけ組み合わせたリアクション判定でARが−1されない〈※プロテクター〉。奥技なのが難点ですが、同系統の技能はクロガネの〈ドミネイター〉くらいだったため、そうした防御に特化したキャストならば取得の価値あり。回数がLV+1なのは嬉しい配慮といえます。



▼ ニューロ
 攻防リサーチと隙がなく、神業も含めやや防御よりではあるもののほぼ万能なニューロ。
 強力な対トループ技能に2種の対装備嫌がらせ技能・ダメ押しの神業変更など、使える技能が盛り沢山。

●スタイル技能
 神業そのものが強力なニューロ、まさかの神業変更は《電脳神》を《神の御言葉》に変更する〈砕魂者〉。ウェットのキャラクターを対象にできないあたりも含め、TNDのスペックに戻ったといえます。

 個人的な一押しが、1アクト[LV]回(上限LV4)、ウェットでないトループ級のみを対象に、電脳と組み合わせセットアップに使用・超遠までの場面(選択)に対し電脳と対決・勝利すれば[酩酊(大)]を与える〈ディスコネクト〉。リアクションされる(&捨てカード処理される)可能性もあるとはいえ、カット進行開幕にARを消費せず全トループを一気にほぼ無力化できるため、屈指の強技能といえます。1レベルあって損はないはず。

 電子妨害はニューロの十八番。というわけで、電脳と組み合わせメジャーで電脳と対決、勝利すれば電子妨害(13+LV/上限LV5)を与える〈トリガーロック〉が追加。攻撃と組み合わせ可能なのがポイントです。
 また、同様に電脳と組み合わせメジャーで電脳と対決、勝利すれば電制のあるアウトフィットの効果(常時以外)の効果を強制終了させる〈クレンジング〉が追加。こちらはウェットには無効&攻撃との組み合わせはできませんが、マイナー起動の装備が多い相手には非常に有効です。

 その他、ドローン操縦中の射撃攻撃の達成値に+LV(上限3)する〈バーチャルシューター〉が追加。搭載兵器は素の火力+アウトフィットである程度までいけるため、武装だけでも十分戦えるようになります。
  以前のように"フェイタルゲイズ"だけというわけには行きませんが・・・。


●秘技
 1カット1回、ドローン操縦中に受ける肉体ダメージを[カード1枚の数字+3]点軽減する〈†カット&ライン〉が追加。秘技とはいえ、ニューロの技能で物理ダメージを軽減できるのは大きな利点といえます。

 また、1カット1回、心理で行う精神攻撃と組み合わせ、与えるダメージに+[サイクル]x3する〈†ブラックアイス〉が追加。サイクルの値は2程度が期待できるため、実質+【能力値】ダメージ級の性能です。


●奥技
 1カット1回・1アクトLV(上限4)回、対象が受けた精神ダメージを目標値に判定・攻撃を無効化する〈※サルベージ〉が追加。肉体ダメージより頻度が低いとはいえ、同系統の肉体ダメージ版奥技より対象・回数制限の点で優秀です。



▼ ヒルコ
 ある程度限定はうけれども、攻防リサーチ・ほぼ万能神業・専用装備を備えたヒルコ。
 その関係か、追加技能はカブト&ニューロ以外にはぶっちゃけ微妙なラインナップ。

●スタイル技能
 追加技能の中では、〈生体アンテナ〉の効果を常時電脳判定にも及ぼす〈ニューロダイバー〉が地味に強力。判定全般に使えるため、ニューロが持つのは勿論、タップさえ持てばFS判定でニューロの代わりができることも。1LVで済むのもポイントです。

 また、ほぼカブト限定ですが、組み合わせたパリーでの受け値に+LV+3(上限LV3)する〈外皮の盾〉が便利。2レベルまでなら〈鉄壁〉より上です。

 防御系としては〈硬化〉の軽減値に+LVx2(上限LV3)する〈超硬質ボディ〉もあります。レーザー武器の種別をX→Pに変更しますが、今回幾つかの防具で10点軽減が可能なため、それ目的で取る必要は無いでしょう。

 他にも、1アクト1回、ドラッグの硬化を受けた際に単独で使用・[邪毒]を打ち消す〈毒物適応〉が追加。こちらは効果範囲が限定的な挙句回数制限が厳しすぎるため、使うかと言われると微妙なところ。

 その他、〈咆哮〉と組み合わせ、ARを消費し他人へ効果を及ぼす〈群長の雄叫び〉が追加。空気を読んで活躍を譲りたい時に。


●秘技
 1アクトLV(上限3)回、組み合わせた白兵攻撃に受け値を使用できない〈†貫通撃〉が追加。強くはあるのですがそもそも受けられること自体が少なく、また回数制限もあるためわりと微妙です。

 また、メジャーで単体※の自我と対決、感情の制御判定に失敗した相手に[恐慌]を与える〈†凍てつく眼光〉が追加。ダメージを与える行動と組み合わないため、こちらも使用頻度はかなり低いと思われます。


●奥技
 奥技は1カット1回・1アクトLV+1(上限1)回の〈†自動防御〉である〈※守護本能〉。わざわざコレを取るくらいなら素直にカブトか、他の防御手段をやったほうがいい気がします。



▼ クロガネ
 GF18-3掲載分を再録したためか、チャクラ同様追加技能の多いクロガネ。
 地味目な技能が多い中、秘技・奥技が結構ぶっ飛んでいます。

●スタイル技能
追加スタイル技能は17個。うち6個はGF18-3掲載の3フォルム分の再掲ですが、地味にアップデートがかかっています。
 GF18-3掲載の追加フォルムはこちらを参照。
 変更点として、〈フォルムJ:オブジェクト〉は社会1つに限定される一方、効果値が+LV→+LV+2に強化。一長一短の仕様変更です。
 また、〈バイタルアッパー〉の技能の選択が取得時→プレアクト時に強化。シナリオ毎の相棒に合わせやすくなっています。

 リサーチ系として社会:企業&テクノロジーに+LV(上限3)する〈浮き世の知恵〉が追加。2つ上がるのはおいしいとはいえ、企業とテクノロジーの使い所が似通っているのがネックでしょうか。
 同じくほぼリサーチ系ですが、アクト開始時に所持している報酬点に+LV(上限5)する〈オークションウォーカー〉が追加。判定する必要が無いとはいえ、こちらは性能としては今ひとつ。

 また、本体がアンティークものである事を表現する技能として、電制を「−」に変更する〈いにしえの逸品〉が追加。自己主張は勿論ですが、クロガネ的には厄介な[電子妨害]対策として手軽に取れるのが嬉しいポイント。

 
 攻撃系では、組み合わせた白兵or射撃でのダメージを+LV+2(上限LV5)する〈火器管制〉が追加。電制が18に満たなければ酩酊(小)を受ける欠点があり、若干弱めといえます。

 また一応の達成値上昇系として、カット進行以外の〈知覚〉に常時+LV(上限3)する〈センスエンハンス〉が追加。協調行動時は相棒も効果を受けるものの、FS判定にすら使えないためイマイチ役に立ちません。

 他にも、ドッジに常時+LV(上限5)する〈電子撹乱〉(電制:−の武器相手の場合、効果値が−1)、〈マニピュレータ〉とほぼ同性能の〈マニピュレータU〉(但し制御値が合計LV下がる)が追加されています。


