■ 上級ルールブック概要
【FEAR公式ページ】より、
アリアンロッドRPG 2E エリンディル西方ガイド
掲載内容はタイトルのとおりエリンディル西方のワールドガイド47ページ、エリンディルに伝わる伝説18種とそれに纏わる
レジェンドデータ18+8種、伝説シナリオの作成など。
また、追加データとして地方クラスが5種と各クラスに対応したサンプルキャラクター、武器13種、防具5種、装身具5種、道具21種、マジックアイテム26種、
追加エネミー11種と、ネームドエネミー25種&エクストラドロップ23種が掲載。
他、リメイクされたランダムダンジョンルールと、キャンペーン・シナリオ2本(1話・10話)とシナリオフック8本(2〜9話、
ランダムダンジョンルール使用)も掲載されています。
尚、本レビューではクラススキルを中心に、「旧版の仕様の違い」を主軸としてにレビューしていきます。
■ 地方クラス
地方クラススキルも2Eになり、新クラス・ドルイドを加えリニューアル。既存クラスは大半のスキルに変更が見られます。
また、新たにバッドステータスとして恐怖(与えた対象に行う判定−2d/メインプロセス終了後回復)、
衰弱(行為判定ごとに[強度×5]点のHPロス/スキルorアイテム使用で回復)、縛鎖(セットアップスキル使用不可/セットアップ終了後回復)が追加。
また、グラディエイター向けに決戦状態(1対1でエンゲージ時に宣言・封鎖発生/乱入されると解除)が
定義されています。
● ドルイド
"霧の森"の女王エアルフィンに仕え、妖魔や魔族の監視・討伐を目的としているエルダナーンを中心とした地方クラス・ドルイド。
対妖魔・魔獣・魔族スキルや感知関連のスキルが揃っています。
個人的には攻撃ついでに識別できる《ディテクトアタック》を主軸に、感知中心で組むと強力という印象です。
▼対妖魔系
妖魔・魔獣・魔族に効果が限定されたスキルが結構あります。限定されているわりに効果のほどは・・・ゲフンゴフン
(※一部を除き「妖魔・魔獣・魔族が対象の場合に限り」は割愛して表記します)
なかなか強力なのがマイナーで使用・武器を光属性に変更し妖魔・魔獣・魔族相手なら魔法防御0として扱う《フォースウェポン》。
1シナリオSL回(最大SL3)の制限はあるもののシーン中効果が継続するため使い勝手がいいスキルです。
ダメージロール直前に使用してダメージを与えた対象に1シーンSL回スリップを与える《イビルベイン》、またそれと同時に使用して
ダメージに+2dする《インペイルメント》も攻撃補助としてはそこそこ便利。
パッシブスキルとしては、ダメージに+SL×2+2(妖魔系以外は+SL+2)する《アンチイビル》、
シーン中に妖魔・魔獣・魔族が健在ならダメージに+1dする《ホーリーサイド》がありますが、
限定的なわりに効果は普通より少し強い程度です。
その他、メジャーで使用・貫通ダメージの武器攻撃を行う《イビルハント》もありますが、これは将来的に
使われなくなる&《フォースウェポン》と立ち位置がかぶるため微妙なところ。
またマイナーで使用しダメージを与えた対象に毒(2)を与える《イビルベナム》がありますが、これも
効果としては微妙です。
他にも妖魔・魔獣・魔族にエンゲージしても移動が終了しない&移動力に+5するムーブアクションスキル
《エルーシブステップ》があります。
▼感知系
パッシブスキルとして、攻撃の命中判定を感知に変更する《アキュートアーツ》、
同じくエネミー隙別を感知に変更する《センスエネミー》、
そして感知判定に+SL+1する《ドルイドマスター》があります。
また特筆すべきスキルとして、《センスエネミー》前提のパッシブスキルとしてダメージを与えた対象に
即座にエネミー識別を行う《ディテクトアタック》があります。
特に対象数に制限もなく、範囲攻撃後に一斉識別が行える(と思われる)ため、
対集団戦において相手の戦力を即座に把握するのに役立ちそうです。
その他、《ドルイドマスター》SL5前提・1シナリオ3回まで回避判定を感知に変更する
《スレイトドッジ》があります。・・・これは回数制限がちょっと微妙なところです。
▼セットアップ使用系
セットアップに使うスキルもそこそこ数があります。
特に便利なのは至近の味方1人が戦闘移動ないし封鎖されていないエンゲージから
離脱できる《スクリーン》。戦術面でかなり役に立ちます。