●秘技
 マイナーで宣言し、以降シーン中行う攻撃に対する対決が「不可」になる〈†ジェノサイドモード〉が追加。リアクション判定が4−LV(上限4)低下する欠点がありますが、組み合わせる必要もなく1レベルから十分使い物になるため、非常に強力な秘技といえます。
  物理攻撃限定ではないので、クロガネにしては珍しく精神攻撃にも乗ります。単なる誤植の可能性も。

 また、1シーンにLV(上限SL)回、自身か相棒の物理攻撃前に単独で使用・対象を範囲(選択)に変更する〈†ターゲットロックシステム〉が追加(自身に対して使うなら宣言のみ)。範囲に対する攻撃を行う機会はそう多くもないため、回数制限はそこまで苦ではなさそうです。自分で使う分には組み合わせなくていい分、〈†旋風撃〉などより使い勝手がいい場合も。


●奥技
 奥技は1アクト1回、自身が行うダメージ算出時に単独で使用・ダメージを神業以外で軽減不可(防具や受け値も含め)にする〈※スーサイドアタック〉。〈※存在証明〉に続き2つ目の完全死亡奥技ですが、こちらも負けず劣らずの文字通り神業級の威力があります。



▼ アラシ
 待望の神業変更はそれほどでは無いものの、技能が強いから気にしない。
 追加分の技能は扱い難い物もありますが、強力なものもちらほら。

●スタイル技能
 神業変更技能は《突破》の効果を自身限定の《不可触》に変更する〈戦争屋〉。他の神業変更技能ほど強烈ではありませんが、元より効果が限定的な事を考えると、無いよりははるかにマシといえます。

 他の追加4種の中で唯一使えるのが、〈ヘッドオフ〉を1カット2回使用可能になる〈アイアンジャック〉。1LVで常時効果を得るため強くはあるのですが、ヴィークルの防御力が1つでも8を超えている必要があるので、意外とヴィークルが制限されます。

 他はヴィークル前提ではないものの、どれも微妙な性能です。
 攻撃系として、セットアップに超遠までの単体※に使用を宣言、カット中の物理攻撃ダメージに+LV(上限5)する〈マーキング〉。組み合わせ不要な反面セットアップのタイミングを食われるのが痛い。後述の秘技の前提のため、それ目的でもなければ取る必要はなさそうです。
 回避系としては1カット1回、ドッジと組み合わせ勝利すれば次に行うメジャーアクションに+LV(上限4)する〈キャッチザウィンド〉。敵からの攻撃を受け、かつ回避成功が必須のため、使い勝手はかなり悪いです。
 また、対精神軽減として、セットアップに使用、シーン中受ける精神ダメージをLVx2(上限4)点軽減・効果中[電子妨害(18)]を受ける〈クローズブレイン〉があります。精神攻撃は苦手なため有難くはあるのですが、[電子妨害(18)]の対象装備がかなり多い事もあり、やはり性能的には微妙なところ。
  〈天使のヴェール〉の超下位互換。相手がハイランダーとはいえこれは・・・。


●秘技
 〈マーキング〉時限定、1シーン[LV]回・ダメージ算出時に判定に使用したカード1毎分のダメージを追加する〈†ハンターズクオリ〉が追加。前提+回数制限がある分、使用ペナルティが無いのが売り。〈咆哮〉等と組み合うのもポイントです。

 また、ヴィークル操縦時、組み合わせたドッジで敗北してもダメージをLVx4(上限LV3)軽減する〈†ドーントレス〉が追加。レベルあたりの効果値がかなり大きく、[ダメージ軽減技能]でもないため強力といえます。


●奥技
 秘技は1カット1回、バッドステータスを受けた時に単独で判定・受けたバッドステータスを無効化する〈※マシンコントロール〉。バッドステータスが不安なら1レベルでも取る価値はあるといえます。



▼ カゲムシャ
 「いかん、防御神業がもうない!」「《難攻不落》を頼む!」

 「・・・ごめん。俺、実はカゲムシャなんだ」
 「「「えっ」」」

●スタイル技能
 神業変更技能は《神出鬼没》を《霧散》に変更する〈潜伏者〉。使いどころが難しい神業だけに、大分使いやすくなります。例によって◎カゲムシャで呼ばれた時はご注意。

 メジャー・単独で使用、対象とのコネを1レベル取得する〈ID強奪〉が追加。1レベルに限定される点で同系統の技能に劣るのが残念なところ。
  あと名前が物騒。


●秘技
 メジャーで自身に使用、成功するとそのシーン中、攻撃を行うかダメージを受けるまでドッジに+LV+2(上限LV4)する〈†潜伏〉が追加。
 関連技能として、〈†潜伏〉の効果中に使用可能なスタイル技能が2つあります。1つは、1アクトLV(上限LV4)回・単体※へのメジャーと組み合わせ物理攻撃ダメージ種別をXに変更する〈首吊り仕掛け〉、もう1つは1カット1回・近距離の対象が判定を行った際に単独で使用、制御値に届けば達成値を−LV(上限4)し[狼狽]を与える〈レッグアレスト〉。後者はAR消費もないため、達成値減少系の技能の中では前提を厳しい事を考えてもかなりの強さといえます。
 「攻撃を行うと解除=攻撃以外ならやり放題」という性質上、〈†潜伏〉はサポートや防御系のほうが向いていています。もっとも種別Xは軽減が無ければ即死するため、軽減技能を使い切った相手への切り札として〈首吊り仕掛け〉の取得はアリです。

 また、取得時にスタイル1つを指定、秘技・奥技以外のスタイル技能LV(上限SL)個をカゲムシャのスタイル技能として取得する〈†スキルシーフ〉が追加。関連技能として、SL2以上のみ取得可能・同スタイルの秘技を1つ取得する〈スキルシーフU〉があります。
 何れもスタイル技能の取得には別枠で経験点がかかるためコスト的に大分重いですが、パっと見カゲムシャというスタイルをほぼ完全に偽装できるのがポイントです。


●奥技
 奥技は1アクト1回、メジャーで自身に対し単独で判定・21に届けばアクト終了or宿主が解除を宣言するまで宿主に関する記憶やアドレスを忘れる〈※フェイルセーフ〉。基本ネタ向けのためゲスト用でしょうか。
  《真実》で解除可能かは地味にRL次第だったり。文面通りならダメそう。



▼ アヤカシ
 突出して強かった血脈こそ秘技に収まったものの、まだまだハイスペックを誇る人外スタイル。
 SL2以上への誘惑に貴方は耐えられるのか。
  そして《霧散》2回も使いきれるのか。

●スタイル技能
 比較的ゲスト向けなのが、〈人化〉LVの上限を+2・血脈LVの上限を−1する〈交雑種〉。正体を隠すのに非常に便利といえます。

 また、SL2以上で取得可能、アヤカシの秘技の取得制限に+1(SL3なら+2)する〈上位種〉が追加。こちらは高経験点キャスト向け。
  SL1で欲しかった なあ

 他の技能は微妙なところ。
 まずは1シーンにLV(上限4)回、組み合わせて与えたバッドステータスをアウトフィットで解除できない〈永世者〉。普通に自然解除、あるいはスタイル技能には影響を及ぼさない割にはLVで回数制限が痛い。

 また、1カット1回・近距離の対象が判定を行った際にARを消費し単独で使用、制御値に届けば達成値を−[消費した報酬点(LVまで/上限4)]する〈悪魔のノート〉が追加。秘技ではないとはいえ効果値が低く、かつARに加え報酬点まで必要なため、性能的にはかなり微妙です。

 他、自我で判定し、シーンの登場難易度を−LV(上限5)する〈誘いの扉〉があります。せめて「同意した対象が登場できる」くらいの効果があれば。


●秘技
 1アクト1回、舞台裏で単独判定、成功するとアクト終了までアヤカシのスタイル技能を組み合わせた判定に+[達成値÷10+1]する〈†血盟の主〉が追加。1LVで十分な上、最悪でも切り札を切れば+3になるため、血脈次第ではありますが強力といえます。秘技枠の関係上、SL1だとしんどいのが難点でしょうか。

 また、自我か心理と組み合わせメジャーで判定、自我に勝利すればトループを壊滅させる〈†狩りの庭〉が追加。もっとも秘技と組み合わせれば敵を攻撃すれば概ね壊滅できるため、これを取るなら普通に火力を上げたほうが早い気が。


●奥技
 奥技は1アクトLV(上限3)回までセットアップで使用、カット中血脈の弱点を無視する〈※黄昏の君〉。奥技かつ1カットのみという点を考えるとキャスト向きとはいえなさそう。
  嘘をつくにもセットアップの宣言が必要な悪魔の一族について。1カット限定ならオートアクションで宣言でもいいような。




▼ アップデート
 ルール追加などに伴い、一部のスタイル技能の効果が差し替わっています。

 まず、FS判定の追加に伴いバサラの〈†転移〉、カゼの〈†カバー&ムーブ〉〈†スーパーチャージャー〉、カゲの〈†地走り〉、トーキーの〈†すり抜け〉に「チェイスでの進行値+1」が追加。  また、ニューロの〈†マルチタップ〉がハードウェア(後述)の追加に伴いスロットの種別、またCSベースへの修正やサイクルといったパラメータが増えたこともあり、「所持しているLV+1個のタップを1つのタップとして使用・ハ/ソ/CS(ハー&ソフトウェアスロット、CS修正)はすべて合計・サ(FS判定で用いるサイクルへの修正値)/電制は一番高いものを用いる」に変更されています。
 他にも、タタラの〈†爆破工作〉がFS判定に合わせ、「爆発物処理の判定を行う事ができる」の一文が追加されています。

 また、セキュリティランク「サンクチュアリ」の追加に伴い、カブトの〈†戦術〉もアップデート。「登場判定への修正値が0未満の装備持ち込みは1にあたりLV個まで」の制限が追加されました。


  ■アウトフィット
 今回の目玉は「対レーザー装備」。「レーザー武器」の注釈が付与された武器のダメージを、気軽に10点単位で常時軽減します。TNX発売以来猛威を奮ってきた鉄板兵器"フェイタルゲイズ"(と"モータルゲイズ")、事実上の弱体化。とりあえず防具で1品着込んでおくのがオススメです。
  新作のレーザー兵器が早速息してない。

 大きな変化としては、トロンが新オプション「ハードウェア」追加やFS判定の進行値修正「サイクル」、タップを持ち歩く場合のペナルティといったパラメータが追加され、既存のすべてが再定義。ハードウェア・ソフトウェアも達成値などに修正を加えるものや、ドローン操縦専用など多数の装備が追加されています。

 取り立てて気になるといえば、精神攻撃専用の強化装備が存在しないこと。代わりに精神ダメージ軽減が盛り沢山で追加されており、レーザー兵器に続き実質的に弱体化したといえます。
  厳密には「対策可能になった」だけなんで経験点多めに積まないと余裕はないわけですが。。。

 また、セキュリティランク"サンクチュアリ"を意識した登場判定へのペナルティを打ち消す装備や既存装備を前提とした強化用装備、スタイル技能の達成値修正装備など、従来の装備とはやや毛色が異なるものも。
 他にもウェット専用版"閃鋼"のマジックアイテム"風火符"、司政官との友情の証"イナガッキー人形"(しかもリサーチに使える!)、タイバニごっこに欠かせないヒーローアーマー"スポンサード"等、実用的なものからネタ的なものまで盛り沢山です。
  クロニクルみたいに表に纏めてほしい なあ

 個人的なイチ押しは"ストリームリンク"の効果値を+2に変更する"リンクプラス"。前回の"コッペリオン"ほど安価ではないにせよ、そちらも合わせ11経験点で合計+3。技能ナシでもイケる感じです。


▼ 達成値・効果値修正系装備まとめ
 例によって達成値・効果値上昇系の装備が多数追加。以下に軽く纏めます。今回は常時効果発動型が特に多いため、起動や効果時間が限定されるものだけ青字で注記しています。



●達成値
 達成値:物理攻撃  ジョインコード(+1 / 10経験点 / 武器オプション、CSベース−2、ウェット不可)
 達成値:白兵/射撃  サブレイン(+1 / 10経験点 / ソフトウェア、ニューロ専用)
           ビーネアイ(+1 / 10経験点 / 人造変異・眼部(複眼のため目立つ)、隠−1)
 達成値:射撃(同乗者)キャリエージ(+1 / 10経験点 / ヴィークルオプション、1人まで)
 達成値:物理攻撃(ドローン搭乗)ドラグーン(+1 / 20経験点 / ハードウェア、ドローン操縦時のみ、ダメージにも+2)

 達成値:パリー   グッドガード(+1 / 12経験点 / ニューラルウェア・任意(脳)、カブト専用)
 達成値:対バサラ/マヤカシ 霊視鏡(+1 / 11経験点 / マジックアイテム・ゴーグル、バサラ/マヤカシのスタイル技能へのリアクション)

 達成値:社会攻撃  シュートキット(+2 / 11経験点 / ハードウェア)
 達成値:信用    スポンサード(+1 / 15経験点 / アーマー、防5/4/7、隠密−1)
           レジムスタ(+2 / 9経験点 / ハードウェア、売買とあるが多分信用の誤植)
           エニストア(+1 / 5経験点 / ヴィークルオプション、搭乗時のみ)