また、《アンチイビル》SL5前提の1シーン1回制限・一度だけ受けたを−SL×10(最大SL3)する《イビルキラー》があります。
ダメージ軽減系としての値は大きいものの、前提がある割にやや微妙な感はあります。
他、ダメージ増加系として、
対象がラウンド中行うダメージに+SLd6(最大SL3)する《エディクト》、
1シーン1回まで、自身に使用し妖魔・魔獣・魔族に与えるダメージにラウンド中+[感知]する《プレデタリーセンス》、
同じく1シーン1回まで、対象がラウンド中行うダメージに+SL×5(最大SL5)する《ミスルトゥパワー》があります。
ラウンド中効果が持続するため、特に複数回攻撃(行動)との相性が抜群です。
▼ムーブアクション系
ムーブアクションで使用するスキルとして、
ラウンド中命中・回避に+SL+1する《ミラージュステップ》、
1シーン1回、移動後にムーブアクションのスキルを使用できる《ムービングセット》
があります。前者は悪くはないのですが、使用毎にコストが消費されるのと、手番になるまで
使用できない(=早い相手のリアクションには使えない)のがネックです。
▼片手空き系
片手が空いているときの攻撃&物理防御に+SL×2(最大SL5)するパッシブスキル《ハンターアーツ》、
《ハンターアーツ》SL5前提として同じく片手が空いているときの攻撃&魔法防御に+SL×2(最大SL3)する
パッシブスキル《マスターアーツ》があります。前提がやや厳しい割には効果が微妙な印象です。
▼ダメージ増加系
マイナーで使用し消費HP×10(LV×10まで、最大LV3)をダメージに乗せる《フォースインパクト》、
《エディクト》前提・ダメージロール直前に使用し1シーン1回まで消費MP×10(LV×10まで、最大LV3)を
ダメージに乗せる《オファリング》があります。何れも増加分のダメージでいえばなかなかの数字ですが、
その分制限やコストがやや高めといえます。
▼その他系
変わったところでは自身以外のカバーした対象の物理&魔法防御力を+SL×3(最大SL3・コスト8)する
《アプリエシエイト》。メインプロセス中効果が続くため、状況次第では高い効果を発揮しそうです。
また1シーン1回まで、クリンナップに自身以外の至近対象のHPを3d+CL×2回復する《ミスルトゥバイタリティ》、
自身以外の感知判定に+1dする《ワーニング》といったユニークなスキルがあります。
● グラディエイター
全体的に強化傾向。火力の底上げスキルに磨きがかかっており、上級以降でも役立つのが強みです。
《ファイトアピール》《ナローシェイブ》《ビーストロアー》など、旧版の人気スキルは何れも仕様変更が入っています。
▼新スキル
《アームズマスタリー》が追加。効果は他と同じですが、対象制限がないのが強みです。
▼決戦状態系
旧版では空気だった決戦状態を前提とするスキルが全般的に見直されています。
まずは決戦状態を作り出すためのスキルから。《ワンオンワン》は攻撃が対象:単体※になるペナルティが追加(マイナーで解除可能の記述追加)と弱体化。
また《メイクステージ》が、1シーン1回、自身がいる決戦状態のエンゲージに他人が突入できなくする効果に変更・
戦術的な使い方が変更になりました。ちなみに決戦状態が解除された際の処理が書いていませんが、効果消滅が妥当でしょう(バグるので)。
お次はダメージ関連。メジャーアクション攻撃スキルだった《エキサイトバトル》がパッシヴ・ダメージ+SLd6に変更されました。前提あり
とはいえパッシヴダメージSLd6のため、取得価値はアリといえます。
また《ラストブロウ》のコストがHPロストを含めなくなり、追加ダメージが+SL×3d6(最大SL3)と大幅強化されました。
相変わらず微妙なあたりでは《ヘルインセル》の効果がMP減少→威圧に変更され、判定+SL×2の効果が追加(最大SL5→3)。
また、関連スキルとして《フェイスダウン》の効果が「威圧を与えた際ノックバック(2)追加」に変更されています。
決戦状態の相手を押し出す意味はあるのかといえば・・・うーん。←勘違い。2Eのノックバックは行動値減少でした。
その他、《ラストスタンド》の前提が《デュエルファイト》(既存性能のまま)SL5に変更され、前提スキルが有用なものに変更されました。
▼全裸系
《サバイブ》が自動取得ではなくなり、効果も物理防御SL×2+5・魔法防御SL(最大SL5)と弱体化。一方
《アンブレイカブルボディ》の取得条件が《サバイブ》SL5に変更、物理&魔法防御+CLに変更。高レベルなら
強化されたといえます。
また《フットワーク》の効果が回避は+SLに低下したものの、白兵攻撃のダメージ+SL×2(最大SL3)と、
一長一短の仕様変更が入りました。
▼火力増強系
何気に便利だった《ナローシェイブ》が「複数対象攻撃時、ダメージ+SLd6(最大SL3)」に変更。範囲攻撃は他で賄う必要が出てきました。
複数対象攻撃を前提と考えるキャラクターなら取得価値は高いでしょう。
また《ファイトアピール》のタイミングがムーブアクションになり、効果が+SL×5→+SL×3に低下・最大SL3→5に上昇。
1レベルごとの効果値が低下した反面、大幅に使いやすくなっています。
他、《フューリーブラッド》のダメージ上昇値が+3→+SL+2と強化されました。3回使用で+ダメージ15と、こちらは純粋な強化です。
▼その他
どっちかといえば味方離脱に使われていた《ビーストロアー》は判定+SL×2(最大SL3)、封鎖時移動不可に変更。
また同スキルの範囲化を行う《ライオンハウル》に「離脱する方向はすべて同じ」旨の記述が追加されており、
対敵性能は強化されたものの、味方に対しては若干使い難くなっています。
また微妙スキルだった《チャンピオン》での取得金額がCL×500G(最大SL5→1)に変更。大幅強化されました。
他、《アップリフト》《ターゲットオン》《パシスタンス》《バトルセンス》《アンリミテッドマインド》がほぼ既存性能のまま掲載されています。
その他、以下の変更が入りました。
《クラン=ベル・スタイル》 バッドステータスによる制限が削除
《ダーティファイト》 [転倒]か[放心]→[スタン]か[スリップ]に変更、1シーンSL回の制限追加(最大SL3)
《ブロッキング》 離脱に対する判定の達成値上昇削除(最大SL5→1)、解除条件に自身の移動が追加、1シーン1回の制限追加
● シャーマン
自動取得スキル《ディビレテイト》以外がいまいちパっとしなかったシャーマン。今回は
ほぼ全面的に強化されており、特に嫌がらせスキルに磨きがかかっています。
▼バッドステータス付与系
新バッドステータス追加にあわせ、それぞれ以下のように変更されています。タイミング変更はやや痛手ですが、
わざわざ攻撃してノーダメージという状況はそう無いと思われるため大きな差ではないでしょう。
新規バッドステータスとしてはコンスタントに使える衰弱、続けてセットアップを奪う縛鎖が便利です。
《アニスゼティク》 タイミングがダメージロール直前、マヒ→縛鎖に変更
《ディストラント》 タイミングがダメージロール直前、放心→恐怖に変更
《シックネス》 タイミングがダメージロール直前、重圧→衰弱(SL)に変更(最大SL3)
▼判定妨害系
強力な自動取得スキル《ディビレテイト》は1シーン1回(最大SL1)に変更。まあそれでも便利・・・のはず。
一方《サンドクラウド》の使用タイミングが判定終了後に使用・判定ダイスひとつを無視させる効果に変更(コスト−、最大SL1)。
こちらは1シナリオ1回ですが、クリティカル(とファンブル)潰しとして活躍できるといえます。
また、《タングル》《フォッグミラージュ》もそれぞれ《サンドクラウド》のリアクション判定版・魔術判定版として
効果が完全に変更されています。
これらにあわせて《ファストチャネル》の効果が変更。「1シナリオ1回だけ《サンドクラウド》《タングル》《フォッグミラージュ》
のうち1つの使用回数を1回分回復」になりました(コスト12→15に増加、最大SL1)。
▼判定補助系
使いどころが少なかった《フォーチュネイト》の判定対象の制限が開放。一方、使用回数が1シナリオ3回に制限されており、
使用タイミングが判定前なこともあって効果としては未だ微妙なところです。
《リチュアルカース》は健在なため、
その前提と割りきるべきでしょうか。
▼移動妨害系
《オブストラクション》がタイミングがマイナー、効果が「続く攻撃でダメージを与えれば移動力−5(解除にメジャーが必要)」に変更。
一部の移動力が低めのエネミーになら役に立つ・・・はず。
同じく移動阻害関連では《スタンブル》のタイミングがセットアップ→メジャー(最大SL5→3)に変更。