 達成値:技能(任意)マスタライズ(+1 / 15経験点 / ソフトウェア、ニューロ専用、取得時に技能1つ選択)
 達成値:自我    紅月(+1 / 12経験点 / スーツ(ファッション))
 達成値:運動    セリアンレッグ(+1 / 11経験点 / 人造変異・脚部(動物系のフォルムで目立つ)、隠−1)
 達成値:隠密    トアドストール(+1 / 11経験点 / 人造変異・任意(皮膚))
 達成値:電脳    ゴーストアクセル(+[サイクル] / 20経験点 / ソフトウェア、ニューロ専用、1アクト1回、隠−2)
           ファイバーヘア(+1 / 7経験点 / 変異器官・頭髪)
 達成値:交渉    活舌(+1 / 7経験点 / オーガニックウェア・口腔、カブキ・カリスマ・トーキー専用)
           イデアル(+1 / 24経験点 / 全身義体[攻I+2/受0/防1/0/2])
           リスキー(+1 / 10経験点 / アンダーウェア(ファッション)、スーツ非装着時のみ)
 達成値:制作    メイクヘルパー(+1 / 7経験点 / ハードウェア)
 達成値:制作&医療 ニアワーカー(+1 / 7経験点 / ドラッグ)
 達成値:医療    ヒールフルード(+1 / 4経験点 / オーガニックウェア・任意(皮膚))
 達成値:芸術    ブレインキッカー(+1 / 10経験点 / ドラッグ、使用時[邪毒(1)]を受ける)
 達成値:芸術(アレンジ) フォトクラフト(+1 / 10経験点 / ソフトウェア)
 達成値:芸術(弦楽器)レッドネーロ(+1 / 12経験点 / ツール・両手)
 達成値:運動(封鎖離脱)キメラウィング(+2 / 7経験点 / 変異器官・任意(背中)、マイナー使用・シーン中有効、封鎖からの離脱判定のみ)

 達成値:知覚(カット不可)タンテナ(+1 / 6経験点 / カット進行時は無効)
 達成値:交渉(カット不可)ヒアラー(+1 / 8経験点 / ニューラルウェア・要マスケンヴァル[TNX-P240]、カット進行時は無効)
 達成値:心理(カット不可)ライヒット(+1 / 7経験点 / ソフトウェア)
 達成値:隠密(変装)エニーバディ(+1 / 7経験点 / スーツ、2/2/2)

 達成値:情報収集/登場スーパーナヴィ(+1 / 10経験点 / ヴィークルオプション)
 達成値:業界社会  リンクプラス(+1 / 5経験点 / ニューラルウェア・要ストリームリンク[TNX-P241])
 達成値:社会:N◎VA イナガッキー人形(+1 / 7経験点 / ツール・任意(ポケットロン、タップ)、常時〈コネ〉判定−1)
 達成値:社会:社交界/軌道VIPキー(+1 / 4経験点 / ソーシャル)
 達成値:社会:ストリート 符牒(+1 / 2経験点 / ソーシャル、レッガー専用)
 達成値:社会:アストラル ワンダーテラー(+2 / 6経験点 / ソフトウェア、判定直前に使用、使い捨て

 達成値:コネ    メイシカード(+1 / 7経験点 / ツール、判定直前に使用、1アクト3回まで
           黒革手帳(+1 / 4経験点 / ソーシャル、クロマク専用)
 達成値:登場判定  クランシンボル(+1 / 5経験点 / コスメティック・任意(肌)、同じクランシンボル装備者がシーンにいる場合のみ)

 達成値:〈ハンター〉ハンティングアシスト(+1 / 8経験点 / ニューラルウェア・任意(脳)、〈ハンター〉効果対象に対する単体攻撃のみ、イヌ専用)
 達成値:〈バンザイ〉滅私(+1 / 10経験点 / ニューラルウェア・任意(脳))
 達成値:〈口座改竄〉スフィンドル(+1 / 7経験点 / ソフトウェア)
 達成値:〈再生〉  ヒュドラグランド(+1 / 6経験点 / 変異器官・任意(脳下垂体))
 達成値:〈名声〉  オンリーワン(+1 / 8経験点 / スーツ(ファッション))
 達成値:〈神託〉  アンダーパス(+1 / 7経験点 / サイコアプリ・無意識)
 達成値:〈霊査〉  ステファングローブ(+1 / 5経験点 / マジックアイテム・籠手)
 達成値:〈治癒〉  ロコポーション(+1 / 7経験点 / マジックアイテム)
 達成値:〈分身〉  シトゥキ(+1 / 8経験点 / マジックアイテム)
 達成値:コネ取得技能御縁玉(+1 / 10経験点 / マジックアイテム)
 達成値:バサラ/マヤカシ/アヤカシ怨霊鏡(+3 / 40経験点 / マジックアイテム・片手、セットアップ使用・シーン中有効・シーン終了時山札3枚の精神ダメージ)


●能力値/制御値
 制(ヴィークル)    ブルーゲイル(+1 / 10経験点 / スーツ、防5/4/6、カゼ・アラシ専用)
 【感情】        パッショネイト(+1 / 15経験点 / ニューラルウェア・任意(脳)、マイナー使用・シーン中有効、【理性】−1)
 【理性】の判定     カームコマンド(+1 / 9経験点 / ソフトウェア、マイナー使用・シーン中有効、効果を使用すると[衰弱])
 【感情】の判定     アップビート (+1 / 9経験点 / ソフトウェア、マイナー使用・シーン中有効、効果を使用すると[酩酊(小)])
 【生命】の制御値    エクステンドリム(+1 / 8経験点 / オーガニックウェア・骨格)
 【感情】の制御値    ドライハート(+1 / 12経験点 / バックグラウンド・任意、精神ダメージ2点軽減)


●ダメージ上昇
 肉体ダメージ上昇     大型武器(+3 / 15経験点 / 武器オプション、CSベース−2)
             面頬(+2 / 20経験点 / マスク、防3/2/2、カゲ・チャクラ専用)
             レイドナーブス(+1 / 6経験点 / ニューラルウェア・要アサルトナーブス[TNX-P240])
             群団(+2 / 8経験点 / サイコアプリ・深層意識、常時ドッジ−1、トループ専用)
 肉体ダメージ上昇(白兵) DGロケット(+2 / 15経験点 / 命中判定前に使用・1シーン1回、アーティフィシャルボディ・要ベーシックフレーム[TNX-P241])
 肉体ダメージ上昇(白兵片手)バトルグリップ(+1 / 16経験点 / 武器オプション、白兵片手武器のみ、部位:片手→両手に変更)
 肉体ダメージ上昇(生身) 武功(+2 / 13経験点 / アーティフィシャルボディ・要ベーシックフレーム[TNX-P241]、チャクラ専用、隠−1)
 肉体ダメージ上昇(生身) エクスプロード(+2 / 13経験点 / 人造変異・任意(腕、脚))
 肉体ダメージ上昇(生身/生体装備)エレクトロサイト(+2 / 10経験点 / 変異器官・任意(内蔵)、ウェットには無効)
 肉体ダメージ上昇(射撃) アルテミス(+2 / 20経験点 / アーティフィシャルボディ・要ベーシックフレーム[TNX-P241]、フルオート不可、隠−1)
 肉体ダメージ上昇(搭載兵器)紅蜂(+3 / 100経験点 / 戦闘へリ、隠−5)
 肉体ダメージ上昇(ドローン搭乗)バトルパペット(+2 / 13経験点 / ソフトウェア、ドローン操縦時のみ)
              ドラグーン(+2 / 20経験点 / ハードウェア、ドローン操縦時のみ、達成値にも+1)
 肉体ダメージ上昇(隠密中)(+1 / 10経験点 / コート、防2/1/4、隠密と組み合わせ時のみダメージ上昇)
 肉体ダメージ上昇:対クロガネ 侵食弾(+2 / 3経験点 / 武器オプション(特殊弾)、隠−1)

 武器攻撃力       継承武器(+2 / 22経験点 / 武器オプション、受け値との二択)
 FA数          ドラムマガジン(+2 / 20経験点 / 武器オプション、フルオート武器のみ)

 社会ダメージ上昇     番組枠(+2 / 7経験点 / ソーシャル)

 ダメージ上昇:バサラ/マヤカシ/アヤカシプロトンセット(+2 / 8経験点 / ハードウェア、技能組み合わせ時)
              斬魔(+2 / 60経験点 / 全身義体[攻S+4/受2/防4/2/4]、技能組み合わせ時)
              封印具(+3 / 20経験点 / マジックアイテム、マイナー使用・シーン中有効
 ダメージ上昇:アヤカシ  赤鋭(+2 / 12経験点 / ドラッグ、技能組み合わせ時)

 ダメージ上昇:対トループ ライオスイーパー(+2 / 8経験点 / ウォーカー、隠−2)


●ダメージ軽減/受け値
 受け値         継承武器(+2 / 22経験点 / 武器オプション、武器攻撃力との二択)
             ルートA(+2 / 12経験点 / アーティフィシャルボディ・任意(胴体)、セットアップ使用・1カット有効・効果中移動不可
             ハードラバー(+1 / 7経験点 / オーガニックウェア・要ラバーラバー[TNX-P243])

 肉体ダメージ軽減    リアクティブスキン1アクト1回5点軽減 / 14経験点 / 皮膚※、防1/1/1)

 精神ダメージ軽減    藤波(1点軽減 / 4経験点 / アンダーウェア、防2/1/0、サラシ)
             宵の衣(3点軽減 / 25経験点 / スーツ、防5/4/5、隠−1、アヤカシ専用)
             王羅(3点軽減 / 20経験点 / コート、防4/3/6、チャクラ専用、スーツ非装着時のみダメージ軽減)
             デューラー(2点軽減 / 12経験点 / オーガニックウェア・任意(下垂体))
             DFパラディン(2点軽減 / 11経験点 / ソフトウェア、要DFナイト[TNX-P245])
             マインドセーブ(3点軽減 / 13経験点 / ハードウェア)
             霞美(2点軽減 / 10経験点 / 任意(肌)、ファッション)
             ルードイン(2点軽減 / 14経験点 / ドラッグ)
             ドライハート(2点軽減 / 12経験点 / バックグラウンド・任意、感情の制御値+1)

 ダメージ軽減:〈硬化〉 硬化装甲(+2 / 8経験点 / 変異器官・筋肉)


●防御力
 防御力         ヘビーフレーム(ALL+3 / 9経験点、アーティフィシャルボディ・骨格)
 防御力(部位:皮膚の防具)SAオプティマイズ(ALL+3 / 14経験点 / ニューラルウェア・任意(神経))


●その他上昇
 登場判定修正(トロン/ツール) シークレットケース(+1(上限0) / 6経験点 / アーティフィシャルボディ・要ベーシックフレーム、隠10以上)
 登場判定修正(ソフトウェア) カバーゴート(+1(上限0) / 5経験点 / ソフトウェア、ニューロ専用)
 登場判定修正(タップ) セーフカバー(+1(上限0) / 3経験点 / ハードウェア)
 登場判定修正(ヴィークル)覆威(+1(上限0) / 7経験点 / ヴィークルオプション)
 登場判定修正(サイコアプリ)  HEYON(+1(上限0) / 5経験点 / サイコアプリ・任意(精神))

 隠匿値(バックグラウンド)  シークレットライフ(+3 / 5経験点 / バックグラウンド)

 CSベース        御剣(+2 / 35経験点 / 全身義体[攻P+5/受3/防3/2/5]、隠−1)
             カットプロセス(+2 / 13経験点 / ソフトウェア、ゴースト登場時のみ)
             ダイレクトリンク(+[サイクル] / 15経験点 / ハードウェア、ゴースト登場時のみ)
 CSカレント       風火符(+6 / 7経験点 / マジックアイテム・護符・ウェット専用、セットアップ使用・シーン中有効
 CS(タップ)      ムーブフォート(CS:0に変更 / 10経験点 / ハードウェア、ヴィークルに乗ってシーン登場時のみ)

 サイクル        キックロッカー(+1 / 15経験点 / ソフトウェア、セットアップ使用・1カット有効、1シーン1回
 電制          レトロタイプ(+3 / 5経験点 / ハードウェア)
 ソフトウェアスロット  アウターメモリ(+2 / 6経験点 / ハードウェア、1つのタップにつき1つまで)
 乗員          エクストラシート(+1 / 5経験点 / ヴィークルオプション、重複可)
 効果値:〈ロケットスタート〉  エクスバーナー(+2 / 15経験点 / ヴィークルオプション)
 技能レベル(コネ/社会以外) 通信教育(+1 / 14経験点 / ソーシャル、舞台裏使用・1アクト有効・1アクト1回のみ


●対レーザー
 レーザー武器への受け値 クリスタルコート(+20 / 4経験点 / 白兵武器オプション)

 レーザー武器軽減    闇夜(10点軽減 / 4経験点 / アンダーウェア、防1/0/1)
             ミラージャケット(10点軽減 / 7経験点 / スーツ、防2/2/3)
             ミラークロス(10点軽減 / 8経験点 / コート、防1/0/1)
             リフレクトミラー(10点軽減 / 10経験点 / アーティフィシャルボディ・任意(四肢))
             Cプロテクト(15点軽減 / 10経験点 / ヴィークルオプション)
             フォグボール(10点軽減 / 10経験点 / ツール、セットアップに至近の範囲(選択)に使用・使い捨て


●バッドステータス関連
 [邪毒]付与       VENS([邪毒(3)] / 5経験点 / 射撃武器オプション、ダメージ種別Sのみ)
 [邪毒]上昇       邪骨(+1 / 8経験点 / 白兵武器)
 [狼狽]無効       エアマスター(17経験点 / アーティフィシャルボディ・両脚)
 [電子妨害]無効     電網門番(20経験点 / ソフトウェア、ニューロ専用、使い捨て
 [電子妨害]上昇     デジタングル(+1 / 20経験点、ソフトウェア、ニューロ専用)
 [重圧]解除       アラウザー(24経験点 / サイコアプリ・深層意識、1アクト1回
 [邪毒]/[酩酊]/[狼狽]解除身代太人(17経験点 / マジックアイテム、1アクト1回


●ゲスト向け
 AR、CS、精神ダメージ  御霊V(CSベース+3 / 精神ダメージ4点軽減 / 1カット1回AR+1 / IANUS、400経験点)
 AR、白兵・射撃     マイティソルジャー(AR2 / 白兵・射撃+2 / 全身義体[攻S+6/受3/防7/6/9]、隠−1 / 270経験点)
 AR、電脳        ワイズマン(AR2 / 電脳+2 / 全身義体[攻I+3/受1/防4/4/5]、タップ扱い、隠−1 / 260経験点)
 AR           スレイプニル(AR2 / ウォーカー、隠−5 / 260経験点)



▼ 武器
●白兵武器(全20種)
 目新しいものとして、複数回投射しても失われない手裏剣・小蜂(10回まで/4経験点/S+3/投射専用)や短刀・隠牙(5回まで/5経験点/S+4、隠−1)といった装備が追加。安価なため補助武器としてリサーチ中に購入しておくのも手です。