とはいえ今作のエネミーは全体的に移動力がかなり低下しており、以前より使えるケースもあると思います。
▼防御低下系
《フラザイル》の性能は据え置きですが、《シリアスディジーズ》による防御低下値がSL×2+5→SL×5+5に変更。大幅強化されました。
▼ダメージ低下系
《ダラード》《ラスティ》が何れも1シーン1回→1ラウンド1回に強化。
対範囲攻撃エネミー相手に気兼ねなく活躍できるようになりました。
▼ダメージ上昇系
《ピアシングペイン》のタイミングがダメージロール直前、武器攻撃ダメージを貫通ダメージに変更する効果に変更(コスト8→6に低下)。
1シーンSL回(最大SL3)の制限があるものの、悪くないレベルといえます。
▼その他
他、《ハーミット》《フラザイル》《プリセプト:アンアーム》《プリセプト:デバウト》《プリセプト:テンパランス》《プリセプト:ネイキッド》
《ソウルブレイカー》《リジッドプリセプト》がほぼ既存性能のまま掲載されています。
その他、以下の変更が入りました。
《アブソーブ》 ダメージが2d+5に減少、回復量がSL×5に強化
《デイメア》 ダメージが2d+5の貫通ダメージに変更、コスト9→7、最大SL5→1に低下
《フォビドゥンカース》前提スキルのレベルが5に増加
● バイキング
特徴的な遊泳前提スキルが強化されています。肉食ってる場合じゃねえ!(ガタッ
▼水中前提系
早速、遊泳前提スキルから。概ね強化されたといっていいでしょう。
前提となる《アクアスタンス》ですが、コストが低下(7→3)し、遊泳状態のペナルティが
無視できるよう強化されています(《スイミング》の効果からは削除)。
また、自動取得スキルだった《セルフプライド》がダメージに+SLd6(最大SL3)するパッシブスキルに変更。
遊泳状態は前提が作りやすいため、純粋にパッシブダメージ増加は強力といえます。
また、《ウェーブライド》の使用タイミングがムーブアクション、効果が
「移動力+SL×5で戦闘移動、移動した場合命中+1d」に変更(最大SL1→3)。
《ラッシュ》増強用としては《アサルトダッシュ》とタイミングがかぶり、最大SLの関係で最大強化時の威力こそ劣るものの、
コスト面、「移動しない場合命中1dが乗らないだけ」、上級クラス前に取得できる、という3点で勝ります。
《スイミング》(最大SL5→3に低下&遊泳ペナルティ無効が削除)とあわせ、
ナイト志望なら10レベル以前に取得しておくと便利といえます。
一方《ダイビング》のタイミングがマイナー→ムーブアクションに変更。
また《ディープダイブ》が1シナリオSL回(最大SL5)、《ダイビング》使用時隠密状態になる効果に変更
されており、隠密前提キャラのバイキング率が上昇しました(多分)。
他では、《メイルシュトローム》の使用タイミングがダメージロール直前、効果が「ダメージを水属性の魔法ダメージに変更・
ダメージ+SL×2d(最大SL3)」に変更。1シーン1回の制限があり若干微妙といえます。
また《スキップジャック》は旧版性能のまま健在。《シャークバイト》がマヒ→スタンになった以外変更なしです。
▼ギルドメンバー強化系
遊泳系スキルと同様、バイキングの特徴的なスキル・ギルドメンバーに大してのみ効果を発揮するスキル群。弱体はほぼ無く、
強化・追加が見られますが、全体としては旧版から大きな変化はありません。
新規に自身以外のHP回復スキルと同時に使用・回復量に+SL×2(最大SL5・コスト5)する新スキル《シーシャンティ》が追加されました。
ダイスを振らない回復にも効果があるのが強みですが、効果に対しては若干コストが重めでしょうか。
既存のスキルとしては、《フックアップ》の回数制限が削除、
《リリーヴ》のコストが増加(4→7)したものの自身がバッドステータスを受ける効果が削除されるなど、
地味なところが強化されています。
また《キャプテン》《ゴーサイン》《フレンドシップ》《ボーディング》《アドミラル》が旧版性能のまま掲載
されています。
尚、《セイラーソウル》の最大SLが3になっているものの本文の記述に変更がなく、誤植と思われます。
▼その他
《フィンジアスソング》が1ラウンド1回→1メインプロセスに1回に変更&ギルドメンバー制限が解除。
コストも安く、《プロテクション》に並ぶダメージ軽減スキルとして役立つようになりました。
他、《アウトセル》がほぼ既存性能のまま掲載されています。
その他、以下の変更が入りました。
《イートザミート》 コスト−に変更
《ミートディッシュ》 《クッキング》から名称変更
《アックスブーメラン》 ルール変更に伴い、射程が変更(15m→[10+筋力]m)
《インバートアタック》 転倒→スリップに変更、コスト6→4に低下
《ファインディング》 1シナリオSL回→1シーン1回に変更(最大SL5→1)
《ドロウニング》 精神対決勝利時の効果が「相手の判定−1d」に変更、1シーンSL回の制限追加
● ヒーラー
ちなみに一部スキルのクリティカル効果としてお金を消費せずにすむ「Gなし」が追加されました。
▼新スキル
新スキルとしてルネスエッグをSL×2個取得する《スペシャルエッグ》、
同様にルネスドリンクをSL×2個取得する《スペシャルドリンク》が追加。
旧版と異なり、ルネスエッグにHP2d6回復効果が追加、ルネスドリンクは
マイナーアクションで使用可能になっています。
また、1シーン1回ドロップ品に加えてポーション(SLで選択肢増加)を1つ作成する《パーチ》が追加。
5レベルでEXHPポーションも選択肢に加わります。
▼その他
自動取得スキルだった《ハーバルロア》は効果が+CL→SL×2(最大SL5)と数字こそ変わらないものの
スキル枠的に微妙な効果に変更されています。
一方《シロップ》《ハーブティ》が1ラウンド1回制限が付いた代わりに、行動済みの制約が削除。一気に使いやすくなりました。
また《トードオイル》が食料・料理にも効果適当に変更&タイミングがムーブアクションに変更
されたため、《イートザミート》強化にも使えるようになっています(ついでに消費金額が40G→50Gに微増)。
ちなみに《アロマフラッド》の効果を望まない場合回避が必要なように変更。何故かクリティカル効果が「Gなし」に
なっていますが以前と異なり消費金額がかかれていません。どちらかの誤植でしょうか。
他、《アイアンソルト》《スティミュラント》《サプリメント》《スピードエイド》《トランキライザー》
《バシネイション》《パヒューム》《ファラウェイ》《プライムオイル》《ポイズンアップル》
《マイトレーション》《レギュラー》がほぼ既存性能のまま掲載されています。
その他、以下の変更が入りました。
《オイントメント》 自動成功→知力判定に変更
《ブーストハーブ》 自動成功→知力判定、効果が行動値+SL×2に変更
《ペスティサイド》 自動成功→知力判定、効果がリアクション判定−1dに変更
《マージナルハーブ》 効果対象に呪歌判定が追加
《ニュートラライズ》 自動成功→知力判定、範囲が至近→10mに強化
《エキサイトリュフ》 ブーストハーブの効果に+5・消費金額400Gに変更
《プリザーベイション》 個数+SL→+5に変更(最大SL5→1)
■ その他の追加データ
●アイテム
▼普通アイテム
武器13種、防具5種、装身具5種、道具21種が追加。道具の中では
弓のダメージに+3dする"ベネットの矢"、錬金銃の攻撃対象を範囲(選択)にする"爆裂弾"が
高額消耗品だけあってか強力。
またシナリオ中CLに+1する"ボグシーチ料理"やシナリオ終了まで最大HPに+1する
安価な"フィッシュ&チップス"、マイナーで使用しシーン中行動値に+2する"ルネスパン"など
戦闘補助系の消耗品が複数追加されました。
その他、変わったところでは武器にエネミースキル《霧化》《霧の体》を
無効化する効果を付与する"ミスリルコーティング"があります。
▼マジックアイテム
マジックアイテム26種が追加。中でも
ダメージが抜ければ15点MPロス追加の格闘武器"悪夢の爪"、リアクション−1dの短剣"飛影刃"とダメージ軽減不可の短剣"バトルスライサー"、
命中すればスリップを与える斧"マジカルスコップ"、クリティカルしてダメージが抜ければマヒ+スタンを与える打撃"ネコパンチハンマー"、
HPダメージを与えれば飛行解除&ノックバック(2)を与える鞭"レテ"などが副効果が強力。
またクリティカルの度にMPが5回復する"デュエルドレス"も便利です。
●エネミー
正直物足りない感満載だったエネミーですが、ネームドエネミーの掲載で一気に問題解決(多分)。
またサンプルシナリオのボスキャラクターなどは11レベル〜のPCが戦う相手としてはかなり強力であり、
GMにとってひとつの参考基準となるのではないでしょうか。