 また、特殊なものでは〈†粉砕剣〉などによる故障を3回まで打ち消すリスラッシュ(S+6/18経験点、隠−2)、与える[邪毒]に+1する蛇骨(S+4/8経験点、隠−1)が追加。待望のXダメージ武器・紫電(X+7/30経験点、隠−1)も追加されていますが、今回はレーザー対策装備が大量投入されているため、消費経験点を考えるとちとリスキーです。

 高経験点装備としては、神業以外では壊れない定番装備・緑の盾(受10/50経験点/カブト専用)が掲載。
 同じく受け関係としては、同時に準備した数だけ受け値が上昇するジョイントシールド(受4+α/5経験点)があります。スタンダードにアームユニットを使うとして、最初の2枚なら10経験点/受6、最大まで行って42経験点/受10。2枚目以降は効率が良いとはいえません。ネタ的にはそっちのほうがおいしそうなだけに残念。
  何にせよ、受け値を増やすならまずは"ラバーラバー"を。

 その他、巨大断ち切りバサミの交殺(S+7/10経験点、隠−2)やトゲ付き鉄球のメテオスパイク(I+9/9経験点、、隠−2)など、全般的にビジュアル面を意識したネタ向け装備が多数追加。キャストはもちろん、ゲストの戦闘要員の自己主張として活用できそうです。


●射撃武器(全11種)
 高経験点装備は射撃技能レベル4以上なら攻撃力に+5するリボルバー拳銃死神の銃(P+5/30経験点、電制:−、隠−1)。謎の射程:至近の持ち主ですがこれは誤植な気がします。

 変わり種が至近に対して攻撃力が+2されるMP21St(P+5/14経験点/近、隠−1)。隠11のため、エラッタで偽装セット等が使えない現状では〈ガンフー〉+〈†黒羽の矢〉に最適ですが、経験点的にちと高めか。

 また、生命7以上でのみ使用可能な大弓頼政(P+10/15経験点/近〜中、隠−2)が追加。射程が長く、必要能力値との関係もあって地味に〈†パリングショット〉カブトと好相性といえます。
 その他、ペン仕込みのマイクロミサイルロケットペンを始め、携帯性に優れた仕込み武器4つが追加。何れも経験点は低めな演出・ネタ向け装備です。


●搭載兵器(全5種)
 範囲に対しスタン攻撃可能な対人ネットランチャー徒網(I+3/8経験点/近、1アクト1回、隠−1)、ウォーカー用のリボルバー拳銃ギガリボルバー(P+10/9経験点/近、隠−4)が追加。前者は開幕に使うと地味に強力。

 また、ドローン専用装備としてロケットランチャー・機銃・爪が追加。値段も威力も控え目です。セキュリティドローンの参考用、といったところでしょうか。
  ドローンのビジュアルがガンダムのボールっぽいイメージに。


●武器オプション(全11種)
 [電子妨害]対策として、武器の電制を「−」にする電制抜去(10経験点)が追加。攻・受が−1されますが、それでもパリー武器には欲しいところ。

 ビジュアル系としては、武器で与えるダメージに常時+3する大型武器(15経験点)が追加。何故か搭乗判定ペナルティがないためCSベース−2に目を瞑れば優秀な装備といえます。

 その他、ユニークなところでは1シーン1回までイニシアチブに使用・弾倉交換を行うイージーローダー、VEN3の射撃武器版BENS(5経験点/ダメージ種別S限定)、レーザー武器に対する受け値に+20するクリスタルコート(4経験点)などが追加されています。
 また武器攻撃力(or受け値)そのものを上昇させる継承武器(攻撃力か受け値+2/22経験点)、FA数を上昇させるドラムマガジン(+2、20経験点)といった替えの効かない効果があるものも。

 完全にネタ向けなのが、受けたダメージをアクト終了時まで治療しないと[完全死亡]するお馴染みレストインピース。使い捨ての特殊弾ですが、今回はお値段なんと130経験点。ネタで持てるコストではなくなっています。



▼ 防具(全19種)
 Gamers Field 18-2の装備が掲載。ただしブルーゲイルが強すぎたせいか弱体化(防6/5/7→5/4/6、電制21→18、隠匿17/0→−/0)。また、パトリックは消滅しました。
 相変わらず精神ダメージも軽減可能でSに強い藤波が安くて強力。また弱体化したといえブルーゲイルも高性能。また全裸マント族向け王羅やタイバニごっこ用スポンサード等、ネタ向け装備も豊富です。

 特筆すべきは対レーザー装備の3点セット、アンダーウェアの闇夜(防1/0/1、4経験点)・スーツのミラージャケット(防2/2/3、7経験点)・コートのミラークロス(防1/0/1、8経験点)。何れも常時10点軽減のため、どれか1箇所でも装備しておくとイザというときの保険になります。個人的には素のスペックが高いミラージャケットがオススメ。

 また、1アクト1回までダメージ5点軽減可能なリアクティブスキン※(防1/1/1、14経験点、隠−1)も追加。ヒルコ以外も装備可能なせいか、経験点的にはちと重めです。

 アーマーギアは何れもネタ向け、キグルミ型アーマーギアアームドキグルミと工具固定用サブアーム付属(片手持ち1つ装備可能)の土建王。何れもスペック的には控え目です。



▼ サイバーウェア
●ニューラルウェア(全11種)
 前述の達成値・効果値上昇装備が中心。今回は常時効果を発動する物が大半です。

 特筆すべきはストリームリンクの効果値に+1するリンクプラス(5経験点)基本ルールからの定番装備が強化された形です。また、白兵戦闘系に人気のアサルトナーブスに+1するレイドナーブス(6経験点)も追加されています。

 またネタ・演出向けとして、マスケンヴァルの機能拡張装備エクスペリエンス(情動や感情を記録・再生/2経験点)が追加。

 他にもほぼゲスト専用装備として、日本軍御用達のIANUS御霊V(400経験点!)が追加。CSベース増加・精神ダメージ軽減・1回だけAR+1とボス向け機能も豊富です。


●アーティフィシャルボディ(全11種)
 前述したものを除いて、変わっているのがマイナーで使用するとシーン中装備者をSF3のヴィークルとして扱うクーガー(20経験点)。ネタ的に好みではあるのですが、オプションスロットが設定されていないのが難点です。

 また、セットアップで使用・カット中移動できない代わりに受け値に+2するルートA(12経験点)も特徴的。事前にPL間で打ち合わせておくとベストです。

 その他、1シーン1回まで弾倉交換をオートで行うアクセルリロードがあります。


●オーガニックウェア(全8種)
 経験点効率が良いのが医療+1のヒールフルード(4経験点)、交渉+1の活舌(7経験点、カブキ/カリスマ/トーキー専用)。またラバーラバーの効果を+2→+3に強化するハードラバー(7経験点)もあります。受け値で勝負する場合には是非。

 その他、経口摂取したドラッグを打ち消すドクミ、飲まず食わずで3週間は生き延びるリッチレバーといった演出・ネタ向け装備があります。



▼ トロン
 前述しましたが、FS判定の進行値修正「サイクル」、新オプション「ハードウェア」、タップを持ち歩く場合のペナルティといったパラメータ追加の関係で既存掲載分も含めタップのデータがアップデート。またすべてのトロンに「サ」(=サイクル)、「ハ」(=ハードウェアスロット)、「ソ」(=ソフトウェアスロット)、CS(=タップを直接持ち歩く場合のCSペナルティ)といった4つのパラメータが追加されました。

●タップ(全5種)
 FS判定での活躍を考慮すると、やはりサイクル2は欲しいところ。また〈タップマスタリー〉の関係で電制15も外せない・・・というわけで、相変わらずターミナルX(サ2/ハ2/ソ3/CS-/電制18/10経験点、電脳+籠手)が中堅どころでは飛び抜けて優秀。CSペナルティもなく、電子妨害対策に武器オプション"対電脳装備"が装着可能な点も評価できます。

 しかしエラッタでソフトウェアの切り替えがオートからマイナーに変更となった関係上、ソフトウェア3は心もとない。となると輝いて見えるのがピアノフォルテ(サ2/ハ2/ソ5/CS-/電制22/20経験点、CSベース+3、ニューロ専用)。電制20を超えると電子妨害も気にする必要が基本無い上、CSペナルティが無いため気兼ねなく出歩けるのもポイントです。

 サイクル3はモノリス(サ3/ハ3/ソ7/CS-20/電制20/40経験点)かミュート(250経験点、常時AR2など)の二択。基本ゴースト登場になりますが、経験点に余裕があればモノリスは十分すぎるほど実用的。後者は多分にゲスト向けです。

 また、チャイナドールとの抱き合わせ販売品ウェブチャームは健在ですが、ソ1で他は軒並み0。コストを掛けずに他のソフト・ハードの恩恵にあずかりたければ過去の定番・WIZ-X(サ2/ハ1/ソ3/CS-/電制12/5経験点)あたりがオススメ。登場判定修正が気になるならハードウェア"セーフカバー"で打ち消しが効きます。


●ソフトウェア(全17種)
 概ね前述のまとめに記載していますが、効果・達成値修正系が大半。経験点効率が良さそうなのは、DFナイトの精神ダメージ軽減を4点に変更するDFパラディン(11経験点)あたりでしょうか。

 またニューロ専用・白兵/射撃の達成値に+1するサブレイン(10経験点)、ドローン操縦中の物理攻撃ダメージに+2するバトルパペット(13経験点)、ゴースト登場時CSベースに+2するカットプロセス(13経験点)など、主にニューロ用の装備が追加されています。


●ハードウェア(全11種)
 特筆すべきはセーフカバー(3経験点)。登場判定修正−1が多いトロンにとっては非常に有用です。またソフトウェアスロットに+2するアウターメモリ(6経験点)、タップの電制に+3するレトロタイプ(5経験点)といったものもあります。

 また、バサラ/マヤカシ/アヤカシのスタイル技能でのダメージに+2するプロトンセット(8経験点)、社会攻撃達成値に+2するシュートキット(11経験点)、精神ダメージを3軽減するマインドセーブ(13経験点)が経験点あたりの効率が良く便利といえます。

 面白いのはヴィークルオプションとしても扱うムーブフォート(10経験点)。トロンのCS修正を0にできるため、本来ゴースト登場せざるを得ない"モノリス"などのタップを持ったまま本体で登場が可能です。後述の車椅子"アームドホイール"とも組み合う親切設計。

 その他、ソフトウェア同様にゴースト登場時CSベースに+[サイクル]するダイレクトリンク(15経験点)、ドローン操縦中の物理攻撃達成値+1/ダメージ+2するドラグーン(20経験点)があります。


●ポケットロン(全2種)
 ゴーグル型のSゴーグル(購6/1)、古風な黒電話調のクラシックベル(購4/1)の2つが追加。Sゴーグルのほうは部位の関係で片手を使わないのもポイントでしょうか。



▼ 生体装備
●変異器官(全11種)
 電脳判定に常時+1するファイバーヘア(7経験点)が安価で優秀。〈ニューロダイバー〉とあわせ、ニューロ=ヒルコは一考に値します。

 また、生体武器関係が充実しており、投射しても失われないナイフ型白兵武器BNE KillerX(S+4/5経験点)、射程が中〜遠の生体武器:弓(P+7/8経験点、隠−2)の他、斧・槍などのバリエーション武器が追加。生身or生体装備のダメージに+2するエレクトロサイト(10経験点、対ウェット不可)もあります。

 その他、体の一部を楽器に変えるブレーメン、アームユニットの変異器官版バイオアームなどネタ向けなものもあります。

●人造変異(全8種)
 達成上昇系装備として、白兵/射撃判定に+1するビーネアイ(10経験点)、運動判定に+1するセリアンレッグ(11経験点)、隠密判定に+1するトアドストール(11経験点/マイナー使用・シーン中有効)が追加。何れもスタイル技能とほぼ同等ですが、前2つはそれぞれ複眼化・動物の脚になる(ついでに登場判定修正−1)、と引き換えにするものがあるため、安易には取れない代物です。

 また、生身のダメージに+2するエクスプロードがあります。



▼ ヴィークル
●地上車両(全5種)、航空機(全2種)、船舶(全5種)
 今回の目玉は車椅子のアームドホイール(I+2、SF1、防1/0/1、制0、2経験点)。なんとスロット1がついており、搭載兵器や前述の"ムーブフォート"が使用可能です。

 また、スタンダードな5人乗りセダンプロミネント(I+5、SF2、防3/3/4、ス2、制−1、6経験点)が追加。後述のオプション"エクストラシート"と合わせ、キャストが5人集まるとワゴン以外選択肢がなかった状況は改善されそうです。また若干値が張りますが、頑丈な7人乗りリムジンプレジデンシャル(I+5、SF2、防9/8/10、ス3、制−2、20経験点)もあります。

 また、新たなジャンルとして「船舶」が追加。洋上を舞台にしたシチュエーション等に活用できそうです。

 その他、ゲスト向けの高経験点装備として試作高速装甲車ダークタンブラー(150経験点)、日本軍の誇る戦闘ヘリ紅蜂(100経験点)、大型戦艦ネプチューンなどが追加されています。


●ドローン(全2種)
 "スプーキー"の弱体化版・ショー演出用のショーアシスタント、大型飛行ドローン蛾王(P+6、防7/6/8、SF2、ス5、制−2、隠−2、30経験点)が追加。後者は経験点こそかかりますがスロット数が5と経験点の割に飛び抜けて多いのが特徴です。
  飛竜?知らない子ですね・・・


●ヴィークルオプション(全8種)
 FS判定導入の関係もあり乗員需要が増えたところで、乗員に+1するエクストラシート(5経験点、重複可)が追加。イザというときの人数調整に便利です。

 また、達成値上昇系として信用判定に+1するエニストア(5経験点)、登場判定&情報収集に+1するスーパーナヴィ(10経験点)、同乗者1人の射撃に+1するキャリエージ(10経験点)などが追加。前者2つは経験点効率も高く優秀といえます。

 その他、登場判定ペナルティを1緩和する覆威(7経験点)が追加。愛車やドローンのサンクチュアリ対策などに。



▼ カルチャーウェア
●ファッション(全11種)、コスメティック(全8種)
 データ的に効果があるのは、前述のまとめに記載した達成値上昇系、アンダーーウェアのリスキー(交渉+1(スーツ非装着時)/10経験点)・スーツのオンリーワン(〈名声〉+1/8経験点)と紅月(自我+1/12経験点)、精神ダメージ2点軽減の霞美(10経験点/任意(肌))。

 また、声が変わる安価なサービスリップや文字を表示する仮面フェイスボードといった小道具が掲載されています。



▼ その他
●ツール(全8種)
 目玉はなんといっても司政官の"お友達"限定ストラップイナガッキー人形(7経験点)。社会:N◎VAに+1する反面、コネ判定に−1の修正を受けます。
  行政府関係者皆コレ持ってるのか・・・ネタに使おう

 他、データ的に効果があるものでは3回までコネ判定に+1するメイシカード(7経験点)、芸術:弦楽器に+1するアンティークなヴァイオリンレッドネーロ(12経験点)、範囲(選択)へのレーザー攻撃を10軽減するフォグボール(10経験点/セットアップ使用・1カット)が掲載。

 また住居オプションとして、踏み入ったアヤカシに山札1枚の精神ダメージを与える呪符結界が追加されています。うっかりキャストに損害を与えないようご注意(一応洒落で済むのでネタに使う手もアリ)。



●サイコアプリケーション(全5種)
 ディストピア化したミトラスGARDEN向けのネタ装備プリズナー(3経験点)が追加。反市民活動どころかGARDEN側への敵意や不満を抱くだけで[精神崩壊]する挙句、何のメリットもないステキ仕様です。

 他、トループ専用前のめり装備群団(8経験点/ダメージ+2&ドッジー1)、サイコアプリの登場判定修正に+1(最大0)するHEYONなどがあります。


●ドラッグ(全5種)
 使用したシーン中、精神ダメージを2点軽減するルードイン(6経験点)や医療判定に+1するニアワーカー(7経験点)が安価で強力。

 また、地味に無くて難儀していたシガレット・ビターシュガーが追加。演出のオトモにひとつ。


●マジックアイテム(全11種)
 目を引くのがウェット専用で【CSベース】に+6する風火符(7経験点/セットアップ使用・シーン中有効)。要はウェット専用の"閃鋼"です。1経験点安い反面、部位「護符」を消費する点が一応の欠点といえます。
  使い捨てと思しき記載もありますが回数制限も無く使い捨てでもありません。書き忘れ?

 他、前述しましたが効果値を上げるものが多数追加。〈霊査〉〈分身〉〈治癒〉などの達成値を上昇するもの他、1アクト1回・シーン中与えるバサラ・マヤカシ・アヤカシのスタイル技能でのダメージに+3する封印具(20経験点)、達成値に+3する怨霊鏡(40経験点/シーン終了時山札3枚分の精神ダメージ)といった中二成分溢れるものも。
  後者は余った《守護神》や《霧散》を使うのに役立ちまs・・・おっと誰か来たようだ


▼ サービス
●ソーシャル(全5種)
 レッガー専用・社会ストリートに+1する符牒(2経験点)、クロマク専用・コネ判定に+1する黒革手帳(4経験点)は何れもスタイルが合うなら必携の装備。また社会:社交界&軌道に+1するVIPキーもアクトによっては活躍できます。

 また、社会ダメージに+2する番組枠(7経験点)が追加。前述の"シュートキット"もそうですが、すっごくトーキー専用っぽい説明文の割にだれでも使えるのがポイント。STOP The 思い込み。


●バックグラウンド(全2種)
 何れも部位が「任意(バックグラウンド)」のため、他と併用可能なもの2つが追加。
 1つはバックグラウンドの隠匿値に+3するシークレットライフ(5経験点)。主にマキノイド隠し用でしょうか。
 もう1つは精神ダメーッジ2点軽減&感情の制御値に+1するドライハート。むせる雰囲気を醸し出すキャラクターに是非。


  ■その他の掲載情報
▼ クオート
 公募の結果採用されたクオートのまとめはこちら。今回の食べ物枠はタコ焼き。P175"鈴吹太郎賞"もお見逃しなく。
  正直この辺考えるのが苦手なもので、うまく短い文にネタを盛り込むもんだなぁ・・・と感心してみたり。
  個人的にどストライクだったのが"N◎VA一の殺し屋"。ええ、ロートルです。

▼ 各種情報
 ワールドガイドの目玉はいつのまにやらディストピア化した"ミトラスGARDEN"。「聖域(サンクチュアリ)」と呼ばれる都市内部と無政府・無秩序の混沌街"アンダーシティ"の二面性を持つ都市が全6ページで紹介されています。
 また、定番のヒルコ天国"オーサカM○●N"&アヤカシの楽園"カムイST☆R"(何れも4ページ)も勿論掲載。以降は各1ページずつですが、北米の積層都市"ニューフォート"、夏最大のメガプレックス"ホンコンHEAVEN"、軌道エレベータを擁する軌道の入り口"キャンベラAXYZ"、欧州の都"ヴィル・ヌーヴ・ルテチア"、ロシア最大のドーム都市"モスクワゴエルロ"、アヤカシに支配された夜の楽園"ヴラド・コロニー"、南米・ジャンクヤードの街"ブエナIЯA"、東南アジアの商業都市"シンガポール"が紹介されています。
  ヴォイドアヴェニューの不思議少女エステルは26歳で少女だから不思議なのか、不思議な少女が26歳なのか。

 パーソナリティ関連では、ミトラスGARDENの防衛隊長やアンダータウンの大物フィクサー、新・北米大統領が新たに登場。別人の如く成長したハーヴェイ・王やSSSに登場した黄紫星をはじめ、マダムM○●N、キース・シュナイダー、御門忍といったおなじみの面々の他、人形の魔王や、あからさまにBIOSと繋がりのあるM○●Nの最大手ヤクザ・天津組の組長などが掲載。
 また組織関連ではミトラス・M○●N・ST☆Rそれぞれの組織が掲載。個人的には、天津組に敗れ弱小組織と化した秋川会の頭が非常にヒロイン的で気になるところ。


▼ FS判定
 新規追加ルールのFS判定向けに、チェイス(ヴィークル/生身)・ハッキング・ダンジョンの3つのランダムイベントチャート、爆弾解体・骨董品回収・試作品強奪(2つ1セット)といったサンプルFS判定表が追加。実際のFS判定運用の参考に便利です。

▼ NPCデータ
 ゲスト6種が新たに追加。今回は一応防御も考慮されており、防具以外はそれなりのスペック。
 また、トループ6種が追加。TOS掲載分かそれ以上に火力が高く、またリアクションも一応考慮されているのがポイント。また、地味にトループでも〈血脈:獣の一族〉でダメージ治癒が可能な事が判明しました。
  〈再生〉エニグマとかもアリということッッ

▼ 付属シナリオ
 付属シナリオが2本掲載。何れもクイックスタート推奨。前後編ではなく、ハンドアウトのスタイルもカブト・イヌ以外はシナリオ1と2で異なります。
  2本目がラブライドルマスター的なアレでタイトルがサプリメントと同じ"Cross The Line"。FEARの本気を見た







すぺしゃるさんくす:blasphemy様
作成者:Tryarks(三元の間)


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